2025-05-12
田舎町の書店に起こる優しい奇跡を描く物語、『桜風堂夢ものがたり2 時の魔法』
涙は流れるかもしれない、けれど悲しい涙ではありません――
世界はひどいところで、人間は時に愚かで残酷だけど、
それでも世界は美しいし、朝は必ずやってきて世界を照らすから。
一整と苑絵の前に現れた、不思議な少女の正体とは。
桜野町のひとびとに訪れる優しい奇跡を描く、感動の物語。
第一話 優しい怪異
桜風堂書店にカフェを併設することになり、その準備を進めていた一整は、ある少女をよく見かけるようになる。店内で、町のどこかでふと見かける少女は、誰かに似ているようで、しかも不思議なことに、見かけるごとに成長しているように思えるのだ。その少女は、カフェ開業を手伝いに桜野町を訪れた、卯佐美苑絵の前にも現れて……。
第二話 秋の旅人
台風がやってきた日、中学は途中休校となったが、桜野町に戻るバスが運休となったため、透、楓太、音哉と、長い髪の転校生の少女の四人は、学校に残ることになった。そんな中、楓太が、桜野町に伝わる龍神と狐の伝説について話し出す。夕方になってバスが復旧し、四人は帰途についたが、転校生の少女が降りたのは、桜野町の手前の山の中の、誰も住んでいないような場所のバス停だった。
第三話 時の魔法
いつものように休みの日に桜野町を訪れ、桜風堂を手伝っていた卯佐美苑絵。その日、泊まったホテルで、苑絵は向かいの部屋から、子どもが泣いている声を聞く。放っておけないと、その扉を開けるのだが……。翌朝、月原一整は目が覚めた瞬間、なぜか嫌な予感を覚え、苑絵の泊まるホテルに向かう。
■著者
村山早紀(むらやま さき)
1963年、長崎県生まれ。『ちいさいえりちゃん』で毎日童話新人賞最優秀賞、第4回椋鳩十児童文学賞を受賞。
著書に、『シェーラひめのぼうけん』シリーズ(フォア文庫)、『百貨の魔法』(ポプラ文庫)、『コンビニたそがれ堂』シリーズ(ポプラ文庫ピュアフル)、『風の港』シリーズ(徳間書店)、『約束の猫』『100年後も読み継がれる 児童文学の書き方』(以上、立東舎)、『不思議カフェNEKOMIMI』(小学館)、『さやかに星はきらめき』(早川書房)、『街角ファンタジア』(実業之日本社)、『桜風堂ものがたり(上・下)』『星をつなぐ手』『桜風堂夢ものがたり』、『かなりや荘浪漫』シリーズ(以上、PHP文芸文庫)などがある。
執筆:株式会社PHP研究所








