主人公の潔世一（いさぎよいち）は、県大会決勝で自分の判断ミスから敗北に繋がったことを後悔していました。
「世界一のFWとなって世界大会で優勝する」という夢を幼いときから抱いていた世一のもとに、強化指定選手の通知がきます。

世一が夢を叶えるために行った場所は、青い監獄(ブルーロック)と呼ばれる施設。
そこには全国から実力のあるFWの高校生300人が集められました。

そこに絵心甚八（えごじんぱち）という謎の人物が現れ、世界一のストライカーを生み出そうと画策します。
世一ら300人は、絵心に触発され、サバイバルレースに参加することになります。

絵心甚八は、普通のサッカーの練習とは違うFWに特化したさまざまな試練を課してきます。
運命のサバイバルレースを突破し、世界一のストライカーとなるのは誰なのでしょうか。

『ブルーロック』は、2022年10月TVアニメ化されました。第2期にあたる「ブルーロック VS. U-20 JAPAN」は2024年10月5日(土)放送開始です！
青い監獄でのサバイバルレースの展開を、目に焼き付けましょう。

『ブルーロック』©金城宗幸・ノ村優介／講談社

愛媛で暮らす中学生の青井葦人（あおいあしと）は、弱小サッカー部のエースです。
中学最後の県大会、葦人の活躍でチームはベスト４にまで迫りますが、相手チームのGKに挑発され、激昂した葦人はレッドカードをもらい、退場してしまいます。

試合に敗れた悔しさを紛らわせるため海辺を走り込んでいた葦人。
そこに、福田達也(ふくだたつや)という、東京シティ・エスペリオンFC育成組織、いわゆるユースの監督と名乗る男が現れます。

福田は葦人と対話していく中で、ピッチ上での視野の広さなどに驚かされ、ユースチームのセレクションに葦人を誘います。
葦人は上京し、全国から集ったライバルとユース入りを目指すためセレクションを受験します。

『アオアシ』は、2022年にTVアニメ化もされました。
ユースの厳しい世界に揉まれながら成長していく、サッカーへの熱意あふれる葦人に注目です。

©小林有吾／小学館

東京の湾岸地域をホームとする、プロ3部リーグに所属する「東京ワンダーズ」は、低迷していました。
元日本代表のカリスマCBで、東京ワンダーズの象徴である吉永衛(よしながまもる)は、専用スタジアム建設予定地に足を運んだ際、涙を流している高校生と出会います。

吉永が高校生の様子が気になり後を追い電車に乗ると、揺れる車内で高校生とぶつかってしまいます。
多くの選手と接触してきた吉永に、そのファーストコンタクトで直感的に可能性を感じさせたこの高校生のバッグには「千明明」とありました。

吉永はその後クラブハウスに向かい、契約更新で年俸0円を承諾します。
その代わりに、電車で出会った千明明のCBとしてのポテンシャルを見込み、千明と契約するようフロントに訴えます。

吉永が目につけた高校生は、千明明(ちぎらあきら)といい、身長が伸びないことに悩みプロ入りを断ってしまいますが、吉永は彼の将来に希望を持っていました。
吉永は千明を育てながら、CBコンビとして1歩ずつ進んでいきます。

CBはポジション的に地味ではありますが、守備の要としてチームを後ろから支える重要な存在です。
熱い魂を持つ守備陣の物語『Mr.CB』、開幕です！

「Mr.CB」©谷嶋イサオ・綱本将也（秋田書店）

山梨のプロサッカークラブで期待の新人GKとして活躍し、プロ3年目を迎えた神谷蒼(かみやあおい)は、世界大会で活躍することを夢見て日々の練習に励んでいました。
ある日蒼は、日本代表チームの監督からスカウトが来ていることを告げられます。

そして迎えたチャレンジカップ当日、蒼は代表デビューを果たします。
懸命にゴールを守り続けますが、蒼のミスにより失点してしまいます。
その後、同点で試合は終わりますが、プレーに悔しさを残した蒼は、さらなる努力を誓います。

その後、蒼は自身のレベルを上げるため、ドイツ2部のプロサッカーチームに移籍します。
ですが、蒼をスカウトした監督は解任されており、完全アウェーの中、ドイツの地で成長を誓います。

