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2023-05-17

『この時代小説がすごい!2022年版』(宝島社)文庫書き下ろし・単行本ランクイン作品をご紹介します!

『この時代小説がすごい!2022年版』(宝島社)文庫書き下ろし・単行本ランクイン作品をご紹介します!

時代小説のガイドブックが6年ぶりに復活!『この時代小説がすごい!2022年版』(宝島社)が発売されました。各作家の人気シリーズやおすすめ単行本など、時代小説の魅力がいっぱいのランキングから、ランクイン作品・シリーズをご紹介します!

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▼『この時代小説がすごい!2022年版』(宝島社)

作者インタビューや人気シリーズで注目された「江戸グルメ」のコラムなど、時代小説を満喫できるブックガイド!

『この時代小説がすごい!』とは

宝島社発行。

時代小説の目利きが選んだ、本当に面白い時代小説ランキングを単行本・文庫など部門別に出したランキングブック。

レビューやインタビューも掲載された、時代・歴史小説好きへのブックガイドです。

2022年版で6年ぶりに復活!令和のおすすめ時代小説に選ばれるのは…?

★『この時代小説がすごい!2022年版』文庫書き下ろし部門 ランクイン作品

※奥付表記2020年10月1日~2021年9月30日発行の文庫書き下ろし時代小説が対象

「三河雑兵心得」シリーズ/井原忠政/双葉文庫

喧嘩のはずみで人を殺め、村を出奔した18歳の茂兵衛は、松平家康の家来である夏目次郎左衛門の屋敷に奉公することに。だが時悪しく一向一揆が勃発。熱心な一向宗門徒である次郎左衛門は主君に弓引くことを決意する。立身出世どころか謀反人になってしまった新米足軽・茂兵衛の運命やいかに!?

▼「三河雑兵心得」シリーズ最新刊『三河雑兵心得:11 百人組頭仁義』発売中!

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「羽州ぼろ鳶組」シリーズ/今村翔吾/祥伝社文庫

かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」ーー。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。

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▼「今村翔吾」関連記事

『信長島の惨劇』/田中 啓文/ハヤカワ文庫JA

本能寺の変で織田信長が明智光秀に討たれてから二週間後。死んだはずの信長を名乗る何者かの招待により、羽柴秀吉、柴田勝家、高山右近、そして徳川家康という四人の武将は、三河湾に浮かぶ小島を訪れる。それぞれ信長の死に負い目を感じていた四人は、謎めいた童歌に沿って、一人また一人と殺されていくーー。アガサ・クリスティー『そして誰もいなくなった』にオマージュを捧げた本格時代ミステリの傑作。

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『血と炎の京 私本・応仁の乱』/朝松健/文春文庫

行間から血の匂いが立ち上ってくるかのような迫力。
応仁の乱を描いた小説中の最高峰だ。ーー田中芳樹

応仁の乱ーーそれは地獄の戦さだった。
かつて栄華を誇った都は燃え落ち、縦横に走る塹壕に切り刻まれ、泥と屍に覆いつくされた。
連なる屋敷は高い土壁に守られて砦と化して、中枢は地下の壕内に設けられた。
日が沈めば夜襲が行なわれ、矢が飛び交い、兵どもは無造作に殺されてゆく。
そこにあったのはあたかも近代戦争のごとき総力戦、終わりの見えぬ中で人間がひたすら消費されてゆく戦だった。
行軍中に東軍・細川勝元が拾った瀕死の男。
額に「犬」の文字の刻まれた男は、西軍の山名宗全に虐殺された集落の生き残りだった。
男は宗全への憎悪を胸に、地獄の戦場に血路を切り開く。
しかし敵方には中国渡りの最新兵器たる投石器を駆使する軍師がおり、苦戦を強いられる。
一方、この大戦さの中にあって、これを収拾しようという姿勢もみせぬ将軍・足利義政の妻・日野富子は、
渇いた心の救いを希い、戦火のなかを蓮如に面会すべく動き出そうとしていた。
京を灰燼に帰した応仁の乱とはいかなる戦争であったのか。
その血みどろの風景を壮絶に描きつくす書き下ろし歴史伝奇小説。

