2024-01-19
累計12万部突破の人気シリーズ最新刊『すべての神様の十月(三)』
そのちょっとした奇跡は、神様たちの仕業かもしれません
——人間がいなかったら、神様の皆、仕事がなくなっちまうだろ?
八百万の神と人間とのささやかな関わりを描いた心温まる連作短篇集!
才能はあるけれど売れない小説家と、画力は抜群だけれど物語が作れない漫画家。二人が出会った時に起きる小さな奇跡とは?(「結ばれたものは」)。
出掛けるたびに道に迷ってしまう方向音痴の母。そこには意外な理由が隠されていて……(「方向音痴は治りません」)。
死神、福の神、風神、雷神――気まぐれで心優しい八百万の神と、人間たちとのちょっと不思議な《縁》を描いた、珠玉の10篇を掲載。
■著者
小路 幸也(しょうじ ゆきや)
1961年、北海道生まれ。広告制作会社勤務などを経て、2002年に『空を見上げる古い歌を口ずさむ pulp-town fiction』で、第29回メフィスト賞を受賞して翌年デビュー。温かい筆致と優しい目線で描かれた作品は、ミステリから青春小説、家族小説など多岐にわたる。2013年、代表作である『東京バンドワゴン』シリーズがテレビドラマ化される。
おもな著書に、『マイ・ディア・ポリスマン』『花咲小路商店街』『駐在日記』『国道食堂』『すべての神様の十月』『からさんの家』各シリーズ、『〈磯貝探偵事務所〉からの御挨拶』(光文社)、『素晴らしき国』(角川春樹事務所)、『三兄弟の僕らは』『東京カウガール』『ロング・ロング・ホリディ』(以上、PHP文芸文庫)などがある。
執筆:株式会社PHP研究所