『蒼のアインツ』はGKに注目した作品で、サッカーを通した人間模様も描かれています。
蒼の成長と、日本代表守護神になる夢を応援しながら読みたいものです。
『蒼のアインツ』と同じく中村尚儁作の『1／11　じゅういちぶんのいち』と合わせてお楽しみください。

『蒼のアインツ』©中村尚儁／講談社

自分の才能に限界を感じ、中学卒業と共にサッカーを辞めた安藤ソラ。しかし、女子日本代表・若宮四季との出会いが、心の奥底に眠っていた何かを衝き動かしたーー。清新な筆致で描かれる、...
主人公の安藤ソラは、幼少時からサッカーが上手く、主力として活躍していましたが、中学に入るとあまり背が伸びず壁にぶつかっていました。
自分の才能に限界を感じたソラは、中学卒業と共にサッカーを辞め、高校は勉強に専念しようと考えていました。
そうしてサッカー部の引退試合を控えていたソラの前に、女子日本代表の若宮四季が現れます。四季はソラにさまざまなアドバイスを残し、試合での姿を見届けて去っていきます。
引退試合から帰宅したソラは、四季にまつわる衝撃の事実を知ることに。
そしてソラはサッカーの世界にとどまることを決意します。

『1／11　じゅういちぶんのいち』は、2014年に実写映画化されました。
サッカーを通して描かれる、青春群像劇をお楽しみください。

公式戦に出場することを夢見る、中学3年FWの桜坂獅子(さくらざか れお)。
俊足ですが、何度シュートを打ってもフカしてばかりで、ベンチを温めることが続いていました。

そんなある日、獅子はオンラインサッカーゲーム、いわゆるe-スポーツで、謎の有名天才ゲーマー「サマバケ」に出会います。
「サマバケ」という天才ゲーマーは、獅子のプレースタイルや才能を見抜き、獅子にある依頼をします。

それは、部活の練習の中で、サッカーゲームでの動きなどを試してみてほしいというものでした。
獅子は、サマバケとともにどのように成長していくのでしょうか。

リアルスポーツとe-スポーツを掛け合わせた、次世代サッカー漫画『iコンタクト』ここにキックオフ！

『iコンタクト』©月山可也・伊賀大晃／講談社

サッカー部のマネージャーをしていた逢沢駆（あいざわかける）は、「ミスターノーゴール」と言われており、
選手を離れ、マネージャーに転身しました。
そんな駆の兄は、U-15日本代表にして鎌倉学館サッカー部主将の傑(すぐる)です。

ある日駆は、傑によるレギュラー選考のための紅白戦に出場するよう言われます。
突然のことに驚く駆は、自身のトラウマに押しつぶされそうになりますが、出場することになります。

紅白戦では、兄の傑に良いパスを出し、決定機を作ります。
ここから、駆は選手として再びユニフォームに袖を通すことを決めます。

2012年にアニメ化された『エリアの騎士』。
物語の驚くべき展開と駆の成長から目が離せない作品です。

『エリアの騎士』©月山可也・伊賀大晃／講談社

将来、サッカー日本代表入りを夢見る小学生の一条龍(いちじょう りゅう)。
その第一歩として、全日本少年サッカー大会での優勝を目指し、幼馴染で双子の青梅優人(おうめゆうと)と優希(ゆき)らとサッカーに熱中しています。

龍はクラブチームのエースとして埼玉県予選に出場すると、同年代のライバルを退けて優勝を果たします。
そこには数々のJリーグクラブのユースチームスカウトが来ており、注目を集めます。

『BE BLUES！～青になれ～』は多くのサッカー選手からも注目されている作品です。
龍の成長と、サッカーに向き合う姿勢に胸が動かされること間違いなしです。

©田中モトユキ／小学館

イケメンでサッカー選手としてエリートな青山くんですが、実は極度の潔癖症。
そのため、ヘディング・スライディングは基本的にしない主義で、サッとこなす身のこなしでスマートなプレーをします。
富士美高校サッカー部の愉快な仲間達と青山くんの和気藹々とした練習や、日常も見ていてほっこりします。

2017年にTVアニメ化された『潔癖男子！青山くん』。
青山くんのギャップにキュンと、時にクスッとさせられること間違いなしです。

いかがでしたか。
王道作品から、注目作品まで、どのサッカー漫画も胸がアツくなるものばかりです！
世界中の熱狂を集め、虜にするサッカー。
プレーや観戦とあわせて、サッカー漫画を楽しんでみてはいかがでしょうか。