2024-04-01
ミステリ界の新星が描く本格推理小説『雛森寧子のミステリな日々』
相棒は、極度の人見知りで、名探偵!?
「あなたの推理、2点かな。100点満点中…」
ミステリ作家志望の君島羽理衣(きみしま はりい)は、文章力を評価されるも謎解きのトリックが弱いと編集者に指摘され、トリックには強いが、文章力に乏しい引き籠もりで、極度の人見知りの雛森寧子(ひなもり ねいこ)を紹介される。
外出を嫌がる寧子を小説のネタ集めと称し、連れ出した先で出会ったのは、喫茶店で砂糖壺からコーヒーに大量の砂糖を入れる女、降りしきる雨のなか傘を壊す男……。
不可解な出来事に、寧子は鮮やかな推理を披露する!?
大ヒット『幽世の薬剤師』シリーズの著者による、文庫書き下ろしの最新作。
【警告】
本作では、下記の作品の内容や真相について触れている場合がございます。
未読の方はご注意ください。
「砂糖合戦」北村 薫
「傘を折る女」島田荘司
『黒後家蜘蛛の会』アイザック・アシモフ
「赤毛連盟」コナン・ドイル
『毒入りチョコレート事件』アントニイ・バークリー
■著者紹介
紺野 天龍(コンノ テンリュウ)
第23回電撃小説大賞に応募した「ウィアドの戦術師」を改題した『ゼロの戦術師』(電撃文庫)で2018年にデビュー。主な著書に、新機軸特殊設定ミステリとして話題となった『錬金術師の密室』『錬金術師の消失』(以上、ハヤカワ文庫)のほか、『シンデレラ城の殺人』(小学館)、『幽世の薬剤師』シリーズ(新潮文庫nex)、『神薙虚無最後の事件』(講談社)、『ソードアート・オンラインオルタナティブ ミステリ・ラビリンス 迷宮館の殺人』(電撃文庫)などがある。
執筆:株式会社PHP研究所