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「居酒屋ぜんや」シリーズ/坂井希久子/時代小説文庫

家禄を継げない武家の次男坊・林只次郎は、鶯が美声を放つよう飼育するのが得意で、それを生業とし家計を大きく支えている。ある日、上客の鶯がいなくなり途方に暮れていたときに暖簾をくぐった居酒屋で、美人女将・お妙の笑顔と素朴な絶品料理に一目惚れ。青菜のおひたし、里芋の煮ころばし、鯖の一夜干し……只次郎はお妙と料理に癒されながらも、一方で鶯を失くした罪責の念に悶々とするばかり。もはや、明日をも知れぬ身と嘆く只次郎が瀕した大厄災の意外な真相とは。美味しい料理と癒しに満ちた連作時代小説、新シリーズ開幕。

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「百万石の留守居役」シリーズ/上田秀人/講談社文庫

外様第一の加賀藩。筆頭家老の本多政長は大名をしのぐ五万石を誇る。幕府の実権は、病弱な四代将軍家綱に代わり、大老酒井忠勝らが握っていた。権勢維持と御家騒動誘発を狙い、酒井はなんと外様の加賀藩主綱紀に次期将軍の白羽の矢を当てる。藩論は真っ二つ。混乱の中、江戸藩邸に向かうことになった藩士瀬能数馬は、本多政長に見込まれ、五万石の姫君琴姫を娶ることに。

▼「百万石の留守居役」シリーズ最新刊『要訣 百万石の留守居役(十七)』発売中!

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「風の市兵衛 弐」シリーズ/辻堂魁/祥伝社文庫

江戸市中を脅かす連続首切り強盗の恐怖、そして明かされる市兵衛の驚愕の出自とは! 算盤の腕を買われ神田青物市場の役所《御納屋(おなや)》に職を得た唐木市兵衛は、高熱の童女を助けたことから浪人親子と親しくなる。そんな折、吉野山・金峯山寺(きんぷせんじ)から修験者が市兵衛を訪ねてきた。その男は市兵衛の祖父・忠左右衛門の縁者で、「自分が何者であるかを知るために、吉野へ行け!」と市兵衛に告げて立ち去った。逡巡の末、市兵衛は急遽、吉野へ。一方、江戸では一刀のもとに首を刎(は)ねる連続強盗事件が発生。だが、犯人の手掛かりはいっこうに掴めず……。初めて明かされる市兵衛の血脈と過去、大人気シリーズ瞠目の新展開第1弾!

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「戦百景」シリーズ/矢野隆/講談社文庫

戦国最強の騎馬軍団を膨大な数の鉄砲で打ち負かしたとされる「長篠の戦い」。
だがそこには、それぞれの武将の深い思惑が働いていた。
長篠城の奥平信昌はどうして武田を裏切って徳川方についたのか。
内藤・馬場・山県ら武田の勇将たちは無駄な特攻をなぜ敢行したのか。
家康・酒井忠次主従は何を期して奇襲軍を出したのか。
信長が仕掛けた罠とは何だったのか。
勝頼は絶対的に不利な状況で、なぜわざわざ攻撃を仕掛けなければならなかったのか。
そして、長篠の戦いの最大のヒーローとも言える奥平勢の足軽・鳥居強右衛門の活躍とは。
最強合戦の真実に迫る書下ろし歴史小説!

