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【2018年本屋大賞発表!】『かがみの孤城』(辻村深月)に決定!話題沸騰の著者最高傑作!

「全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 本屋大賞」が、4月10日に発表となりました!!

2018年、今年の本屋大賞を受賞したのは…

■『かがみの孤城』辻村深月/ポプラ社


かがみの孤城
1,944円 (税込)

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていたーー なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

2012年に鍵のない夢を見るで第147回直木賞を受賞してる辻村深月ですが、本作は著者最高傑作といわれております!

いじめがきっかけで不登校になった主人公が、虹色の輝きを放つ家の鏡に導かれ不思議の世界へ--という、現実のしんどさとファンタジーが絶妙にからんだ傑作。オーダーメイド殺人クラブでも存分に魅せてくれた、中学生の変動激しい自意識と、どこか醒めたところがある言動が堪能できます。主人公へのいじめに対する周囲の大人の反応はさまざまなのですが、「ダメな大人」のダメっぷりは、読んでるこちらが不思議の鏡を通り抜けて物語世界に行き、強めのパンチを喰らわせたいほどのダメっぷり。でもこういう大人いるよね、というリアルさです。

 

■”本屋大賞”ランキングを発表!


1位『かがみの孤城』辻村深月/ポプラ社

かがみの孤城
1,944円 (税込)

学校での居場所をなくし、閉じこもっていた“こころ”の目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうど“こころ”と似た境遇の7人が集められていたーー なぜこの7人が、なぜこの場所に。 すべてが明らかになるとき、驚きとともに大きな感動に包まれる。 生きづらさを感じているすべての人に贈る物語。

 

2位『盤上の向日葵』柚月裕子/中央公論新社

盤上の向日葵
1,944円 (税込)

実業界の寵児で天才棋士。

本当にお前が殺人犯なのか!?

埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが調査を開始した。それから四ヶ月、二人は厳冬の山形県天童市に降り立つ。向かう先は、将棋界のみならず、日本中から注目を浴びる竜昇戦会場だ。世紀の対局の先に待っていた、壮絶な結末とはーー!?

日本推理作家協会賞作家が描く、渾身の将棋ミステリー!

藤井聡太六段の快進撃に羽生善治竜王の国民栄誉賞授与と、大きな熱狂の中にある将棋界。熱しているのは私たち周囲であって、棋士たち自身はいつでも変わらぬ情熱で将棋盤に向き合っていると思います。そんな将棋界が舞台の骨太ミステリー。東大卒のエリートビジネスマンから異例の転身をとげた棋士、かつて奨励会にいながらプロの道を諦めた刑事…フィクションの将棋界も熱いです!
「将棋界を舞台にした『砂の器』」がテーマだったという著者、柚月裕子。砂の器の大きなテーマだった親子の葛藤が描かれます。

 

3位『屍人荘の殺人』今村昌弘/東京創元社

屍人荘の殺人
1,599円 (税込)

**【デビュー作にして前代未聞の3冠!

『このミステリーがすごい!2018年版』第1位

『週刊文春』ミステリーベスト第1位

『2018本格ミステリ・ベスト10』第1位

 

たった一時間半で世界は一変した。

全員が死ぬか生きるかの極限状況下で起きる密室殺人。

史上稀に見る激戦の選考を圧倒的評価で制した、第27回鮎川哲也賞受賞作。**

 

神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。合宿一日目の夜、映研のメンバーたちと肝試しに出かけるが、想像しえなかった事態に遭遇し紫湛荘に立て籠もりを余儀なくされる。緊張と混乱の一夜が明けーー。部員の一人が密室で惨殺死体となって発見される。しかしそれは連続殺人の幕開けに過ぎなかった……!! 究極の絶望の淵で、葉村は、明智は、そして比留子は、生き残り謎を解き明かせるか?! 奇想と本格ミステリが見事に融合する選考委員大絶賛の第27回鮎川哲也賞受賞作!

第二十七回鮎川哲也賞選考経過、選評=加納朋子 北村薫 辻真先

タイトルからすでに、みんな大好き「新本格」っぽさに期待いっぱいでしたが、話が急転すると驚きと、不謹慎ですがワクワクが止まらなくなります。この状況…著者はいったい、どう「畳む」…?
物語の中ならではの特殊な環境下で「(ネタバレ防止ピー)」が成立してしまうところは、『(ネタバレ防止ピー)』にも通じるところがあります。シリーズ化は難しいかもしれませんが、ぜひとも探偵と助手でもう1度見てみたいと思う作品です!

