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2021-04-26

美しい物語、魅力的な人物描写の「高尾滋」特集!オススメ漫画5選

美しい物語、魅力的な人物描写の「高尾滋」特集!オススメ漫画5選

調べのような美しいストーリーと繊細で魅力的な人物描写、そして、時にほっこりと安心させてくれる温かい作風。登場人物が奏でる心に響く名言でファンの心を虜にする少女漫画界の金字塔的存在、「高尾滋」の世界を満喫!

マンガペディア

『ディア マイン』/高尾滋

早くに父親を亡くし、母親と慎ましやかな日々を送っていた女子高校生が、連帯保証人となって姿を消した母の借金の肩代わりとして10歳の子供と結婚する羽目になってしまう青春ドラマ系恋愛ラブコメディ漫画。主人公の倉田咲十子(さとこ)が家に帰ってみると、アパートに母三津子の姿はなく、大家から「今日引っ越したわよ」と聞かされる。予期せぬ出来事に慌てふためく咲十子の前に現れたのは藤田鋼十郎(こうじゅうろう)と名乗る青年。彼は大財閥として名高い和久寺産業グループに従事していた。

咲十子は鋼十郎から母親の勤める会社が倒産し、彼女が多額の借金を背負わされたこと、そして、その借金を和久寺グループの若き総帥である和久寺風茉(ふうま)が肩代わりしてくれたことを聞かされます。さらに驚かされたのは、まだ10歳の風茉が咲十子の許婚だということでした。それは先代社長と三津子が昔に取り交わした約束だったのですが、何も知らなかった咲十子は激しく動揺します。しかし結局、三津子の失踪で家を失った咲十子は風茉のお屋敷に厄介になることに。そんな咲十子の気持ちを知ってか知らずか、彼女に好意的に接してくれる風茉に、咲十子も次第に心を開いていきます。多彩な個性を持つ登場人物たちが織りなす人間模様を軸とする、魅力的な人物描写で名高い作者の代表的作品です。

『人形芝居』/高尾滋

2800年代の世界を舞台に、双子の人形師が作る「子型機械人形(チャイルドタイプアンドロイド)」と人形を依頼する人々との摩訶不思議な家族愛を描いたSF未来ファンタジー系ヒューマンドラマ。魂の宿る人形が生まれる館の住人である静(しずか)と嵐(あらし)。二人の創り出す人形には人間と同じく喜怒哀楽の感情があり、生の笛を吹く嵐の旋律が人形を目覚めさせ、死の笛を吹く静の旋律が人形を眠らせるのだった。

そもそも人形の目的とは、人口増加に向けて行われた一家一子法で兄弟を与えたり、外部と交遊を取れない病人や孤独な老人たちの話し相手を作ることでした。それぞれの人形(ドール)には寿命があり、相手の子供が成人に達したり、病人や老人が亡くなったりした場合には役目を終えて、人形の館に帰るようにプログラミングされています。また、新しい家族から虐待を受けたり、その家族に受け入れられないと感じたときは自身の判断で館に帰還することもできます。ただ、それは強制ではなく、人形の意志に判断を委ねているのです。一話完結方式のオムニバス作品ですが、20年以上にわたって不定期に連載されている、いわばライフワーク的作品でもあります。

『ゴールデン・デイズ』/高尾滋

幼き日のトラウマを抱えた男子高生がある事故をきっかけに大正時代にタイムスリップし、若き日の祖父に成り代わって彼が苦悩の人生を送らなければならなかった理由を探るSFファンタジー系BLヒューマンドラマ。14年前、2歳のときに誘拐された過去を持つため神経質になった母親から異常に過保護に育てられた相馬光也(そうまみつや)。そんな彼が唯一心を解放できる時間は、毎週土曜日に、入院している光也の祖父にあたる相馬慶光(よしみつ)の見舞いに訪れるときだった。

若い頃の慶光に瓜二つの光也は、慶光からバイオリンを買ってもらいます。バイオリンの才能を高く評価された光也は留学を夢見て練習に励んでいましたが、母親から強く拒まれ、浴室で自殺未遂を起こされてしまいます。それがきっかけとなり、練習どころかバイオリン自体を封印してしまった光也。慶光はそんな光也を不憫に思い、自分の前でバイオリンを演奏するよう頼みますが、母のリストカットを自分のせいだと思い込んでいる光也はそれを断り続けていました。ある夜、慶光危篤の連絡を受け病室に駆け付けた光也は従兄の慶(けい)に促されてバイオリンを手に取りますが、その直後に地震が起き、光也は階段から落ちてしまいます。転げ落ちながら「もしも時が戻るなら…」という慶光の断末魔を聞いた光也。目覚めた彼は何と、慶光の青春時代にタイムスリップしていました。

『てるてる×少年』/高尾滋

子供の頃に少女と交わした約束を果たすために忍者の里から転入してきた少年が、彼女と共に上忍として仕えていた旧家に巣食う闇を解き明かしていく忍者ミステリー系ラブロマンス漫画。御城(おしろ)家の次期当主となる御城紫信(しのぶ)は事情があって6歳のときに実家のある信州を離れて上京。現在は遠縁の幸田正吾(こうだしょうご)のマンションから私立聖徳学院中等部に通っている。その紫信の元に忍者の隠れ里である御城より、代々御城家に仕える奥家の忍者才蔵(さいぞう)が転入生としてやってくる。

元々才蔵は紫信の忍びであり、二人は主従関係にあるのですが、幼い頃より彼女を慕っていました。しかし、才蔵は御城家の先代当主に両親を殺される場面を目撃したことで血に対する恐怖心が芽生え、視力が衰えてしまいました。それゆえ気弱な性格になり、紫信の強い性格に憧れを抱いていたのです。紫信の母松子(しょうこ)から直々に命を受けて転入してきた才蔵でしたが、紫信から転校してきた理由を尋ねられても「貴女を守るためだ」と言えません。本来なら、姫君を守るはずの忍者が実は弱者という本末転倒のストーリー。バトルシーンも多いハードな内容なのですが、「作画が繊細で柔らかいので、読後はなぜか優しい気持ちになる」と作者お得意の作画マジックに魅了されるファンも多いです。

『マダム・プティ』/高尾滋

父親の残した借金の代わりに、30歳も年上の父の親友と結婚する羽目になったヒロインが数々の困難に遭遇しながらも周囲の人たちの力を借りて乗り越えていくミステリー系アドベンチャーラブコメディ漫画。時は1920年代。父親と同年代の青山俊(あおやましゅん)と結婚することになった16歳の万里子(まりこ)だったが、実は幼い頃から屋敷に出入りしていた俊に憧れていた。「万里子様がおいたわしゅうございます」と嘆く侍女に万里子は「夫になる方として見たことなんてなかったけど好きになるわ」と言い放ち、俊と共に新婚旅行に出かける。

万里子と俊はオリエント急行に乗り込み、パリへと出発します。豪華な車内で俊の友人や高慢な態度のインド人青年ニーラムと知り合いになる万里子でしたが、翌朝になって何と俊が遺体となって発見されます。自分の身に起こった余りに残酷な出来事に深い悲しみを抱く万里子でしたが、泣いている俊の友人の妹に「あなた方が泣いてくださるから私も正気でいられるのかもしれません」と気丈に振る舞います。さらに追い打ちをかけるように、あろうことか、大雪で電車が立ち往生。ところが、この悲惨なる事件には大きなどんでん返しが待ち受けていたのです。ミステリーの王道、アガサ・クリスティの「オリエント急行殺人事件」への数々のオマージュと作者高尾滋の心に響く名言が満載の珠玉の作品です。

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