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2022年青少年読書感想文全国コンクール課題図書

選定理由文責:公益社団法人 全国学校図書館協議会 第68回 青少年読書感想文全国コンクール の課題図書を小学校低学年から高校生まで一同に集めました。
今年も気になる作品が勢ぞろい!あれもこれも読んでみたくなる作品ばかりです。

小学校低学年

  • つくしちゃんとおねえちゃん
    つくしちゃんとおねえちゃん いとうみく/丹地陽子 1,320円(税込)

    つくしちゃんのおねえちゃんは、頭がよくてものしりの、じまんのおねえちゃん。4年生なのにピアノもうまいし、ぶあつい本も読めるし、お買い物のときの計算だっておかあさんより早い。でも、ちょっと怒りっぽくていばりんぼうで、いじわるなときもある。歩くとき、少し右足を引きずる。とてもがんばり屋。ときどきけんかもするけれど、全部ひっくるめて大すきなおねえちゃん。毎日の生活の中で繰り広げられる、姉妹の5つの物語。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由妹の視点で姉への気持ちがよく表現され、文学性も高い。妹から見ると何でもよくできるお姉ちゃん、実は足が不自由で、がんばりやで妹思いの姉。姉妹のそれぞれの思いが伝わってくる。

  • ばあばにえがおをとどけてあげる
    ばあばにえがおをとどけてあげる コーリン・アーヴェリス/イザベル・フォラス 1,650円(税込)

    ばあばはこのごろ元気がない。ケーキも焼かないし、お部屋もほこりだらけで、笑わなくなった。「じんせいから よろこびが きえちゃったみたい」とママは言う。「よろこび」って、なんだろう?「すべりだいを ワァーイ!って すべるみたい?」「そうよ! すばらしく すてきな ワァーイよ!」とママ。ばあばを笑顔にしてあげようと、ファーンは「よろこび」を探しに出かけ…。「よろこび」の意味を教えてくれる、あたたかな絵本。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由歳をとり、笑顔が消えたばあばに笑顔を取り戻そうとするテーマに、明るさがある。絵がすばらしく、絵本の世界で遊ぶばあばと孫の姿が美しい。

  • すうがくでせかいをみるの
    すうがくでせかいをみるの ミゲルタンコ/福本友美子 1,760円(税込)

    うちの家族には、みんなそれぞれ好きなことがある。絵を描く、虫の研究、音楽…主人公も好きなことを探すが、なにをやってもぴんとこない。でも、一つだけ「これだ!」と思ったのは、数学。身の回りの数や形を見つけていろいろ考えることが楽しい。湖に石を投げ、同心円を見る。食べ物をどうやって分けるか…数学で楽しく世界を見る。巻末の「数学ノート」は、「フラクタル」「軌道」など難しそうな数学の用語を絵と文で分かりやすく説明している。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由フィクションだがノンフィクションのような独特な視点、身の回りの数学的な事象に関心を持つという視点、人それぞれ好きなことは異なり、得手不得手があってよいというテーマが流れている。

  • おすしやさんにいらっしゃい!
    おすしやさんにいらっしゃい! おかだだいすけ/遠藤宏 1,760円(税込)

    7人の子どもたちが、お寿司屋さんにやってきた。海から釣りあげられた魚や貝がたくさん。キンメダイ、アナゴ、ヤリイカを取り上げ、包丁でさばき、お寿司になるまでを写真で伝えていく。さばいたアナゴは、甘辛い煮汁で煮て、すしネタにする。イカは、うでを持って内臓を引き抜き、皮をむき開いたら貝がらのなごりもでてきて、実は、イカは貝の仲間だとわかる。生きものが食べものになり、自分たちの体の一部になることが実感できる。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由キンメダイ、アナゴ、イカなど、釣り上げた魚をさばくところからすしにしていく過程に、独自の表現方法と視点があり、類書がない。写真と写真の構成も生き生きとしていてすばらしい。

