『チェンソーマン』は、次にくるマンガ大賞2019・コミックス部門第2位、そして『このマンガがすごい！2021』オトコ編第1位に輝いた今最もあつい新時代のダークファンタジーマンガです！「少年ジャンプ＋」にて連載中！ 今回は、今注目No.1の『チェンソーマン』がここまで人気となった理由、そして正体不明の美女マキマの魅力を徹底考察します。

この世は人間と悪魔が共存する世界。自殺した父親の借金を背負ったデンジは、相棒のポチタとともにデビルハンターとして僅かな金を稼いでいました。
デンジは決して裕福な暮らしなど望んでいません。ほしかったのは普通の生活。

しかし、まもなくデンジは悪魔の襲撃によって殺されてしまいます。
そこに相棒のポチタがデンジの体に入り込み、「悪魔と契約した人間」としてチェンソーマンが誕生しました。

頭にチェンソーが生え、おぞましい見た目になったデンジは悪魔をめった切りにします。
その後、瀕死状態のデンジの前に現れたのが、謎の美女マキマでした。

デンジは公安警察であるマキマの「ペット」として飼われることになります。
(ちなみに、はじめて女性(しかも美人)に優しくされたデンジはマキマに惚れてしまいました。)
しかし、彼女によってデンジの人生は大きく変わることになるのです…

デンジが暮らすことになった公安警察特異4課は、強力な悪魔を倒すための実験的部隊。
デンジと同じような、とても強い！けど目を離すと危険な魔人が多数所属しています。その中で、デンジとバディを組むことになったのが、元「血の悪魔」のパワー。

見た目は可愛いらしいですが、性格はとにかく大胆。

仲間の言うことを聞かずに突っ走る彼女に、デンジはいつもヘトヘトです。

ミスをしたときは人のせいにするところも…。
かなりお茶目なパワーですが、デンジとバディを組んで怖い悪魔たちを躊躇なく倒していくのは圧巻です！

正体がよくわからないデンジがマキマと親しくすることを、アキは気にいらず、会って早々に2人は喧嘩をしてしまいます。
アキは過去にマキマから恩があるらしく、彼女のことを上司としても、女性としても慕っていました。それもあって、デンジとは何かと衝突ばかり。
しかし、デンジの世話役でもあるアキは、先輩として厳しくもやさしくデンジの面倒をみる頼りがいあるイケメンです。

アキはデビルハンターとして生きることの意味をデンジ、そして我々読者にも教えてくれます。

『チェンソーマン』のもう1つの魅力は、圧倒的な戦闘シーンです。その迫力ある戦いぶりは、ただグロいだけでなく芸術的な世界観を作り上げています。

画面サイズいっぱいで描かれる、繊細なタッチの戦闘シーンは迫力満点で、読者を魅了します。

また、細部まで描写することによって、作品のリアル感が倍増し、登場人物の感情、そして悪魔の恐ろしさが強調されます。『チェンソーマン』はその芸術的な不気味さでオリジナルな世界観を作り上げています。

『チェンソーマン』では、たくさんの美人キャラクターが登場しますが、その中でも特に異彩を放つのが「マキマ」です。
公安対魔特異4課を取り仕切る彼女は『支配の悪魔』と契約をしており、彼女に対する攻撃を周りの人に分散させることで軽減させてしまうという無敵な能力を持っています。
公安の部下でも彼女を慕う人は数多く、魔人も(パワーですら！)彼女には逆らいません。
また、美しい容姿だけでなく、男を転がす能力もピカイチ。デンジもあっという間にマキマのとりこになってしまいました。

(これで引っかかってしまうデンジもちょろいのか…)

(なんでも叶えてくれる…！？)

しかし、ときおり見せる冷酷な顔がミステリアスな雰囲気を醸し出します。

実はマキマはデンジ、すなわち「チェンソーマン」についての「ある真実」を知っています。
公安でデンジを抱えることにした彼女の目的は一体何なのか…

人間と悪魔が混在する世界で突如誕生したチェンソーマンとは一体何者なのか？そして次第に明かさせる衝撃の真実たち…。第2部の展開にも目が離せません！

©藤本タツキ／集英社

いかがでしたか？まだ読んでいない方も一気に読んで、『チェンソーマン』の今後の展開を楽しみましょう！