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2021-07-20

きゅんきゅんする甘さもほろ苦さも満載「大人百合」漫画オススメ5選!

きゅんきゅんする甘さもほろ苦さも満載「大人百合」漫画オススメ5選!

人が恋をするのに、性別や年齢はしがらみにはなりません。女性同士の恋愛を描いた作品を主に「百合」と称しますが、若者だけではなく大人をも主人公とした百合作品が存在します。どことなく甘酸っぱい雰囲気に、大人ならではの落ち着きとほろ苦さにきゅんとなる、「大人百合」が主軸の漫画をご紹介します。

マンガペディア

『不揃いの連理』/みかん氏

不毛な恋ばかりしている28歳の主人公が、酔った勢いで行きつけ店の年下女子をお持ち帰りしてしまったことから始まる年の差百合ラブコメディ。田中伊織(いおり)は28歳の会社員。妻子持ちの相手と不倫をするなど、不毛な恋ばかりをしていた。フラれた日の夜、居酒屋で飲んでいたはずの伊織が自宅で目覚めると、隣には居酒屋の店員である船頭(せんどう)南が眠っていた。しかも自分は全裸だった。南には、吐いたからだと経緯を説明された伊織だったが、身体の関係を持ってしまったことを思い出すのだった。

本作は、年の差百合カップルである伊織と南を中心に、六人の女性が登場する物語です。本記事では、伊織と南をご紹介します。伊織は28歳の社会人で、不倫など不毛な恋を繰り返してきました。行きつけの居酒屋の店員である南とは顔見知り程度でしたが、伊織が泥酔したことがきっかけで身体の関係を持ってしまいます。南は髪を金髪に染め、耳には複数のピアスに背中にはタトゥーと、外見だけを見ればとっつきにくい雰囲気の女性です。実際は面倒見がよく人当たりもよいのですが、年齢は18歳。伊織の倫理観からするとかなりギリギリ、というよりも手を出したら犯罪という年齢です。年齢差もあり女同士での恋愛は無理だと言う伊織に、南のド正論な言葉が刺さります。恋愛に性別は関係ない、一個の人間としての関係性で成り立っているのだと改めて考えさせられます。伊織よりも南の方が大人びていますが、互いに足りないものを補い合う関係です。ただ当たり前に互いを大切にする姿につい笑みがこぼれます。

『Still Sick』/灯

周囲に隠れて同人活動に勤しんでいる主人公が、同僚の女子にオタ活がバレたことで交流が生まれてしまい、振り回されながらも互いに惹かれていくピュアラブストーリー。29歳の清水真琴(しみず まこと)は、周囲に隠れてアニメ作品の二次創作漫画を描く同人活動をしていた。ある日、同人誌即売会に参加していた真琴は、偶然にも会社の同僚・前川茜と顔を合わせてしまい、オタバレしてしまう。周囲には秘密にしてほしいと念を押す真琴だったが、それ以降、茜は会社だけでなく自宅にまで押しかけるようになってしまうのだった。

本人の性的指向と性的嗜好は、必ずしも一致するものではありません。異性と恋愛するから同性愛の創作物には触れないというわけでも、女性としか恋愛をしないから百合を描くというわけでもありません。真琴はとあるアニメの二次創作を行っていますが、主にキャラクターの百合漫画を描いています。作中のセリフや行動を深読みし、この二人は恋愛をしているという妄想を膨らませて表現していくというわけです。しかし、創作としての表現がそのまま作者の性的指向と結び付けられることがあります。真琴は学生時代から百合妄想をしているようですが、オタク仲間からは百合趣味は理解されませんでした。百合を描いているから女性が恋愛対象だ、と言われた経験から女性と関わること自体に苦手意識を持っていたのですが、茜との出会いで少しずつ変化が表れます。恋はしているとは認めないものの、茜のことは恋愛対象として意識しており、頑ななところが逆に初々しいです。甘酸っぱさを目一杯堪能できます。

『同棲生活』/さつま揚げ

企業勤めと在宅ライターの社会人カップルの、同棲の日々を描くゆるふわ日常コメディ。一般企業に勤めるゆうと、在宅ライターとして働くみゆの百合カップルは同棲している。仕事でお互いが不在になることはあるが、食事をして一緒に眠る、穏やかな日常を過ごしていた。みゆは一日ゆうが居ないことを寂しがり、仕事を辞めないかと誘うが、仕事もこなして料理上手で癒やし系なみゆのヒモになるのは避けたいゆう。上手くいかなくて落ち込むこともあるけれど、みゆと同等の存在でいたいと仕事を頑張るのだった。

