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2021-03-29

大学の学部選びは慎重に!オススメ漫画5選

大学の学部選びは慎重に!オススメ漫画5選

キャンパスライフということばには甘美な青春の響きがあります。今回紹介するのはどれも、大学生活においての得難い日々を描いた作品です。多種多様な大学生活を描いた作品に触れて、そのキャンパスライフを夢想してみるのはいかがでしょうか。

マンガペディア

『第九の波濤』/草場道輝, 高谷智裕

都会育ちの青年が、ある女性に出会ったことがきっかけで入学した長崎の大学の水産学部を舞台に繰り広げる日常を描いた海洋水産キャンパスライフ漫画。東京育ちの海老原湊(えびはらみなと)は、父の法要で訪れた長崎で出会った、釣り好きの少女・平良凪子(たいらなぎこ)に一目惚れする。凪子を追って長崎大学の水産学部に入学する湊であったが、彼女は東京の水産大学へ進学していた。凪子がおらず失望する湊だが、厳しい大学生活はすでに始まっていた。

冒頭では、ファッションとSNSが趣味の典型的な都会っ子の湊。父の法要でおもむいた長崎で偶然磯料理屋に立ち寄り、平良兄妹と運命的な出会いをします。後に大学の先輩となるこわもての兄と、湊が一目惚れしてしまう妹の凪子です。釣りをする凪子のひたむきな姿に心を射抜かれる湊。彼女の進学先が水産大学だと聞き、自分の進学先を東京の大学から長崎大学の水産学部へと変更してしまいます。しかし凪子が長崎ではなく東京の水産大学に進学したことを知る湊。失望の中、過酷なキャンパスライフは幕を開けるのでした。軽薄ではあるが意外と気概のある湊の成長が描かれます。作者の出身地である長崎を舞台とし、リアルに水産学部の日常を描いた斬新で本格的な作品です。

『もやしもん』/石川雅之

菌を見ることができる青年が農業大学に進学し、仲間たちとともに過ごす学び舎の日常を描いた農業大学コメディ。家業がもやし(種麹)屋である主人公・沢木惣右衛門直保(さわきそうえもんただやす)。彼には菌を肉眼で見ることができるという能力があった。そんな彼が農業大学に入学し、仲間たちと騒々しくも楽しいキャンパスライフを過ごす。2007年、2012年にテレビアニメ化。2010年にテレビドラマ化。

沢木は祖父の古い友人である樹慶蔵(いつきけいぞう)教授のもと、研究室の個性的な仲間たちとともに発酵蔵に携わるなど、得難い大学生活を送ります。酒造をはじめ発酵食品に関する専門的な話題が詳しく解説されており非常にためになります。例えば第1話で登場する、アザラシのお腹にウミドリを詰めたイヌイットの伝統食品「キビヤック」などの発酵食品を本作で知ったという読者は少なくないでしょう。沢木の目から見た「かもす(発酵させる)ぞー」が口癖のA・オリゼー(麹菌)などデフォルメされた菌たちの姿もかわいらしく、グッズも多数発売され、人気を博しました。農業大学といった専門的な分野でのキャンパスライフを取り扱った作品の先駆であり、決定版です。

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『賢者の学び舎 防衛医科大学校物語』/山本亜季

最低限のコストで医師免許を取得するために、防衛医科大学校に入学した青年のハードな日々を描いた医療青春物語。父と離れて親戚の家で暮らしていた主人公の真木賢人(まきけんじん)は、誰にも頼らずに医師になることを目指し、学費無料・給与支給・全寮制という環境の防衛医科大学校に進学する。入寮早々、いきなり賢人は同期入学した継母(父の再婚相手)である伊奈波ハナレと遭遇するなど波乱に満ちた医学生生活をスタートさせる。

医官(自衛隊の医師)を養成するという特殊な学び舎での生活を描いた本作。不愛想で人に頼ることが苦手な、はた目には尊大に見える賢人でしたが、継母である奔放な性格のハナレや、世話係でノリが軽い軽尾(かるお)先輩、相部屋で厳しい指吸(ゆびすい)先輩らとの出会いを通じ、変わっていきます。医師と同時に自衛官を目指すということのみならず、継母と同期であるなど、設定は凝っているものの正統派の青春漫画です。上下関係が厳しい自衛隊の世界や、仲間との軋轢、継母との関係など波乱に満ちた生活での賢人の成長が第一の見どころですが、医官を目指すという特殊な環境をリアルに描いた、情報てんこ盛りの稀有な医学生ヒューマンドラマ作品です。

『アオイホノオ』/島本和彦

芸大生の主人公が、漫画家デビューを志し奮闘する日々を描いた自伝的熱血青春コメディ。1980年代初頭、大阪の芸術大学を舞台に、漫画家を目指す自信過剰気味の主人公の青年・焔燃(ほのおもゆる)の汗と青春の日々が描かれている。後にクリエイターとして頭角を現す同大学の学生なども登場し、当時のアニメ・漫画といったオタクカルチャー、またそれに触れた焔らの反応が実に克明に描写される。2014年にテレビドラマ化。

漫画家デビュー前の作者自身が感じたであろう喜怒哀楽が、作者の得意とする過剰に熱い描写で描かれます。『タッチ』のあだち充、『うる星やつら』の高橋留美子といった当時の新人漫画家や、同大学の出身者で後に「新世紀エヴァンゲリオン」などを手掛ける庵野秀明などが実名で登場するのも特徴です。その有り余る才能を目の当たりにし、当時まだ何者でもない焔は、絶えず激しく身もだえするような思いを抱きます。コメディタッチではありますが、その出口の見えない青春の日々に読者はひきつけられ、共感させられます。1980年代の空気感がリアルに描写されている点にも注目です。作者の代表作『吼えろペン』の前日譚としても読むことができる第一級の青春エンタテインメント作品です。

『数学女子』/安田まさえ

大学の数学科に通う理系女子の日常を描いた4コマ形式の数学青春漫画。K大学理学部数学科に通う落ちこぼれ気味の主人公・内山まなら4人の個性豊かな女子学生の数学愛あふれるキャンパスライフを描いた作品。高校時代は数学が得意であったが、大学の数学のレベルについていけず、悩ましい日々を送っているまな。周りは男子ばかりで華やかさがまるでない学び舎だが、同学科に通う女子との友情に支えられ、明るく過ごす日々であった。

マニアックな数学ネタも登場するなど、数学が好きな読者にはたまらないでしょう。巨乳でファンクラブまである世話好きの坂崎ゆみ、ギャンブル、特にパチンコが好きな渕上さえこ、暗号解読が得意な読書家の優等生・酒井ともといった、まな以外も個性的なK大学数学科女子の4人。そんな彼女らの少しマニアックな学生生活や恋愛など充実した日々が本作では描かれています。基本的に男社会の数学科でも、理系女子の4人は充実した日々を過ごしている様子。大多数の男子生徒はあまり取り上げられませんが、インドからの留学生のラマや、まなに恋する今田、下ネタ好きの下野など、こちらの面々も個性的です。日常系の漫画で変わり種が好きならば、とくにオススメできる作品です。

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