
全国の絵本屋さん3,000人に聞いた、「今年もっともおすすめしたい絵本」ランキング。
2017年は大人も子どももそれぞれの立場で楽しめる絵本がいっぱいです。
さて注目の結果は...!?

なつみはね、すごくいいことおもいついたよ。
なつみがなにかのマネをして、それをおかあさんがあてるゲームだよ!コレ、なーんだ!?

7位
飛行場にあらわれたノラネコぐんだん。かっこいいね、のりたいね、と飛行機にしのび込んでレバーをガッチャン!無事飛びたったものの、燃料が入っていなくて…!?大人気絵本シリーズ第4弾!
9位
大人気絵本『せかいいちのねこ』に続く、ぬいぐるみのニャンコの新作絵本がついに登場。捨てられた子猫を「おとうさん」になって愛情いっぱいに育てるニャンコとあたたかく見守る優しい猫たちの感動の物語。
10位
大人気「100かいだてのいえ」シリーズ第4弾。今回の舞台は空のうえ!
天高くのびるいえにくらすのは、くもさん、あめさん、にじさん……今までとはちょっとちがう、素敵ななかまたちがツピくんをむかえます。


全国のパパ&ママが選ぶ、0~6歳向けの絵本賞です。
2016年10月~17年9月発売の作品が対象で、全国の書店員さんの
投票によるノミネート20作品から、中学校入学前のお子さんを
お持ちの方(育児情報誌「kodomoe」のweb会員)の投票により、
決定しました。
1位
飛行場にあらわれたノラネコぐんだん。かっこいいね、のりたいね、と飛行機にしのび込んでレバーをガッチャン!無事飛びたったものの、燃料が入っていなくて…!? 大人気絵本シリーズ第4弾!
3位
大人気「100かいだてのいえ」シリーズ第4弾。今回の舞台は空のうえ!
天高くのびるいえにくらすのは、くもさん、あめさん、にじさん……今までとはちょっとちがう、素敵ななかまたちがツピくんをむかえます。
全国の絵本屋さんに、おすすめしたい新刊絵本を選んでいただく「MOE絵本屋さん大賞」も
めでたく第10回目を迎えることができました。
最初はMOE読者に向けた小さな企画として始まったものが、今や3,000店を超える全国の書店や
多くのWEBサイトなどでフェアを行うことができるようになり、読者に最も信頼される
絵本賞のひとつに成長できましたこと大変うれしく思っております。
また、ご協力いただいた皆さまにこの場を借りて御礼申し上げます。
そんな中、2017年のランキングが出そろいました。
今回の総評としては「絵本も時代を反映するのだな」ということです。
2017年は「絵本ブーム」という言葉が各メディアに取り上げられ、
編集部にも多くの取材依頼がありました。
今まで絵本を忘れていた大人たちが、絵本という存在を意識するようになってくれたのです。
その「絵本ブーム」の立役者であり、興味のなかった多くの人を絵本の世界に連れてきてくれたのが、
今回で4回目の第1位に輝いたヨシタケシンスケさんです。
またまたまたとなりましたが、おめでとうございます!
受賞作を見て感じたことは、テーマ、企画、絵柄も含め『いっさいはん』や『おじいちゃんとパン』
などのように読者への積極的なアピールが強い作品が多いように感じます。
作品性を高めながらも、より多くの人が気軽に手に取って、その素晴らしさと楽しさを味わって
もらいたいという作り手側の意図と工夫が伝わってきました。
また、ランキングに昔からの定番である物語絵本が少ないことも特徴です。
私の分析ですが、物語絵本のジャンルでは名作と言われるロングセラー絵本がたくさんあり、
その超強力なロングセラー作品が新しい物語絵本を目立たせづらくさせているところに要因が
あるのではないかと思います。
現代の若手作家たちが生み出す新しいジャンルの絵本と名作ぞろいのロングセラー物語絵本、
その両輪がうまくバランスを保っているのが今の絵本界の現状なのだと思います。
2017年ランキングには大人も子どももそれぞれの立場で楽しめる絵本がいっぱいです。
まずは、気になった1冊から手に取って読んでみてください!
白泉社MOE編集長 門野 隆
■ 巻頭大特集 ■
第10回MOE絵本屋さん大賞2017
■ スペシャルふろく■
ヒグチユウコカレンダー2018
■大人気連載■
ヒグチユウコ 『ほんやのねこ』、小川糸/文・牧野千穂/イラスト 『旅ごはん』 ほか
■ 巻頭大特集 ■
ママラク!遊び術
■第2特集■
新生活準備マニュアル
■付録1 別冊よみもの 「ノラネコぐんだんと海の果ての怪物」 工藤ノリコ
■付録2 別冊24P絵本 「パンのずかん」 大森裕子
■とじこみ付録 ノラネコぐんだん折り紙5枚セット