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「あきない世傳 金と銀」シリーズ

※未電子化

「お勝手のあん」シリーズ

※未電子化

★『この時代小説がすごい!2022年版』単行本部門 ランクイン作品

※奥付表記2020年10月1日~2021年9月30日発行の単行本時代小説が対象

『天離り果つる国』/宮本昌孝/PHP研究所

飛騨の“幻の城”に織田信長の魔の手がーー。戦国武将が喉から手が出るほど欲しいものは、金銀と、鉄炮火薬に欠かせない塩硝。それらは飛騨の「天離る地」で豊富に産するという。宝の眠る里を我が物にしようと企む、織田・上杉・本願寺……。そんななか、天下布武へ邁進する織田信長によって白川郷に送り込まれたのが、津田七龍太である。天才軍師・竹中半兵衛の愛弟子だ。“天空の城”とも言われる帰雲城に拠って、白川郷を治めるのは内ケ嶋氏理。氏理には、野生的な魅力あふれる娘・紗雪がいた。美しき山河と麗しき人々に魅せられた七龍太は、領民の平穏な生活を守るため、内ケ嶋の最強の姫武者・紗雪とともに立ち上がる。そこには、七龍太の出生に関わる、思いがけない出逢いも待っていた。『剣豪将軍義輝』『風魔』の著者、渾身の「戦国エンタテインメント」。 【PHP研究所】

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『高瀬庄左衛門御留書』/砂原浩太朗/講談社

五十手前で妻を亡くし、息子をも事故で失った郡方の高瀬庄左衛門。
老いゆく身に遺されたのは、息子の嫁だった志穂と、手すさびに絵を描くことだけだった。
寂寥と悔恨を噛みしめ、韜晦の日々を送るが、それでも藩の政争の嵐が庄左衛門を襲う。
「決戦!小説大賞」でデビューし、文芸評論家・縄田一男氏に「新人にして一級品」と言わしめた著者。
藤沢周平、乙川優三郎、葉室麟ら偉大なる先達に連なる、人生の苦みと優しさ、命の輝きに満ちた傑作時代長編!

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『黒牢城』/米澤穂信/KADOKAWA

本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。動揺する人心を落ち着かせるため、村重は、土牢の囚人にして織田方の軍師・黒田官兵衛に謎を解くよう求めた。事件の裏には何が潜むのか。戦と推理の果てに村重は、官兵衛は何を企む。デビュー20周年の到達点。『満願』『王とサーカス』の著者が挑む戦国×ミステリの新王道。

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『星落ちて、なお』/澤田 瞳子/文藝春秋

鬼才・河鍋暁斎を父に持った娘・暁翠の数奇な人生とはーー。
父の影に翻弄され、激動の時代を生き抜いた女絵師の一代記。

不世出の絵師、河鍋暁斎が死んだ。残された娘のとよ(暁翠)に対し、腹違いの兄・周三郎は事あるごとに難癖をつけてくる。早くから養子に出されたことを逆恨みしているのかもしれない。
暁斎の死によって、これまで河鍋家の中で辛うじて保たれていた均衡が崩れた。兄はもとより、弟の記六は根無し草のような生活にどっぷりつかり頼りなく、妹のきくは病弱で長くは生きられそうもない。
河鍋一門の行末はとよの双肩にかかっっているのだったーー。

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『涅槃』/垣根涼介/朝日新聞出版

死後440年、蹴りに蹴り続けられた男、宇喜多直家。その実像を浮き彫りにする。自分は何故、零落した武門に生まれたのか。どうして自分は、このような孤独な星のもとに生まれたのか……歴史小説界に革命を起こし続ける著者が描く、戦国史上最悪と呼ばれた梟雄(きょうゆう)の素顔、その生涯。

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『化け者心中』/蝉谷めぐ実/KADOKAWA

江戸は文政年間。足を失い絶望の底にありながらも毒舌を吐く元役者と、彼の足がわりとなる心優しき鳥屋。この風変りなバディが、鬼の正体暴きに乗り出してーー。「あたかも江戸時代をひらひらと自在に泳ぎまわりながら書いているような文章。こんなにぴちぴちした江戸時代、人生で初めて読んだのである。脱帽!!」(森見登美彦氏)「早くもシリーズ化希望!」(辻村深月氏)「作品の命というべきものが吹き込まれている」(冲方丁氏)と、選考委員全会一致の圧倒的評価。傾奇者たちが芸の道に身をやつし命を燃やし尽くす苛烈な生きざまを圧倒的筆致であぶりだした破格のデビュー作!!