 

4位『たゆたえども沈まず』原田マハ/幻冬舎

たゆたえども沈まず
1,382円 (税込)

誰も知らない、ゴッホの真実。

天才画家フィンセント・ファン・ゴッホと、商才溢れる日本人画商・林忠正。
二人の出会いが、〈世界を変える一枚〉を生んだ。

1886年、栄華を極めたパリの美術界に、流暢なフランス語で浮世絵を売りさばく一人の日本人がいた。彼の名は、林忠正。その頃、売れない画家のフィンセント・ファン・ゴッホは、放浪の末、パリにいる画商の弟・テオの家に転がり込んでいた。兄の才能を信じ献身的に支え続けるテオ。そんな二人の前に忠正が現れ、大きく運命が動き出すーー。『楽園のカンヴァス』『暗幕のゲルニカ』の著者による
アート小説の最高傑作、誕生!

2017年-2018年にかけては「ゴッホ展」が開催されていたこともあり、この作品の鑑賞のタイミングとしてはまさにピッタリ!すでに私の西洋絵画鑑賞する際の知識のかなりの部分は史実と創作の区別もややついていないまま、原田マハさんの作品で得たものがベースになってしまっているのですが、本作については画家・ファン・ゴッホと、浮世絵をパリに売り込んだ画商・林忠正というキーマン2人の間に「実際に交流があったのかはわかっていない」という原田マハさんのインタビュー記事を拝見して愕然…!なんて素敵な創作なのだ!絵画の向こうの物語を想像するのは楽しいぞ!

 

5位『AX アックス』伊坂幸太郎/KADOKAWA

AX アックス
1,620円 (税込)

【『グラスホッパー』『マリアビートル』に連なる、伊坂幸太郎史上最強のエンタメ小説<殺し屋シリーズ>!】最強の殺し屋はーー恐妻家。物騒な奴がまた現れた!新たなエンタメの可能性を切り開く、娯楽小説の最高峰!「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。引退に必要な金を稼ぐため、仕方なく仕事を続けていたある日、爆弾職人を軽々と始末した兜は、意外な人物から襲撃を受ける。こんな物騒な仕事をしていることは、家族はもちろん、知らない。書き下ろし2篇を加えた計5篇。シリーズ初の連作集!

殺し屋シリーズ三作目、これまでと変わらず、日常に溶け込む殺し屋の人生を見事に描いていました。殺し屋という血なまぐさい職業の登場人物たちですが、読んでいてそれほど不快だったり不気味だったりすることはなく、読了後にふと街を歩いていると、殺し屋の彼らと実はすれ違っているのではと思うほど、身近な存在になっている気がします。一気に読み切りたくなる作品なのでハイカロリーではありますが、何度も読みたくなってしまうんですよね。

 

6位『騙し絵の牙』塩田武士/KADOKAWA

騙し絵の牙
1,728円 (税込)

『罪の声』で2017年本屋大賞第3位。第7回山田風太郎賞受賞の塩田武士が、 俳優・大泉洋を主人公に「あてがき」した挑戦作! 斜陽の一途を辿る出版界に、圧倒的リアル筆致でメスを入れる!

大泉洋さんで「あてがき」ということで、読んでる間主人公・速水のビジュアルも完全に大泉洋さんでした。挿絵ならぬ挿し写真?の効果もあって想像とのシンクロ率も高かったです。話題性だけではなく出版・販売に関わる者の端くれとしてズキズキ胸が痛む系エンターテイメント。

 

7位『星の子』今村夏子/朝日新聞出版

星の子
1,188円 (税込)

主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。前作『あひる』が芥川賞候補となった著者の新たなる代表作。

新興宗教にハマる一家の女の子視点のストーリーですが、少女の当たり前の日常の中に新興宗教がある様子が何とも不気味でした。女の子視点ではありますが、周りの人々の宗教に対する反応が様々で、これが世の中なのだと言い得ているようでした。本作は新興宗教という、一般で口にするのは憚られるテーマではありますが、他の切り口だったとしても同じように1つの事象に対して十人十色の意見があるんだろうなと思ってしまいました。

 

8位『崩れる脳を抱きしめて』知念実希人/実業之日本社

崩れる脳を抱きしめて
1,166円 (税込)

広島から神奈川の病院に実習に来た研修医の碓氷は、脳腫瘍を患う女性・ユカリと出会う。外の世界に怯えるユカリと、過去に苛まれる碓氷。心に傷をもつふたりは次第に心を通わせていく。実習を終え広島に帰った碓氷に、ユカリの死の知らせが届くーー。彼女はなぜ死んだのか? 幻だったのか?ユカリの足跡を追い、碓氷は横浜山手を彷徨う。そして、明かされる衝撃の真実!? どんでん返しの伝道師が描く、究極の恋愛×ミステリー!!

