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訳あって故郷に帰ったら大変な事になりました!オススメ漫画5選

BLUE(1)
462円 (税込)

知らぬ間に故郷で大変な事件が発生したり、嫌なことから逃げ帰ったにもかかわらず故郷でも似たような目に遭ったりと、帰郷系の作品は設定も話の展開も非常にバリエーション豊かです。そこでここでは、主人公が故郷で大変な目に遭う漫画を5作紹介します。


■『BLUE』/千葉コズエ


BLUE(1)
462円 (税込)

生まれ育った島に東京から帰ってきた一戸美海(いちとみみ)が、かつての幼馴染たちと再び絆を深めていくラブストーリー。幼馴染たちと再会した美海はその足でみんなと海へ繰り出すが、海中でイルカがたくさん寄ってきたことにより、心が傷ついていることを彼らに悟られてしまう。その後、東京で何があったかを問われた美海は「失恋で心を病んで学校に行けなくなった」と話すが、その時の交際相手が前の学校の教師であることまでは明かせずにいた。

本作は、イルカが生息する雄大な自然と個性豊かな幼馴染たちが、都会で傷ついた美海をひたすら癒やすという大変ハートフルな物語です。また3年ほど離れて生活していた幼馴染が、それぞれ子供の頃の面影を残しつつしっかり成長している様子は非常にリアルであり、読者も彼らのグループ内にいるような臨場感を味わえます。一方で美海は恋愛における挫折をきっかけに島へ帰ってきたにもかかわらず、今度はかつての幼馴染らとの複雑な恋愛模様に身を投じていくので、「これで本当に立ち直れるのか」というハラハラ感にページを捲る手が止まらなくなることでしょう。のちに美海と恋に落ちる幼馴染の男性二人はいずれもクセのない爽やかなキャラなので、少女漫画好きなら年代問わずオススメです。


■『サマータイムレンダ』/田中靖規


サマータイムレンダ 1
627円 (税込)

幼馴染・潮(うしお)の葬儀に参列するため故郷の日都ヶ島(ひとがしま)に戻った網代慎平(あじろしんぺい)が、潮の死因が他殺ではないかという話を聞き、真相に迫るSFサスペンス。慎平は潮が海難事故で亡くなったと聞いていたが、彼女の首に絞められた痕があったことや、死の数日前に潮のドッペルゲンガーが現れたことなど次々と新事実が発覚する。やがて「影の病」の存在に行き着いた慎平は潮の妹とともに手がかりを求めて神社を訪れるも、突如現れた妹の「影」によって二人とも撃ち殺されてしまう。だが慎平は再び、帰郷した日に目覚めるのだった。

本作は里帰りして間もなく殺人事件に巻き込まれるという、主人公が帰郷する漫画の中でも特に物騒な話です。しかし、潮の家族も葬儀の翌日から店を再開するなど、登場人物が皆心の強さを持っているので安心感を持って読み進められるでしょう。また葬儀の最中にカメラのフラッシュらしき光が生じるシーンなど、細かい所に物語の伏線がちりばめられており、1コマたりとも見逃せないハイレベルなミステリー作品に仕上がっています。島の脅威に迫る謎解き展開や流血を含むバイオレンスな殺人シーン、ほのかなラブコメ要素など様々なジャンルが融合しているので、漫画の好みにかかわらずご一読いただきたい作品です。


■『火葬場のない町に鐘が鳴る時』/和夏弘雨, 碧海景


火葬場のない町に鐘が鳴る時(1)
660円 (税込)

山奥にある故郷のみとず町に10年ぶりに戻ってきた卯月勇人(うづきゆうと)が、夕方6時に出現する謎の怪物「冥奴(メイド)様」に立ち向かうサスペンスホラー。勇人はみとず町について早々、幼馴染の咲(さき)を探すため親と別れて町を散歩するが、彼女は見当たらず町自体も以前より寂れていた。その後火事が発生したお店で咲と再会を果たすも、咲は10年前勇人が何も言わずいなくなったことを根に持ち攻撃的な態度をとる。しかし店の鳩時計が鳴ると急に血相を変えて走り始めるのだった。

