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第164回芥川賞・直木賞決定!芥川賞『推し、燃ゆ』(宇佐見りん)直木賞『心淋し川 』(西條奈加)

(2021/1/20更新)第164回芥川賞・直木賞が決定いたしました!

「芥川龍之介賞」「直木三十五賞」とは…

1935(昭和10)年に制定。芥川賞は新進作家による純文学の中・短編作品のなかから選ばれます。直木賞は新進・中堅作家によるエンターテインメント作品の単行本(長編小説もしくは短編集)が対象です。

それでは早速、候補作をご紹介いたします!受賞作品決定は2021年1月20日(水)予定です。

>>>文学賞受賞作品まとめページはこちら

【第164回芥川賞】

「推し、燃ゆ」/宇佐見りん


推し、燃ゆ
1,540円 (税込)

逃避でも依存でもない、推しは私の背骨だ。アイドル上野真幸を“解釈”することに心血を注ぐあかり。ある日突然、推しが炎上しーー。デビュー作『かか』が三島賞候補の21歳、圧巻の第二作。


【第164回直木賞】

■『心淋し川 』/西條奈加


心淋し川
1,584円 (税込)

「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛は、一つの長屋に不美人な妾を四人も囲っている。その一人、一番年嵩で先行きに不安を覚えていたおりきは、六兵衛が持ち込んだ張方をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして……(「閨仏」)。ほか全六話。生きる喜びと生きる哀しみが織りなす、著者渾身の時代小説。



【直木賞 候補作】


■『 汚れた手をそこで拭かない』/芦沢央


汚れた手をそこで拭かない
1,500円 (税込)

平穏に夏休みを終えたい小学校教諭、認知症の妻を傷つけたくない夫。
元不倫相手を見返したい料理研究家……始まりは、ささやかな秘密。
気付かぬうちにじわりじわりと「お金」の魔の手はやってきて、
見逃したはずの小さな綻びは、彼ら自身を絡め取り、蝕んでいく。

取り扱い注意! 研ぎ澄まされたミステリ5篇からなる、傑作独立短編集。


■『 八月の銀の雪』/伊与原新


八月の銀の雪
1,760円 (税込)

不愛想で手際が悪いーー。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた真の姿とは(「八月の銀の雪」)。会社を辞め、一人旅をしていた辰朗は、凧を揚げる初老の男に出会う。その父親が太平洋戦争に従軍した気象技術者だったことを知り……(「十万年の西風」)。科学の揺るぎない真実が、傷ついた心に希望の灯りをともす全5篇


■『インビジブル』/坂上泉


インビジブル
1,800円 (税込)

昭和29年、大阪を襲った連続猟奇殺人事件。
中卒叩き上げと帝大卒エリートの二人の刑事が手を組んで事件の真相に迫る!

昭和29年、大阪城付近で政治家秘書が頭を麻袋で覆われた刺殺体となって見つかる。
大阪市警視庁が騒然とするなか、若手の新城は初めての殺人事件捜査に意気込むが、上層部の思惑により国警から派遣された警察官僚の守屋と組むはめに。
帝大卒のエリートなのに聞き込みもできない守屋に、中卒叩き上げの新城は厄介者を押し付けられたと苛立ちを募らせるがーー。

戦後の大阪の闇を圧倒的リアリティで描き切る傑作長篇。
松本清張賞受賞作『へぼ侍』(第九回日本歴史時代作家協会賞新人賞も受賞)が話題を呼んだ著者の渾身作。


■『アンダードッグス 』/長浦京


アンダードッグス
2,035円 (税込)

1997年、中国返還前夜の香港に隠された国家機密を奪取せよ!世界の諜報機関を敵に回し、“負け犬たち”の知略を駆使した反撃が始まる!◆2016年『リボルバー・リリー』第19回大藪春彦賞受賞、このミステリーがすごい! 第6位、ミステリが読みたい! 第3位◆2019年『マーダーズ』日本推理作家協会賞候補、ミステリが読みたい! 第6位、細谷正充賞受賞そしてついに放たれる、ハリウッド映画を超える超弩級エンタメ!【内容紹介】「君の選択肢に『No』はない。『Si(はい)』でなければ『morte(死)』だ」ーー1996年末、元官僚の証券マン・古葉慶太は、顧客の大富豪・マッシモからある計画を託される。それは、中国返還直前の香港から密かに運び出される国家機密を強奪せよというものだった。かつて政争に巻き込まれ失脚した古葉は、逆襲の機会とばかりに香港へ飛ぶ。だが、彼を待っていたのは、国籍もバラバラな“負け犬”仲間たちと、計画を狙う米露英中、各国情報機関だったーー。裏切るか、見破るか。策謀の渦巻く香港を“負け犬”たちが駆け抜ける!

■『オルタネート』/加藤シゲアキ

※未電子化 
楽天ブックス(紙)で見る


【芥川賞 候補作】

「旅する練習」/乗代雄介


旅する練習
1,617円 (税込)

小説家で、人気のない風景を描写するのが趣味の私。
サッカー少女で、中学入学を前にした姪の亜美。
2020年3月、コロナ禍で予定がなくなった春休み、
利根川の堤防道をたどり、千葉の我孫子からアントラーズの本拠地まで。
「サッカーの練習しながら、宿題の日記も書きつつ、鹿島を目指す」
姪と叔父の風変わりな旅が始まる。
「これでほんとに鹿島に着くのかなー」
「着くよ」成田線を跨ぐ高架に差しかかって「歩いてりゃ」と私は言った。(本書より)
本当に大切なことを見つけて、
それに自分を合わせて生きるのって、
すっごく楽しい。(本書より)
実力随一の若手作家の新たな傑作!


■「母影」/尾崎世界観


母影
1,430円 (税込)

《第164回 芥川賞候補作》行き場のない少女は、カーテン越しに世界に触れる。デビュー作『祐介』以来、4年半ぶり初の純文学作品。小学校でも友だちをつくれず、居場所のない少女は、母親の勤めるマッサージ店の片隅で息を潜めている。お客さんの「こわれたところを直している」お母さんは、日に日に苦しそうになっていく。カーテンの向こうの母親が見えない。少女は願う。「もうこれ以上お母さんの変がどこにも行かないように」。


■「コンジュジ」/木崎みつ子


コンジュジ
1,540円 (税込)

二度も手首を切った父、我が子の誕生日に家を出て行った母。小学生のせれなは、独り、あまりに過酷な現実を生きている。寄る辺ない絶望のなか、忘れもしない1993年9月2日未明、彼女の人生に舞い降りたのは、伝説のロックスター・リアン。その美しい人は、せれなの生きる理由のすべてとなって……。一人の少女による自らの救済を描く、圧巻のデビュー作。第44回すばる文学賞受賞作にして第164回芥川賞候補作。


■「小隊」/砂川文次(文學界9月号)

※未電子化



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