電子書籍

オタサーの姫はちやほやされたいのです!オススメ漫画5選

ヒメコウカン〜オタサーの姫がカレシ交換をご所望な件〜(1)
660円 (税込)

「オタサーの姫」とは、男性メンバーばかりが集まるサークルに所属している、数少ない女性メンバーのことを指す言葉です。女性=姫という意味ならば和気藹々とした空気を感じますが、この場合の姫はお姫様扱いという意味を持ちます。ちやほやされたい姫たちが登場する漫画をご紹介します。


■『ヒメコウカン〜オタサーの姫がカレシ交換をご所望な件〜』/大井昌和


ヒメコウカン〜オタサーの姫がカレシ交換をご所望な件〜(1)
660円 (税込)

サークルに君臨する姫が、自身の欲求を満たすために冴えないカップルを振り回していくエロティックラブストーリー。大野須佐(すさ)は大学2年生。アニメやゲームなど現代サブカルを広く研究するエンタメ研に所属している。自他ともに認める冴えないオタクの須佐だったが、趣味の話ができる彼女の亜麻根初音(あまねはつね)との仲も順調で、それなりに充実した日々を送っていた。ある日、サークルの打ち上げの前に須佐は、友人で神絵師の此花咲也(このはなさくや)の彼女であり神コスプレイヤーの、サークルの姫・蛭子巫女(えびすみこ)に部室で関係を迫られるのだった。

オタクであることを隠すのが当たり前だった時代もありますが、現代ではひとつの趣味として受け入れられるようになりました。とはいえ、エンタメ研のようにリア充集団が主流になったかと言えば、首を傾げざるを得ません。オタクにも人種の違いがあるのです。エンタメ研の姫、蛭子巫女はリア充を絵に描いたような女性ですし、正しく「姫」というべき人物です。少しむっちりとした体型にぽってりとした唇。神コスプレイヤーとしてグラビアを飾ることもあるくらいだから、ビジュアルは満点です。時折語尾に「にゃ」とつけたりするところもあざと可愛く、誰にでも気さくに話しかけます。サークル所属者は男女問わず巫女に好意を寄せ、それ故に彼女はサークルのカースト上位に君臨しています。サークルに関わることなら、人間関係に至るまで巫女の思い通りにならないことはありません。恋人の仲をかき回す姿には閉口しますが、あまりの奔放さに逆に毒気を抜かれてしまいます。これも姫の魅力のなせるわざなのかもしれません。


■『オタサーの姫殺人事件』/荒木宰


オタサーの姫殺人事件(1)
660円 (税込)

サークルの中心人物だった姫が謎の死を遂げたことで、彼女の死の真相と、隠された本当の姿を探っていく、オタクサークルミステリー。青鹿孝路(あおしかこうじ)は大学の漫画・アニメ同好会に所属している2年生。趣味の話ができる男だらけの仲間たちとの関係が心地よく、三次元の女性は必要ないと考えていた。ある日、同好会に姫城(ひめぎ)しいなという新入生がやってくる。趣味も同じで、優しく社交的で可愛い姫にのめり込んでいく同好会のメンバー。しかし、学園祭当日、姫は死体で発見されてしまうのだった。

オタサーの姫は、オタクサークルの中では逆ハーレム状態です。修羅場も発生しそうなものですが、死体で発見されてしまうのが姫城しいなです。黒髪ロングを一部ツインテールにし、フリルの多い服にミニスカート、ニーハイソックスに立ち姿は少々内股と、オタサーの姫としては鉄板のビジュアルをしています。しいなの魅力は外見だけではありません。誰に対しても相手の好きな話題をチョイスし、一緒に盛り上がります。好きなジャンルが幅広いというよりも、相手に合わせた会話ができるのです。さらに気さくで明るくて優しいです。二次元の可愛いキャラクター一筋だった男子たちをあっさり陥落させたのも、納得の魅力です。しいなは同好会において文字通り姫ですが、あまりわがままではないし、ちやほやされることを喜んでいる風には感じられません。本当のしいなはいったいどんな人物だったのか。謎が深まります。


■『SA07』/津留崎優


SA07 1巻
660円 (税込)

自身の承認欲求を満たすために、漫画・アニメ系専門学校に入学した主人公を中心に、個性的なクリエイターの卵たちの日常を描いた、クリエイティブ青春ラブコメディ。子どもの頃に、描いたイラストや漫画を褒められた経験を持つ橘茉愛(たちばなまちか)は、友人の三木屋りんことともに、イラストレーターを目指して専門学校に進学することにする。茉愛には有名になってちやほやされたいという、壮大な目標があった。そして入学し教室に入った2人は、想像していた以上に個性的なメンバーを目にし、驚くのだった。