小学校中学年

  • みんなのためいき図鑑
    みんなのためいき図鑑 村上しいこ/中田いくみ 1,320円(税込)

    4年生のたのちんたちのグループは「オリジナル図鑑」として「ためいき図鑑」を作成することになる。人はどうしてためいきをつくのか、どんなためいきをつくか……たのちんの分身らしい「ためいきこぞう」の助けも借りて、みんなで調べ始める。グループの一人、保健室登校の加世堂さんが、自分の気持ちをみんなに伝えることができたり、「ためいきが、笑顔をつれてくることもある」という前向きな気持ちを発見したりしながら、図鑑を完成させる。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由授業で「ためいき図鑑」を作り、夏休み前に披露、という設定が新鮮で読みたい気持ちになる。子ども同士の関わりに考えさせる要素が多く、図鑑づくりを通した子どもたちの成長が読み取れる。

  • チョコレートタッチ
    チョコレートタッチ パトリック・スキーン・キャトリング/佐藤淑子 1,430円(税込)

    もし、口にしたものがぜんぶ大好物の味になったら夢みたい?ジョンはお菓子が大好きな男の子。お菓子ばかり食べて、ごはんをちゃんと食べないのでパパやママは心配でたまらない。ある日、拾ったコインで買ったチョコレートを食べたのをきっかけに、ジョンが口にするものはみんなチョコレートに!幸せいっぱいのジョンだったが、喜んでばかりはいられなくなる。甘いだけではないピリ辛の展開にどきどきはらはらする物語。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由「いい子」ではない主人公に親しみ、子どもたちは自分に引き寄せながら物語を読める。表紙デザインは手に取りやすく、これから読む物語への期待を高めている。

  • 111本の木
    111本の木 リナ・シン/マリアンヌ・フェラー 1,540円(税込)

    インドのピプラントリ村の大理石工場で働くスンダルさんは、村が荒れ地になっていくことを憂いて村長になった。翌年、娘を病で亡くしたスンダルさんは、村に女の子が生まれるたびに、111本の木を植えてお祝いしようと村人に話しはじめる。木の世話をし、18歳までの通学を両親と約束する。村では女の子の誕生は歓迎されず、学校には行かれなかったからだ。次第にその考えが村に浸透し、森からの産物が安定収入となり、美しく豊かな村に成長していく、実話に基づく絵本。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由読む力が大きく違っている3・4年生でも、絵自体が読み取りやすく、やわらかい。巻末の説明文は、やさしい表現で文中の疑問と子どもの知りたい・調べたいことに応えている。

  • この世界からサイがいなくなってしまう
    この世界からサイがいなくなってしまう 味田村太郎 1,540円(税込)

    アフリカ大陸では密猟によってサイが激減している。「薬になる」として角が高値で取引されるためだ。だが、そこに科学的な根拠はない。専門家は「あと20年でアフリカからサイがいなくなってしまうかもしれない」と懸念している。現状を変えようと、さまざまな取り組みが行われている。母親を殺された子サイを保護する「サイの孤児院」や科学技術による「復活プロジェクト」、レンジャーの奮闘などをNHK記者が取材したノンフィクション。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由絶滅の危機に瀕しているサイの実情が、具体例をもとに平易な文章でかかれており、説得力がある。関わる人々の奮闘の描かれ方が建設的かつ希望の持てる内容となっている。

小学校高学年

  • りんごの木を植えて
    りんごの木を植えて 大谷美和子/白石ゆか 1,650円(税込)

    小学校5年のみずほの一家は、祖父母と共に二世帯住宅で暮らしている。月に一度の「いっしょごはん」の時間が、皆のつながりの場である。ある日、みずほは家族の言動から異変に気付く。父に尋ねると、祖父の病気が進行しているが、祖父は入院治療を拒んでいるのだと知らされる。祖父の余命を皆で支えつつ、みずほは祖父がつぶやいた「きょうわたしはりんごの木を植える」の言葉の意味を噛みしめていく。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由祖父の病気が進行していく中で、家族がさまざまな思いで見守っていく物語の構成に、読者である子どもたちの想(おも)いがさまざまに絡まっていくことが予想される。