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『結 妹背山婦女庭訓 波模様』大島真寿美/文藝春秋

史上初の直木賞&高校生直木賞をW受賞した『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』から2年。直木賞受賞第一作にして、『渦』の待望の続編がついに刊行。

江戸時代も半ばを過ぎた道頓堀には芝居小屋がひしめき合っていた。
近頃は歌舞伎芝居に押され、往時の勢いはないものの、「道頓堀には、お人形さんがいてこそ、や」
人形浄瑠璃に魅せられ、人形浄瑠璃のために生きた人々の喜怒哀楽と浮き沈み、せわしなくも愛しい人間模様をいきいきと描く群像時代小説。

▼第161回直木賞受賞!前作『渦 妹背山婦女庭訓 魂結び』発売中!

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『白光』/朝井まかて/文藝春秋

日本人初のイコン画家・山下りん。明治時代にロシアへ渡り、信仰と芸術の狭間で揺れながら激動の日露近代史を生き抜いた女性の生涯。

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『月と日の后』/冲方丁/PHP研究所

一族の闇、怨念、陰謀が渦巻く宮廷ーー藤原道長の娘にして、一条天皇の后・彰子。父に利用されるだけだった内気な少女は、いかにして怨霊が跋扈する朝廷に平穏をもたらす「国母」となったのか。『天地明察』『光圀伝』の著者が、“平安のゴッドマザー”の感動の生涯を描く。わずか十二歳で入内した、藤原道長の娘・彰子。父に言われるがままに宮中に入り、一条天皇を迎える最初の夜、彼女は一条天皇の初めての男児誕生の報を聞く。男児を産んだのは、藤原定子。夫である一条天皇は、優しく彰子に接するが、彼が真に愛した女性・定子の存在は、つねに彰子に付きまとう。「透明な存在になって消えてしまいたい」ーー父・道長によって華やかに整えられた宮中で心を閉ざし、孤独を深める彰子であったが、一人の幼子によって、彼女の世界は大きく変わった。定子の崩御により遺された子、敦康。道長の思惑により、十四歳の彰子がその子の母親代わりとして定められたのだ。戸惑いながらも幼い敦康を腕に抱き、母になる決意を固めた彰子は、愛する者を守るため、自らの人生を取り戻すために戦い始めるーー。平安王朝を新たな視点からドラマチックに描いた著者渾身の傑作長編。 【PHP研究所】

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『魂手形 三島屋変調百物語七之続』/宮部みゆき/KADOKAWA

※未電子化

★『この時代小説がすごい!2022年版』21世紀版文庫書き下ろし時代小説部門 ランクイン作品

「居眠り磐音」シリーズ/佐伯泰英/文藝春秋

佐伯泰英さんの代表作「居眠り磐音」決定版!
第一巻『陽炎の辻』は、豊後関前藩の若き武士3人が、国許へと帰参するシーンから始まります。
その夜、3人が直面した思いもよらなかった運命。
そして、浪々の身となった坂崎磐音は江戸・深川で長屋暮らしを始めます。
平成でもっとも愛されたエンタメ時代小説。
著者自らが再度手を入れ〈決定版〉として蘇りました。

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「嶽神伝」シリーズ/長谷川卓/講談社文庫

山の者の集団から追放されて<ひとり渡り>をする多十に、滅亡目前の武田唯一の嫡流・若千代の幼い命が託された。莫大な武田の御遺金(ごいきん)のありかを探るべく遣わされた真田、伊賀の忍者集団と、圧倒的な劣勢の中で血みどろの死闘を繰り広げる多十たち。知る人ぞ知る戦国忍者活劇のあの大傑作が、待望の文庫化!