茉愛は姫ですが、限りなく自称に近い姫です。高校時代はアイドルオタ、声優オタ、彼氏面という3人の取り巻きがいたため、オタサーの姫的な体裁を保っていましたが、専門学校に入学後はそうもいきません。同級生の伊藤からは出会ってすぐに「サークラ(サークルクラッシャーの略。サークルの秩序を破壊する人間のこと)」と決めつけられ、目の敵にされてしまいます。高校時代のように、周りがちやほやしてくれるという状況にはなりません。総じてオタサーの姫はサークラになりやすいです。しかし、茉愛が本当にサークラ的存在になりそうかといえば、疑問です。茉愛はコミュニケーション能力が高いですが、計算高くはありません。有名になりたい欲求が強すぎるうえに、実現が難しい願望も全て口に出していくという、超ポジティブな性格です。陽性すぎてグループの和が壊れるほど深刻な状況にならなさそうです。見ているとちょっと元気が出る、アイドルのようなお姫様です。


■『姫と呼ばないで』/地下


姫と呼ばないで 1
607円 (税込)

小さな頃の体験から、自身の容姿にコンプレックスを抱いている女子大生が、自身の居場所であるサークルの姫の座を奪われないように奮闘する、オタサー女子バトル漫画。前園美也子は、小学生の頃に可愛い服を着て学校に行った結果、馬鹿にされた経験がトラウマになっている。大学生になっても容姿に自信が持てず、挙動不審になってしまっていた。彼女の居場所は特撮同好会のみ。紅一点ということもあり、ちやほやされる居心地の良さにひたっていた。しかしある日、同好会に新居屋(にいや)つづらという、女の子らしい感じの女子が入部したことで、危機感を抱くのだった。

美也子は洒落っ気のない地味な女性です。常にすっぴん、大きな丸眼鏡に伸ばしっぱなしの髪は括っただけ。垢抜けない彼女が何故姫になっているかといえば、紅一点という状況からというのが大きいです。男子だらけの中にいれば、1人だけいる女子は大事にされるものです。そんな彼女に危機が訪れるのですが、ライバルとなるつづらは美也子とは対照的なタイプの「オタサーの姫」。フリルのついた女の子らしい服装に、語尾はキャラクターのように「にゃー」とつけたりします。どちらかといえば、つづらのほうが一般的なオタサーの姫要素が強いでしょう。男子たちも心揺れるのですが、美也子もただ指をくわえているわけではないというところが意外でしょう。それは特撮同好会が美也子にとって最後の砦だったからに他なりません。女子同士の戦いになるのですが、あまりの痛々しさに目をそらしたくなるところもあります。オシャレと化粧が苦手な女子には厳しい世界が描かれますが、これが現実なのです。


■『ヒメの惰飯』/二階堂幸


ヒメの惰飯(1)
638円 (税込)

元オタサーの姫で現アラサー社会人の主人公が、意識高い系の世界を横目に見ながら、意識低い食事を堪能していく、ジャンクグルメ漫画。姫川基子は27歳。大学時代は漫研サークルに所属し、オタサーの姫だった。現在はアラサーになり、中途採用でデザイン会社に就職したが、周囲は自分磨きに勤しむ「意識高い系」ばかりでうまく馴染めない。ある日、後輩が食べていた健康食品のことを知らず、気まずい思いをした基子は、我慢が限界を突破。自宅に帰ると、健康を意識した食事とは真逆の、不健康の極みな食事を楽しむのだった。

意識高い系。自身のスキルを向上させたり、美を保つために様々な美容法を試したりと、総じて自分磨きを極めている人を指します。要は向上心があって努力ができる人のことなのですが、「意識低い系民」からすれば、その意識を疎ましく思う気持ちもなくはないものでしょう。基子は意識低い系のアラサーです。大学生の頃は漫研サークルに所属し、オタサーの姫として君臨していました。可愛くしながらもサークル仲間をこき使う姿はまさしく姫だったのですが、現在は見る影もない。休日もゴロゴロしながら漫画を読んだりゲームをしたり、内心焦りながらもおひとり様生活を満喫しています。基子は姫だった頃を懐かしく思う反面、あまり触れられたくない黒歴史だと感じている節があります。大人になってみると、当時の自分の行動を冷静に見られるようになるだけに、居た堪れなくなるのでしょう。現在は自由にぐうたらできる自分の城の主。好きな物を食べて、好きなことをして過ごします。そんなアラサー姫生活だって、けして悪いものではないはずです。

関連記事:

オタクが世界を救うのだ!オススメ漫画5選

コスプレ×ラブコメ特集!オススメ漫画5選

凄腕ゲーマーたちの神技に注目!オススメ漫画5選

※2020年10月27日時点の情報です。価格や巻数など、最新の情報は商品ページからご確認ください。