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2022-05-31

【2021年本屋大賞】『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ)に決定!ノミネート作品の順位と歴代受賞作品もご紹介します

【2021年本屋大賞】『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ)に決定!ノミネート作品の順位と歴代受賞作品もご紹介します

2021年本屋大賞が4月14日(水)に発表され、『52ヘルツのクジラたち』(町田そのこ/中央公論新社)が選ばれました! 本屋大賞・ノミネート作品と順位、翻訳部門大賞、歴代受賞作品をご紹介します。

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▼2022年本屋大賞が発表されました!

2021年本屋大賞と順位

本屋大賞『52ヘルツのクジラたち』/町田そのこ

自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。

孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会い、新たな魂の物語が生まれる。


注目の女性作家・町田そのこの初長編作品!

2位『お探し物は図書室まで』/青山美智子

お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか? 人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた町の小さな図書室。悩む人々の背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。

明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。

3位『犬がいた季節』/伊吹有喜

1988年夏の終わりのある日、高校に迷い込んだ一匹の白い子犬。「コーシロー」と名付けられ、以来、生徒とともに学校生活を送ってゆく。初年度に卒業していった、ある優しい少女の面影をずっと胸に秘めながら…。昭和から平成、そして令和へと続く時代を背景に、コーシローが見つめ続けた18歳の逡巡や決意を、瑞々しく描く青春小説の傑作。

4位『逆ソクラテス』/伊坂幸太郎

敵は、先入観。世界をひっくり返せ! 伊坂幸太郎史上、最高の読後感。デビュー20年目の真っ向勝負! 無上の短編5編(書き下ろし3編を含む)を収録。<収録作>「逆ソクラテス」「スロウではない」「非オプティマス」「アンスポーツマンライク」「逆ワシントン」

5位『自転しながら公転する』/山本文緒

東京のアパレルで働いていた都は母親の看病のため茨城の実家に戻り、地元のアウトレットのショップで店員として働き始めるが、職場ではセクハラなど問題続出、実家では両親共に体調を崩してしまい……。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなこと無理! ぐるぐる思い惑う都の人生の選択から目が離せない、共感度100%小説。

6位『八月の銀の雪』/伊与原新

不愛想で手際が悪いーー。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇。

7位『滅びの前のシャングリラ』/凪良ゆう

「明日死ねたら楽なのにとずっと夢見ていた。

なのに最期の最期になって、もう少し生きてみてもよかったと思っている」


一ヶ月後、小惑星が地球に衝突する。滅亡を前に荒廃していく世界の中で「人生をうまく生きられなかった」四人が、最期の時までをどう過ごすのかーー。

圧巻のラストに息を呑む。2020年本屋大賞作家が贈る心震わす傑作。

▼「凪良ゆう」関連記事

8位『オルタネート』/加藤シゲアキ

9位『推し、燃ゆ』/宇佐見りん

【第164回芥川賞受賞作】

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上しーー。デビュー作『かか』が第33回三島賞受賞。21歳、圧巻の第二作。

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10位『この本を盗む者は』/深緑野分

「ああ、読まなければよかった! これだから本は嫌いなのに!」書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、父の代わりに館を訪れていた深冬は残されたメッセージを目にする。“この本を盗む者は、魔術的現実主義の旗に追われる”本の呪いが発動し、街は侵食されるように物語の世界に姿を変えていく。泥棒を捕まえない限り世界が元に戻らないと知った深冬は、探偵が銃を手に陰謀に挑む話や、銀色の巨大な獣を巡る話など、様々な本の世界を冒険していく。やがて彼女自身にも変化が訪れてーー。「呪われて、読む。そして書くーー私たちは!」森見登美彦氏 推薦!※電子書籍版には特典として、カバーイラストコンペ応募作品のイラストギャラリーを収録しています。

▼『この本を盗む者は』漫画版発売中!

