2021-01-21
2021年本屋大賞ノミネート作品発表!全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本
▼2021年本屋大賞が発表されました!
目次
本屋大賞とは
「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本」をテーマに設立。2021年で第18回目。新刊書書店(オンライン含む)で働く書店員投票方式で、大賞が決定されます。
2021年本屋大賞対象作品「2019年12月1日~2020年11月30日の間に刊行された(奥付に準拠)日本の小説(判型問わずオリジナルの小説)」から、全国書店員による一次投票の上位10作品がノミネート作品として発表されました。
この10作品から二次投票が行われます。
それでは、さっそく2021年ノミネート作品をご紹介します!
『犬がいた季節』伊吹有喜/双葉社
1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。
『お探し物は図書室まで』青山美智子/ポプラ社
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
『推し、燃ゆ』宇佐見りん/河出書房新社
逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上しーー。デビュー作『かか』が三島賞候補の21歳、圧巻の第二作。
『逆ソクラテス』伊坂幸太郎/集英社
敵は、先入観。世界をひっくり返せ! 伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負! 無上の短編5編(書き下ろし3編を含む)を収録。<収録作>「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」
『この本を盗む者は』深緑野分/KADOKAWA
「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れてーー。「呪われて、読む。そして書くーー私たちは!」森見登美彦氏 推薦!※電子書籍版には特典として、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーを収録しています。
『52ヘルツのクジラたち』町田そのこ/中央公論新社
自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。
孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる
注目の女性作家・町田そのこの初長編作品!
『自転しながら公転する』山本文緒/新潮社
東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、地元のアウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。
『八月の銀の雪』伊与原新/新潮社
不愛想で手際が悪いーー。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。
『滅びの前のシャングリラ』凪良ゆう/中央公論新社
「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。
なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」
一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのかーー。
圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。
『オルタネート』加藤シゲアキ/新潮社
※未電子化
大賞発表は4月上旬。大賞を予想しながら、ぜひ10作品読破に挑戦ください!
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