現在ご利用いただけません

「お知らせ」とは

2021-04-13

町工場、鉄工所の底力を見せつけてやる!オススメ漫画5選

町工場、鉄工所の底力を見せつけてやる!オススメ漫画5選

町工場や鉄工所は独自の技術やノウハウを持ち、日本のものづくりを支えています。今回は、そんな町工場や鉄工所が舞台となるオススメ漫画を5つ紹介していきます。あまり注目されないがとても重要なものづくりの仕事と、それに従事する人々の物語を見てみましょう。

マンガペディア

『黒鉄ボブスレー』/土屋雄民

とある町工場が、オリンピックで金メダルを狙えるボブスレーのソリづくりに挑戦する、エンターテインメント漫画。主人公の黒井鉄郎、通称テツは、父が社長をしている東京都大田区の町工場・黒井精機で、金属加工の職人として働いている。ある日、黒井精機にボブスレーで使うソリづくりの依頼が舞い込んできた。テツと黒井精機の仲間たちは、日本ボブスレー初の金メダルを目指し、最高のソリをつくるためにこれまで培ってきた技術を惜しみなく注ぎ込んでいく。

ボブスレーは、選手が専用のソリに乗って氷が張ったコースを滑走しタイムを競うスポーツです。ソリの最高時速は130キロ以上に達し「氷上のF1」という異名がついています。オリンピックの正式競技でもあり、多くの国の選手たちが金メダルを目指して日々練習を重ねているのですが、世界一になるには選手の努力だけでは足りません。重要なのはソリの性能。そのためより良いソリを求め、各国代表は世界的メーカーにソリづくりを依頼してきました。有名なのはフェラーリ、BMW、マクラーレンなど。ボブスレーはメーカー同士が技術力を競い合う競技でもあるのです。世界のトップメーカーに、ソリづくりなどしたことがない町工場の技術がどこまで太刀打ちできるのか。テツたちのありとあらゆる努力に注目しましょう。

▼『黒鉄ボブスレー』関連記事

『町工場カノジョ』/藤井みつる

町工場を継いだ女性と官僚の男性の恋を描いたラブストーリー。主人公の女性・やまとの実家は、町工場。彼女は父から町工場を受け継ぎ、社長として奮闘していた。ある日、やまとは小学生時代の幼なじみ・池上夏樹と久しぶりに再会。昔と変わらない彼の様子を見て、やまとは嬉しく思う。しかし官僚となった夏樹は、小さな町工場の良さを潰す「中小企業統廃合推進事業」を推し進めていた。不器用な2人の恋は、立場の違いからすれ違うことになる。

ある日やまとは、省庁勤めの男性たちとの合コンで幼なじみの夏樹と再会します。子供の頃から真面目で頭が良かった彼は、官僚になっていたのです。合コンはつまらなかったのですが、思いがけず再会できた幼なじみに触発されて、自分も頑張ろうという気持ちになれたやまと。そんなやまとの工場に、産業振興の集まりの通知が届きます。出席してみると、そこにいたのは夏樹を筆頭とした役人たち。彼らは日本の技術力の発展と保護のために、町工場を個々ではなく複数単位で共同・合資といった形にしようと考えていました。しかしそれは、小さい単位だからこそ発展してきた町工場の良さを潰すことに他なりません。町工場の社長であるやまとと、それを潰す政策を進める夏樹。正反対の立場となった2人の恋模様から目が離せません。

『ナッちゃん』/たなかじゅん

鉄工所を継いだ女性が、様々な困難を乗り越えて周囲からの信頼を勝ち取っていく職業漫画。舞台となるのは、近畿地方の下町にある小さな鉄工所・阪本工作所。主人公の阪本ナツコ、通称ナッちゃんは阪本工作所の娘で、優秀な技術者であった父親に幼い頃から様々な技術を教わり育った。父が亡くなり、鉄工所を継いだナツコだが、彼女を待ち受けていたのは困難の数々。しかしナツコはそれら一つ一つと真摯に向き合い、技術者として、経営者として成長していく。

少し前までは普通のOLだったナツコ。彼女が阪本工作所を継ぐことになったのは、父の死がきっかけでした。元々父の仕事に興味を持っており、彼の後ろをついて回っていたおかげでそれなりの技術力は持っていたナツコですが、いざ仕事を継いでみると上手くいきません。父は取引先から絶大な信頼を得ていた凄腕の技術者でしたが、ナツコは父に比べればまだまだ技術は稚拙。鉄工所は継げても、取引先の父に対する信頼までも受け継げるわけではありません。ナツコは父親と比較され、女であることで舐められ、さらには確執のある親類からの妨害やライバル企業との競争など、様々な問題に直面することになります。ナツコがこれらの問題にどう立ち向かい解決していくのかに注目しましょう。

『鉄工所にも花が咲く』/野村宗弘

とある鉄工所を舞台に繰り広げられる、人々の毎日を描いた職業漫画。物語の舞台となる鉄工所では個性豊かな人間たちが働いている。口うるさくヒステリックな女性塗装職人や、熟練の腕を持ち、家に帰らない溶接工。中国人の出稼ぎ労働者や、引っ込み思案な新人工など、実に様々だ。そんな一癖も二癖もある人々の毎日には、優しさと哀愁が漂っている。特別なことは何も起こらない。ただ鉄工所で働く人々の日常が淡々と描かれた、リアルな職業漫画だ。

職場には癖のある人間が必ずいるものです。本作にもそういう人物が登場します。例えば、ベテラン女性塗装職人の金山さん。彼女は気に入らないことがあるととにかく大声で怒鳴って当たり散らすため、同僚たちから恐れられています。彼女に怒鳴られて辞めてしまった人間は数知れず。所謂、お局様的存在なのです。現実世界にも、このような人はいます。そんな金山さんですが、一方で仕事は手を抜かず、また3人の子供を育て上げたお母さんという一面も持っています。きつい性格は、男が多い工場という職場で長い間戦ってきたからこそです。このように、綺麗事だけではない、血の通った人間のリアルが描かれているのが、本作の魅力の一つです。

『我らコンタクティ』/森田るい

男女がロケットの打ち上げを目指すヒューマンドラマ。主人公は、冴えない会社員生活を送っている女性・椎ノ木カナエ。彼女はある日、小学生の頃の同級生である男性・中平かずきと再会。彼がひとりでロケットの開発をしていることを知る。かずきがロケットを開発しているのには理由があったのだが、それはカナエを脱力させるほどの驚くべきものだった。カナエはロケット開発は金になると考え、かずきの計画に参加することになる。

会社の飲み会で社長にいじめられ、その場から逃げ出したカナエ。全てが嫌になり、会社を辞めようかと考え始めた彼女に、突如冴えない男が声をかけてきました。それが元同級生である、中平かずきでした。かずきはカナエに、自分が開発しているロケットの燃焼実験の様子を見せます。彼は映画のフィルムと映写機をロケットで宇宙に打ち上げ、UFOに見せようと考えていたのです。かずきの実験を見たカナエは、彼のロケット開発は金になりそうだという感想を抱きます。もしかしたら会社を辞められるかもしれません。そう考えたカナエは、ロケット開発の資金を集めるために動き始めました。テキパキとした行動派のカナエと、ぼーっとしているかずき。正反対の凸凹コンビのロケット開発の行方から目が離せません。

このカテゴリーのピックアップ記事

このページの先頭へ