  • 風の神送れよ
    風の神送れよ 熊谷千世子/くまおり純 1,650円(税込)

    400年も続く長野県伊那谷の「コト八日行事」。疫病退散を願って計画から準備、本番まで子どもたちだけで行われる。来年は、中学1年生として頭取(リーダー役)となる優斗。今年はその補佐役だ。今まで一度も参加していないが、頭取に任せれば何とかなる。しかし、その頭取は足を骨折し参加できなくなってしまう。一度は補佐を断る優斗だったが……。「コトの神送り」まで、さまざまなことを仲間と解決していくことで、優斗たちは学び大きく成長していく。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由全体的に読みやすく、しっかりと年中行事を伝えてくれている。コロナ禍にある現在に、疫病退散の願いを込めた年中行事について知ることや、子どもたちの成長が読み取れる。

  • ぼくの弱虫をなおすには
    ぼくの弱虫をなおすには K・L・ゴーイング/早川世詩男 1,760円(税込)

    もうすぐ5年生になるゲイブリエルは、トレーラーパークに住む弱虫な少年。進級後、自分をいじめる上級生と同じ校舎になることを一番恐れている。牧師の娘である親友のフリータと共に「こわいものリスト」を作り、困難を乗り越え、弱さを克服していく。頑張れば強くなれる、愛してくれる人がいれば、何もこわくないと。二人を温かく見守る周囲の大人たちも、人種や生活等の違いを超えて力を合わせ、困難に立ち向かう。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由1976年のアメリカ・ジョージア州を舞台に、偏見や人種差別の問題にふれつつ、夏の子どもたちの成長を描いている。外国の物語だが読みやすく、いろいろなイメージを描くことができる

  • 捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ
    捨てないパン屋の挑戦 しあわせのレシピ 井出留美 1,430円(税込)

    町のパン屋に生まれた田村さん。周囲から跡継ぎになれと言われ続けたが、はやりに合わせた菓子パンを作る職人は「にせもの」に思えてならない。修行中のパン屋から逃げ出し、放浪の果てにたどり着いたのは、まき窯で焼く天然酵母の「ほんもの」のパン作りだった。だが丁寧に作ったパンは売れ残り、多くを捨てる日々が続く。迷い悩みながら、やっと実現したのが「捨てないパン屋」だった。環境問題や働き方の見直しなど、社会問題にまで視点が広がっていく。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由「食品ロス」を取り上げ、「もったいない」「無駄を減らせ」と主張するのではなく、「本当に必要なものを必要なだけ作ることがエコにつながる」と新たな視点を提示している

中学校

  • セカイを科学せよ!
    セカイを科学せよ! 安田 夏菜 1,540円(税込)

    藤堂ミハイルは日露にルーツがある中学2年生。目立たず地味に、をモットーに、部活は科学部電脳班だ。ある日転校してきたチリチリのカーリーヘアの女子、山口アビゲイル葉奈は、科学部に生物班を復活させる。見た目も行動もインパクトが強すぎる葉奈に驚き、ひかれるミハイル。生物班の存続の条件として、学校は葉奈に研究発表を求めてきた。電脳班の協力を得て、期限までに完成できるのか。ユーモアあふれる成長物語。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由男女2人の主人公の対比が際立ち、物語の展開が面白い。外国人への偏見の描き方が紋切り型でなく、科学部を舞台とした活動は科学の視点からも興味深く、さまざまな視点から感想文が書ける。

  • 海を見た日
    海を見た日 M・G・ヘネシー/杉田七重 1,760円(税込)