「妻は、くノ一」シリーズ/風野真知雄/角川文庫

涙が出るほど純であり、ぶれずに生きる彦馬を愛してください。ーー 十代目 松本幸四郎愛した妻は、敏腕くノ一だった!?狭い江戸ですれ違い続ける二人に目が離せない、時代小説の金字塔が読みやすく進化した「完全保存版」になって登場!平戸藩御船手方書物天文係の雙星彦馬は、天体好きの変わり者。そんな彦馬の下に、織江という嫁がやってきた。彦馬は、美しく気が合う織江を生涯大切にすると誓うも、わずかひと月で新妻は失踪してしまうーー織江は平戸藩の前藩主・松浦静山の密貿易疑惑を探るため、幕府が送り込んだくノ一だったのだ。そうとは知らない彦馬は、織江の行方を追って江戸へ。様々な謎を解きながら愛する妻を捜す、彦馬の新たな暮らしが始まった!★加筆・修正をした“最終版”。★第1巻には執筆裏話満載の書き下ろし「あとがき」を収録。

「風の市兵衛」シリーズ/辻堂魁/祥伝社文庫

柳原堤下で、武家の心中死体が発見された。旗本にあるまじき不祥事に、遺された妻と幼い息子は窮地に陥る。そこにさすらいの渡り用人唐木市兵衛が雇われた。算盤(そろばん)を片手に家財を調べる飄々とした武士に彼らは不審を抱くが、次第に魅了されていく。やがて新たな借財が判明するや、市兵衛に不穏な影が迫る。心中に隠されていた奸計とは? “風の剣”を揮う新ヒーロー・市兵衛誕生!時代小説界に新風を吹き込んだベストセラー・シリーズ、待望の電子化第1弾!

「奥右筆秘帳」シリーズ/上田秀人/講談社文庫

立花併右衛門は江戸城の書類決裁に関わる奥右筆組頭。権勢を誇った田沼意次の孫意明の死亡届を見て、12年前の田沼意知刃傷事件に疑念をはさむ。その帰路、何者かの襲撃を受け、隣家の次男柊衛悟を護衛につけるも、2人はすでに幕政の闇の渦中にあった。読み応え抜群、気鋭の新シリーズ開幕。2009年この書き下ろし時代小説がすごい! 第1位。(講談社文庫)

「羽州ぼろ鳶組」シリーズ/今村翔吾/祥伝社文庫

かつて、江戸随一と呼ばれた武家火消がいた。その名は、松永源吾。別名、「火喰鳥」ーー。しかし、五年前の火事が原因で、今は妻の深雪と貧乏浪人暮らし。そんな彼の元に出羽新庄藩から突然仕官の誘いが。壊滅した藩の火消組織を再建してほしいという。「ぼろ鳶」と揶揄される火消たちを率い、源吾は昔の輝きを取り戻すことができるのか。興奮必至、迫力の時代小説。

「立場茶屋おりき」シリーズ/今井絵美子/時代小説文庫

品川宿門前町にある立場茶屋おりきは、庶民的な茶屋と評判の料理を供する洒脱で乙粋な旅籠を兼ねている。二代目おりきは情に厚く鉄火肌の美人女将だ。理由ありの女性客が事件に巻き込まれる「さくら舞う」、武家を捨てて二代目女将になったおりきの過去が語られる「詫助」など、品川宿の四季の移ろいの中で一途に生きる男と女の切なく熱い思いを、気品あるリリシズムで描く時代小説の傑作、遂に登場。

「みをつくし料理帖」シリーズ/高田郁/ハルキ文庫

※未電子化

▼『みをつくし料理帖』漫画版発売中!

『素浪人半四郎百鬼夜行』/芝村凉也/講談社文庫

※未電子化

「風の王国」シリーズ/平谷美樹/ハルキ文庫

※未電子化

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