2024-05-30
江戸一の女医が、病と悪人に立ち向かう!『産医お信なぞとき帖』
『料理人季蔵捕物控』の著者が描く、医療&ミステリー時代小説
家の体裁と母子の命、どちらが大切だというのですか!?
現代以上に出産が命がけだった江戸において、産科医が直面する生と死のドラマと、命を救う者としての覚悟……
妊婦や不妊に悩む人たちが抱える悩みに寄り添い、助産だけでなく時として医者としても患者と向き合う主人公の姿から、働く女性の苦悩を描く、感動の連作ミステリー時代小説。
■あらすじ
亡き夫の理想を継いで、卓越した腕で助産と日常の医療を手掛ける女医、お信(のぶ)。
ある日、宮田という大物産医が不在だったため、容体が急変した大店の妻の出産に代理で携わることに。無事出産を終え、胸を撫でおろしたものの、その数日後、宮田が殺されてしまい、嫌疑がお信にかけられてしまう……。
お信が巻き込まれる陰謀、そして産医として直面する生と死のドラマを描く時代医療ミステリー。
■目次
第一話 香盤時計
第二話 産屋泥棒
第三話 万病癒し菓子
第四話 白石宗祐
第五話 草木様畏敬の令
■著者
和田はつ子(わだ・はつこ)
東京都生まれ。日本女子大学大学院修了。出版社勤務の後、『よい子できる子に明日はない』がテレビドラマの原作となり注目される。著書に『口中医桂助事件帖』『料理人季蔵捕物控』シリーズなどがある。
執筆:株式会社PHP研究所