    3人の里子を育てるミセス・Kの家で、中学2年のナヴェイアは家事から年下の2人の面倒までみている。7軒の里親を転々としたナヴェイアは、ミセス・Kの機嫌をとり、ここに住んでいたいのだ。妄想の世界の住人のヴィク、英語が分からないマーラ、自分の将来のために奮闘するナヴェイア。そこに母親に会いたがるクエンティンが加わり、ばらばらだった里子たちの間に微妙な変化が生まれる。クエンティンの母親探しのために4人の冒険が始まる。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由里親制度がよく取材されており、家族について考えさせられる。それぞれの登場人物が一人称で交互に描かれ、内面がよく見える。色々な切り口から読め、さまざまな感想文が期待される。

  • 江戸のジャーナリスト 葛飾北斎
    江戸のジャーナリスト 葛飾北斎 千野境子 1,540円(税込)

    誰もが一度はその作品を目にしたことのあり、海外でもファンが多く高い評価をうける、日本を代表する江戸の浮世絵師、葛飾北斎。そんな彼はどのように大成し、自分の画風を確立させていったのだろう。才能が開花するまでの紆余曲折を経ながらの雌伏の期間、さまざまな流派に属しながらその良さを貪欲に吸収しようとする姿勢など、流派を超え、絶えず飛躍しながら死の間際までその一生を画業に捧げた北斎の意外な一面や、知られざるエピソードなどを垣間見ることができる。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由取材・編集が丁寧で、北斎を「ジャーナリスト」としてとらえる視点がユニーク。作品の成り立ちや北斎の観察眼がよくわかる。北斎作品を調べたり、見たりする、興味・関心を呼び起こす。

高等学校

  • その扉をたたく音
    その扉をたたく音 瀬尾 まいこ 1,540円(税込)

    老人ホーム「そよかぜ荘」でギターの弾き語りを頼まれた29歳の宮路は、会場で介護士の渡部のサックスを聞き心が動く。そんな宮路に入居者の「水木のばあさん」が「ぼんくら」と声をかけたことから、買い物やウクレレの指導などを頼まれるようになる。渡部と一緒に「そよかぜ荘」で念願の演奏会を開いた宮路。水木からは、「ぼんくらな息子へ」と題した愛情あふれる最期の手紙を受け取る。「そよかぜ荘」での体験をもとに、自立を決意して親からの仕送りを断る。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由序盤の混沌とした雰囲気から終盤へと加速していく展開が読みやすい。周囲の人々と織りなす主人公の成長物語が、作品として引き込まれる。

  • 建築家になりたい君へ
    建築家になりたい君へ 隈 研吾 1,540円(税込)

    東京オリンピック2020のメイン会場となった国立競技場をはじめ数々の建築を手がけた著者が、建築家をめざすきっかけとなった代々木競技場、夢のアフリカ調査旅行、初めての建築依頼、中国での初建築「竹の家」など自らの体験とともに、建築にとって重要なことを語っていく。 それは建築にとどまらず、すべての人にとって生きていく上で有効な要素を含む。時に偉大なる先達に対しても厳しい目を向けつつ、自らの信ずる道を進んできた著者だからこその示唆に富む内容である。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由非常に客観的な分析で書かれており、著者自身のスタンスによって他の建築家への評価も中傷になっていない。社会に出て道を極めようとする者への良いアドバイスになっている。

  • クジラの骨と僕らの未来
    クジラの骨と僕らの未来 中村玄 1,430円(税込)

    子どもの頃から生き物が大好きで、ショップで聞いたり図書館で調べたりして爬虫類などを飼育していた著者。中学では理科の教員に感化され試行錯誤で骨格標本をつくり、高校で大学の研究室の見学、アルゼンチンへの留学などを経験し、海洋大学への進学を決意。クジラ博士となるまでが語られる。クジラを追いかけて世界中の海を航海して研究に没頭する姿から、研究の奥深さとともに子どもの頃の探究心が成長とともに深化していく様子が伝わってくる。 ご購入はこちらから 課題図書選定理由海岸に打ち上げられるクジラの調査の大変さ、南氷洋でのシーシェパードとの遭遇など、一つひとつのエピソードが読者を飽きさせない。

読書感想文ってどう書くの?コツがわかれば楽しく書ける!

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