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2021-01-26

極限状況に追い詰められていく人々を描く漫画

極限状況に追い詰められていく人々を描く漫画

幸せ、あるいは退屈でも平穏な日常を過ごしていた人々が、突然の危険に晒されます。平穏な日常が失われ、極限状態に追い詰められた人々のパニック、サバイバル、SF、デスゲームが繰り広げられる5作品をピックアップしました。

マンガペディア

『今際の国のアリス』/麻生羽呂

主人公の男子高校生・有栖良平は、勉強もスポーツも自信がなく、将来に不安を抱え思い悩んでいた。そんなある日、友人と花火を見に行くが、突然意識が遠のく。気を取り戻した時には、見慣れていた平穏な世界は、荒廃した世界へと一変していた。有栖良平たちは、極限状況の中で生き残るために、命を賭けたゲームに参加することになる。

本作の主人公・有栖良平は、将来に不安を抱え、現実から逃げたがっていた男子高校生です。それゆえ有栖良平は、突然平穏な日常が失われ、目の前に現れた「荒廃した世界」が、「今際の国」と呼ばれる異世界だと気付いてからもはしゃいでいました。しかし有栖良平は、「今際の国」で生き延びるためには、夜な夜な開催される命がけの「げぇむ」に勝利し続けなければならないことを知ります。「今際の国」は、「げぇむ」に負けても「げぇむ」への参加を拒んでも殺されてしまう、死と隣り合わせの極限状況の世界だったのです。有栖良平は持ち前の鋭い洞察力と観察力を発揮し、悪意に満ちた数々の「げぇむ」を命がけでクリアしていきます。手に汗握る展開が目白押しの名作です。

『奴隷遊戯』/ヤマイナナミ, 木村隆志

主人公の男子高校生・市原海は、撮影した人間を捕獲するアプリ「SLAVE GO」で捕まえた人間が、実際に姿を消したことを知り不安に苛まれていた。市原海は、謎の人物・ウィルに、数日前から行方不明の幼馴染・伊達凛奈を預かっていると声をかけられる。ウィルが市原海を連れて行ったのは、地下都市・ソサエティだった。平穏な日常が失われ、不徳で残虐なゲームに巻き込まれていく。極限状況に陥った人間の業を描いたデスゲーム作品だ。

両親を誰かに殺されたことで、主人公の男子高校生・市原海の毎日は緊張に満ちた極限状況でした。海が、ヒロイン・伊達凛奈や友人たちのお陰で平穏な日常を取り戻した頃、謎のアプリ「SLAVE GO」への招待状が届きます。おもしろ半分で「SLAVE GO」をはじめた海でしたが、アプリ内で捕獲した人間が実際に行方不明になっていることを知り驚愕します。さらに凛奈も行方不明であると聞き、不安を覚えます。海は、凛奈の行方を知るという謎の人物・ウィルにより、地下都市「ソサエティ」に連行されます。そして「ソサエティ」で行われている、「SLAVE GO」で捕獲した人間を駒として用いる命を賭けたゲームへの参加を強いられます。拒否する海でしたが、ゲームに勝ち続けなければ殺されること、凛奈が他のプレイヤーに捕獲されており、彼女を自由にするためには莫大な資金が必要なことを知ります。海は凛奈を救い、平穏な日常を取り戻すために、様々なゲームに挑んでいきます。

『スプライト』/石川優吾

主人公の女子高校生・時任好子には、10年間、自宅に引きこもっている叔父・正午がいる。好子は食料や日用品の買い出しをしては、たびたび正午に届けていた。正午が住んでいるのは、42階建ての超高級マンションの最上階だ。ある日、好子は、友人と共に正午のマンションを訪れている最中、巨大地震と「黒い水」の津波に見舞われる。こうして好子は極限状況へと追い詰められていく。

主人公・時任好子は、平穏な日常が失われる前から彼女にのみ見えていた「黒い雪」のようなものを、災厄の予兆と捉えていました。実は、叔父・正午は、時任好子よりも以前から厄災が起きることを感じていたため、マンションの42階に引きこもっていたのです。巨大地震により起きた「黒い水」の津波は、時任好子たちのいるマンションの42階を残してすべてを飲み込んでしまいます。時任好子たちは、生き残った人々と避難生活を送ることになります。なんと、すべてを飲み込んだ「黒い水」は「時間を可視化したもの」であり、時任好子たちは世界の謎を解くために奔走することになります。本作には極限状態でのサバイバルとSF的要素が満載で、様々な楽しみかたができる作品です。

『リミット』/すえのぶけいこ

主人公の女子高校生・今野水希は、クラスの絶対的支配者のグループに属して要領よく毎日を送っていた。 ところがある日、学校行事でキャンプ場に向かっている途中で事故に遭う。運転手が突然死してしまい、バスが谷底に転落してしまったのだ。生き残ったのは水希を含めてもたった5人。水希たちは平穏な日常から極限状況へと投げ込まれる。水希たちの平穏な日常が失われ、過酷なサバイバル生活の中で起こる人間ドラマを描いた作品だ。2013年にテレビドラマ化された。

主人公・今野水希は、中学時代にクラスで孤立していたことが原因で、高校では自分を護るため、クラスの頂点に立つ姫澤さくらのグループに所属しています。水希は、さくらが誰かに嫌がらせをする際に、次のターゲットにされたくない一心から手を貸していました。それゆえ水希は、さくらが執拗に嫌がらせをしていた盛重亜梨紗から恨まれています。また、水希は、自分が嫌がらせの対象となることを怖れない神矢知恵子のことを疎ましく思っていました。バス事故によりさくらが死亡したことで、水希の平穏な日常が失われます。武器を手にした亜梨紗は嫌がらせをしていた水希への復讐を目論んできます。クールで正義感が強い知恵子はクラスメイトの死を目前にしても冷静に対処し、水希を圧倒します。5人の女子高校生たちは、極限状況の中でそれぞれの想いをぶつけあいます。そして互いへの理解を深め、やがて和解していきます。救助困難な山奥でのサバイバル生活の中で生まれる、人間同士の葛藤や緊迫感が魅力となる作品です。

『エデンの檻』/山田恵庸

主人公の男子中学生・仙石アキラは、修学旅行でグアムから帰国する際に搭乗していた飛行機が、故障により未知のジャングルに不時着してしまう。そこは、かつて絶滅したはずの生物が生息し、謎の巨大遺跡が存在する島だった。アキラたちは、平穏な日常が失なわれた世界でサバイバル生活を強いられることになる。地図上に存在しない謎の島を舞台に描かれるサバイバル・サスペンス作品。

主人公・仙石アキラは、学校でたびたびイタズラを繰り返し、トラブルを引き起こしているお調子者。しかし、アキラは鋭い洞察力と行動力を持っています。謎の島で極限状況に陥りサバイバル生活をすることになった際には、仲間たちのリーダーとして頭角を現していきます。本作には、自然の脅威や人間同士の抗争により極限状況に追い詰められていくエピソードが多いです。人間の悪意や残酷さ、性的に過激なシーンも度々描かれています。極限状態に置かれた人々が、己の私利私欲から蛮行にでることも少なくありません。そんな状況にあって、アキラは、己の身を賭して仲間を救おうとします。ヒロイン・赤神りおんをはじめ、作品に登場する多くの女性キャラクターがアキラに惹かれていくのも納得です。

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