昔から聞かされていた怖い言い伝えが帰郷したら現実のものになっていた、という田舎町ならどこででも起こりそうな設定が魅力です。冥奴様に捕まるとどうなってしまうのか、また正体不明の化け物を相手にごく普通の高校生がどう立ち向かっていくのかなど、色々な意味でハラハラしながら読み進められます。また本作の登場人物は好きな男子を事あるごとに蹴るヒロイン、さらに姉を赤の他人扱いする妹などかなり癖の強いキャラクターが揃っており、勇人が彼女らの心をどう開いていくのかも非常に興味深いです。謎に満ちた世界観やキャラクター、そして独特な絵のタッチも相まって唯一無二の雰囲気を放つ作品に仕上がっているので、伝奇系が好きな人や斬新な漫画を読みたい人にオススメです。


■『ハレ婚。』/NON


ハレ婚。(1)
660円 (税込)

失恋が続いたのを苦に地元へ帰ってきた前園小春が、ハレ婚(ハーレム婚)制度により既婚者と結婚することになるラブコメディ。小春は東京で3回ほど恋愛を経験したものの、いずれも相手が既婚者だったという悲劇に見舞われた末、二度と恋をしないという決意のもと帰郷してきた。しかしその地元はいつの間にか一夫多妻制が認められた特区となっており、そこで小春は2人の妻を持つ既婚者・伊達龍之介にしつこく言い寄られる羽目になる。

小春は既婚者というトラウマから逃げるように帰郷したにもかかわらず再び既婚者に絡まれており、更に多妻制である以上避けようのない「正妻の座」争いにも巻き込まれます。あまりに踏んだり蹴ったりであることから、つい無条件で応援したくなってしまうことでしょう。とはいえ龍之介の妻たちはみな個性豊かであり、またいずれもハレ婚に至った背景が意外と切実であることから、誰にスポットを当てても物語に深く入り込めるはずです。もちろん謎多き龍之介について、生い立ちやハレ婚の動機などを気にしながら読み進めるのも面白いです。本作は専ら妻視点で話を進めることによりハーレム漫画=青少年の読み物というイメージを覆しているので、ラブストーリー好きの女性にもオススメです。


■『花束をもう一度』/ancou


花束をもう一度 1
715円 (税込)

職場いじめや恋人の浮気を苦にして実家へ戻った長瀬葉奈(はな)が、庭師の男性・りょうとの出会いを機に新たな生き方を発見していくラブストーリー。東京で働いていた葉奈は、ささいなことから職場の上司に嫌がらせを受けるようになり、更に付き合っていた彼氏の浮気現場を目の当たりにしてしまう。その後仕事を辞めて実家へ戻る葉奈だったが、家族が温かく迎え入れてくれたこと、そして弟の友人の庭師が親切にしてくれたことで少しだけ元気を取り戻すのだった。

30歳にして仕事を辞めて帰ってきた娘や元々ニート気味の息子に対しあまりに温かすぎる両親、そして不器用ながら初対面の葉奈に親身に接するりょうなど、登場人物が総じて優しさに満ちているのが魅力です。恋愛の挫折から逃げた先で新たな恋に出会うという王道のリベンジ系ラブストーリーであり、他の4作品に比べるとそれほど大変なことにはなっていないものの、東京での一件以来恋愛に臆病になっているであろう葉奈が、りょうとどう距離を縮めていくのか、見届けたい気持ちにさせられます。実家での生活やりょうとの恋を経て新たな人生を見出す過程が丁寧に描かれているので、今いる環境から逃げ出したいと思っている人や人生をやり直そうと考えている人はぜひ本作を参考にしてほしいです。


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