仕事を精力的にこなし、料理が得意で包容力があるみゆと、不器用ですが努力家なゆうの二人が主人公です。本作の主な舞台は二人が住んでいる部屋です。他人のプライベートな空間をのぞき見しているような、若干の後ろめたさはあるのですが、その分自然体の姿を見ることができます。外出しているときは、時と場所をわきまえるという建前でいちゃいちゃはしない二人です。その分、部屋ではスキンシップが多めです。とはいえ、百合カップルが特別な何かをしているわけではありません。ごはんを食べたり仕事に行ったり、家事をこなして一緒に眠るという、ごく当たり前の生活をしています。距離感が近かったりするのは、恋人同士特有のものです。互いにべったり依存しすぎないのは、大人の関係だからと言えるでしょう。みゆは日中も一緒にいてほしそうですが。しかし、そんな二人にもいつまで一緒に居られるか、そんな不安に駆られる夜はあります。そんなとき、お互いの感情に寄り添って過ごす距離感は読んでいて心地よいです。

『羽山先生と寺野先生は付き合っている』/黄井ぴかち

恋も告白も交際も、全てが初めてのピュアな教師百合カップルの日常ラブストーリー。羽山飛鳥(あすか)は保健体育の教師。教師になって初めて恋をして、クラスの副担任を務める寺野沙紀(さき)に告白したばかり。交際を始め、心が浮き足立っていることを同僚教師に指摘され赤面してしまう。校舎内でデートでもと勧められ、二人で校舎を回っていたが、結局、普段会っていた生物準備室に落ち着いてしまう。まったりと落ち着いた時間を過ごしていた飛鳥だったが、お茶を飲む沙紀の唇に視線が吸い寄せられてしまうのだった。

初めてはだれにでも存在するものです。まして、初めて想いが通じ合い、交際を始めたカップルが初々しく可愛らしいのは仕方がないことです。それは、恋愛の主役が誰であっても変わりません。羽山飛鳥は保健体育の教師をしています。真面目な性格で、若干堅物なところがある女性です。彼女が教師になり、ある学校でクラス担任を受け持つことになりました。副担任を務めるのが、恋人となった寺野沙紀です。沙紀は生物教師で、おっとりと穏やかな性格。生徒に間違えられるほど小柄で、飛鳥とは頭半分ほどの身長差があります。言葉を崩すことが少ない真面目な飛鳥と、おっとりとした沙紀のやりとりは、お互いへの想いが溢れて温かく柔らかいです。言葉を交わすたびに赤面するほどの初々しさに、思わず読者の顔も赤くなりそうです。本作で特徴的なのは、周囲が二人の関係性を知っており、なおかつ応援しているという所でしょう。ずっと笑顔で幸せでいてほしい、そう願いたくなるカップルです。

『アフターアワーズ』/西尾雄太

友人に誘われてクラブに来たものの、うまく馴染めなかった主人公が、偶然一人の女性と出会い惹かれながら音楽の世界へと導かれていく年の差ガールズラブストーリー。24歳の朝日奈エミは友人に誘われて渋谷のクラブに来たが、肝心の友人には会えず、ナンパされて困っているところをケイという女性に助けられる。意気投合しケイの部屋を訪れたエミは、泊まった勢いで身体の関係を持ってしまう。ケイとの関係に戸惑うエミだったが、ひょんなことからケイの関わるクラブのイベントにVJ(ビデオジョッキー)として参加することになるのだった。

クラブというと、若者が夜な夜な遊ぶために集う場所というイメージがありますが、基本的には音楽を楽しむ場所です。エミのようにナンパされることもありますが、そちらが本題ではありません。DJという職業は昨今メジャーになりましたが、VJは馴染みがないという方が多いのではないでしょうか。DJブースの後ろにあるスクリーンの映像を演出する人で、謂わばDJと共にフロアの空間を演出するのが役割です。エミはVJ初挑戦でしたが、フロアは大盛り上がりでした。それだけ二人の感性が合うのでしょう。息がピッタリのエミとケイはカップルというわけではなく、明確に交際しているわけではありません。年齢差はありますが互いに気を遣いすぎるところはなく、長い付き合いの親友のようです。関係性はかなりあいまいですが、エミはケイに自分の欲しい言葉がわかると感じたように、ケイもエミに対して何らかの特別感があるように思えます。言葉にしなくてもそばにいられる関係性が羨ましくなります。

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