2021年本屋大賞 翻訳小説部門

翻訳小説部門 1位『ザリガニの鳴くところ』/ディーリア・オーエンズ

ノースカロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアはたったひとりで生きなければならなかった。読み書きを教えてくれた少年テイトに恋心を抱くが、彼は大学進学のため彼女を置いて去ってゆく。以来、村の人々に「湿地の少女」と呼ばれ蔑まれながらも、彼女は生き物が自然のままに生きる「ザリガニの鳴くところ」へと思いをはせて静かに暮らしていた。しかしあるとき、村の裕福な青年チェイスが彼女に近づく……みずみずしい自然に抱かれた少女の人生が不審死事件と交錯するとき、物語は予想を超える結末へ──。

翻訳小説部門 2位『神さまの貨物』/ジャン=クロード・グランベール

※未電子化

翻訳小説部門 3位『あの本は読まれているか 』/ラーラ・プレスコット

一冊の小説が世界を変える。

それを、証明しなければ。

冷戦下、CIAの女性たちがある小説を武器に超大国ソ連と戦う!

本国で出版契約金200万ドル(約2億円)のデビュー作

2020年海外ミステリ最高の話題作!!


冷戦下のアメリカ。ロシア移民の娘であるイリーナは、CIAにタイピストとして雇われるが、実はスパイの才能を見こまれており、訓練を受けてある特殊作戦に抜擢される。その作戦の目的は、反体制的だと見なされ、共産圏で禁書となっているボリス・パステルナークの小説『ドクトル・ジバゴ』をソ連国民の手に渡し、言論統制や検閲で迫害をおこなっているソ連の現状を知らしめることだった。──そう、文学の力で人々の意識を、そして世界を変えるのだ。一冊の小説を武器とし、危険な極秘任務に挑む女性たちを描く話題沸騰の傑作エンターテインメント!

2021年本屋大賞 発掘部門

発掘部門「超発掘本!」 『ない仕事の作り方』/みうらじゅん

「仏像ブーム」を牽引してきた第一人者であり、「マイブーム」や「ゆるキャラ」の名付け親としても知られるみうらじゅん。とはいえ、「テレビや雑誌で、そのサングラス&長髪姿を見かけるけれど、何が本業なのかわからない」「どうやって食っているんだろう?」と不思議に思っている人も多いのでは?

本書では、それまで世の中に「なかった仕事」を、企画、営業、接待も全部自分でやる「一人電通」という手法で作ってきた「みうらじゅんの仕事術」を、アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、過去の作品を例にあげながら丁寧に解説していきます。

「好きなことを仕事にしたい」、「会社という組織の中にいながらも、新しい何かを作り出したい」と願っている人たちに贈る、これまでに「ない」ビジネス書として話題となり、ロングセラーを続ける本書がいよいよ文庫に。

文庫版オリジナル企画として、「スペシャル対談 糸井重里×みうらじゅん」も掲載。

本屋大賞 歴代受賞作品

2020年本屋大賞『流浪の月』/凪良ゆう

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2019年本屋大賞『そして、バトンは渡された』/瀬尾まいこ

▼2019年本屋大賞『そして、バトンは渡された』関連記事

▼『そして、バトンは渡された』映画公開!

2018年本屋大賞『かがみの孤城』/辻村深月

▼2028年本屋大賞『かがみの孤城』関連記事

2017年本屋大賞『蜜蜂と遠雷』/恩田陸

▼スピンオフ作品『祝祭と予感』発売中!

2016年本屋大賞『羊と鋼の森』/宮下奈都

2015年本屋大賞『鹿の王』/上橋菜穂子

2014年本屋大賞『村上海賊の娘』/和田竜

2013年本屋大賞『海賊とよばれた男』/百田尚樹

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2012年本屋大賞『舟を編む』/三浦しをん

2011年本屋大賞『謎解きはディナーのあとで』/東川篤哉

2010年本屋大賞『天地明察』/冲方丁

2009年本屋大賞『告白』/湊かなえ

▼「湊かなえ」関連記事

2008年本屋大賞『 ゴールデンスランバー』/伊坂幸太郎

2007年本屋大賞『一瞬の風になれ』/佐藤多佳子

2006年本屋大賞『東京タワー オカンとボクと、 時々、オトン』/リリー・フランキー

※未電子化

2005年本屋大賞『夜のピクニック』/恩田陸

2004年本屋大賞『博士の愛した数式』/小川洋子

いかがでしたか。

よい本との出会いは、心を豊かにしてくれます。大賞作品だけではなくノミネート作品からも、お気に入りを見つけていただければ幸いです。

それでは、今日も素敵な読書のお時間を!

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