2024-08-30
ホラー作家が怪談を“ロジカルに”解き明かす、異色のホラーミステリー!『僕は■■が書けない』
目次
今の怪談、殺人事件ですよね?
通夜の晩に怪談話をすると死者の魂が甦る――
そんな言い伝えが残る朽無(くちなし)村の名士・古柳哲郎氏が亡くなった。
小説のネタ集めに通夜に参加することにした、ホラー作家「僕」と担当編集者の壱子。
故人の遺言に則って集められた参加者と共に、曰くつきの会が始まる中、「僕」は披露される怪談に疑問を覚え……?
怪談に隠されていたものとは。
驚き必至のホラーミステリー!
「わたくしと一緒に、その怪談会に参加し、参加者たちが語る怪談を拝聴する。そして、夜が明けるまで何も起きなければして、夜が明けるまで何も起きなければ、センセイの書かれたミステリ小説の原稿を、わたくしが必ず、責任をもってミステリ担当の編集者に紹介します」
「ほ、本当ですか!」
思わず大きな声が出た。
■目次
序章
怪ノ一
怪ノ二
怪ノ三
怪ノ終
終章
あとがき
■著者
阿泉来堂(あずみ・らいどう)
北海道出身、在住。『ナキメサマ』(受賞時タイトル『くじりなきめ』)で第40回横溝正史ミステリ&ホラー大賞〈読者賞〉を受賞し、デビュー。著書に『作家・那々木悠志郎』『贋物霊媒師』『バベルの古書』シリーズ、『死人の口入れ屋』『逆行探偵』がある。
執筆:株式会社PHP研究所