知念実希人さんの小説には当然、医師ならではのリアリズム、知見などが散りばめられているのですが、真の魅力はそれらの「らしさ」がメインではなくストーリーテリング上の手段のひとつなところだと思います。「恋愛×ミステリー」彼にしか書けなかった作品だと心から思います。

 

9位『百貨の魔法』村山早紀/ポプラ社

百貨の魔法
1,728円 (税込)

時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。 エレベーターガール、新人コンシェルジュ、宝飾品売り場のフロアマネージャー、テナントのスタッフ、創業者の一族らが、それぞれの立場で街の人びとに愛されてきたデパートを守ろうと、今日も売り場に立ちつづけるーー。 百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!

まさに自分自身が百貨店に勤めている時を思い出し、懐かしく心温まるお話でした。星野百貨店の世界観に引き込まれ、本当に実在しており、自分もそこにいるかのような感覚になりました。現代が百貨店にとっては厳しい時代というのもよく分かるので、そんな中でもたくさんのお客様を笑顔にし、色んな出会いや奇跡が生まれている星野百貨店がずっと残り続けてくれることを本気で願ってしまいます。

 

10位『キラキラ共和国』小川糸/幻冬舎

※未電子化

 

 

====< 2018年翻訳小説部門 >========

 

1位『カラヴァル 深紅色の少女』ステファニー・ガーバー著、西本かおる訳/キノブックス

※未電子化

 

2位『13・67』陳浩基著、天野健太郎訳/文藝春

13・67
1,500円 (税込)

華文(中国語)ミステリーの到達点を示す記念碑的傑作が、ついに日本上陸!

現在(2013年)から1967年へ、1人の名刑事の警察人生を遡りながら、香港社会の変化(アイデンティティ、生活・風景、警察=権力)をたどる逆年代記(リバース・クロノロジー)形式の本格ミステリー。どの作品も結末に意外性があり、犯人との論戦やアクションもスピーディで迫力満点。

本格ミステリーとしても傑作だが、雨傘革命(2014年)を経た今、67年の左派勢力(中国側)による反英暴動から中国返還など、香港社会の節目ごとに物語を配する構成により、市民と権力のあいだで揺れ動く香港警察のアイデンティティを問う社会派ミステリーとしても読み応え十分。

2015年の台北国際ブックフェア賞など複数の文学賞を受賞。世界12カ国から翻訳オファーを受け、各国で刊行中。映画化件はウォン・カーウァイが取得した。著者は第2回島田荘司推理小説賞を受賞。本書は島田荘司賞受賞第1作でもある。
 

 

3位『その犬の歩むところ』ボストン・テラン著、田口俊樹訳/文藝春秋

その犬の歩むところ
880円 (税込)

『神は銃弾』で「このミステリーがすごい!」第1位。
『音もなく少女は』で「このミステリーがすごい!」第2位。
名匠ボストン・テランが帰ってきた。
犬を愛するすべての人に贈る感涙の傑作。

傷ついた人々のそばに、いつもその犬がいた。

GIVーーギヴ。それがその犬の名だ。その孤独な犬の首輪に刻まれていた三文字だ。傷だらけで、たったひとり、山道を歩んでいた犬の名だ。彼はどこから来たのか。どこで、なぜ、こんなにも傷だらけになったのか。彼は何を見てきたのか。どこを歩んできたのか。
犯罪が、天災が、戦争が、裏切りがあった。世界が理不尽に投げてよこす悲嘆があり、それと戦い、敗れる者たちを見守ってきた一匹の犬がいた。
この世界の不条理と悲しみに立ち向かった人たちに静かに寄り添っていた気高い犬。

『神は銃弾』でみせた荘厳な世界観、『音もなく少女は』でみせた崇高な人間の強さ、そしてボストン・テランにしか生み出せない乾いた詩情をたたえる文体。傷ついたひとたちの悲劇と救済を描く感動の最新作。

 

ぜひ、この機会にご一読ください!

 

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