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『エブリリトルシング クワガタと少年』 |

| 『エブリリトルシング(2.0)』 1,260円(税込) |
| 『無限ループ 右へいくほどゼロになる』 630円(税込) |

| 『かんたんプログラミングExcel 2007 VBA(コントロール・関数編)』 1,980円 (税込) |

| 『かんたんプログラミングExcel 2007 VBA(基礎編)』 2,800円(税込) |

| 『井上和香〜和香白書〜』 1,781円(税込) |

| 『W〜井上和香写真集〜』 580円(税込) |
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−−井上さんは以前から愛読していたそうですが。 井上さん 初めて読んだのは昨年末ですが、すごく感動しました。6編の短編のうち、特に「アフター・ザ・プロム」に登場する野球部の監督の「お前がそうして無駄に過ごした今日は、昨日死んだ人が痛切に生きたかった明日なんだ」という言葉に胸を打たれました。「私たちは生かされているんだ」と改めて考えさせられました。 −−原作者として舞台化の感想は。
大村さん 先日、舞台関係者の顔合わせがあり、そのときとっさに出た言葉が「現実が夢を超えてしまったな」でした。本がベストセラーになり「夢がかなった」と思っていたら舞台化、しかも井上和香さん主演。一言で言えば夢見心地です。こんなに光栄なことはありません。 井上さん そんなにおっしゃっていただけるなんて、恥ずかしいです(笑)。 大村さん 小説のだいご味は頭の中でイメージできるという点ですが、舞台のだいご味は、それを五感で感じられるということだと思います。観客のみなさんに楽しんでいただきたいし、そういう舞台になると思います。 −−愛読書が原作の舞台に立つというのは。 井上さん 台本を開いて初めて読むというのとは違い、最初から気持ちが入っていました。その分、余計に難しいですよね。自分が思っていることを観客のみなさんに伝えられるか否か、プレッシャーも大きいです。でもプレッシャーがないと成長はできないと思うので、この役には大変感謝しています。自分が初めて本を読んだときの感動を、100パーセント以上にして、観客のみなさんに伝えられればと思います。台本は、原作そのままではなく、アレンジが入っていますが、でも原作が伝えたいことはきちんと盛り込んであって、「生きる力」を読む人・見る人に感じてもらうという意味では、原作も舞台も同じですよね。 −−主人公「菜々美」はどんな女性でしょうか。 井上さん 菜々美は強い子なんですよね。弱さもあるけれど、それを隠して生きている。それでいて自分の夢をしっかり持っていて、尊敬できる子です。私も芸能界に入るという夢を小さいころから持っていたので、菜々美が夢を追いかける気持がよく分かります。同時に、ときどき気持ちが折れてしまったり「やっぱりつらいから楽な道に行きたい」という、そんな弱さにも共感できます。 −−演じるにあたって、特に力を入れている点を教えてください。井上さん 私が演じる菜々美は大人になった菜々美です。この作品には中学生の菜々美も登場して、これは別の方が演じます。その過程があっての大人の菜々美です。顔も体型も年齢も違いますが、だけど観客のみなさんには同じ菜々美だと思ってもらえるよう、その連続性、シンクロを大事にしたいと思います。 −−テレビや映画と舞台とでは、雰囲気など違いますか。 井上さん 違いますね。私の初めての演技経験は『SAY YOU KIDS』という舞台でした。そのとき共演の方から言われたのが「一番最初に踏んだ舞台で、(舞台を)好きになるか嫌いになるかが決まる」という言葉で、私はというと、それ以来、舞台のとりこになってしまいました。観客のみなさんにダイレクトに何かを伝えるのはとても難しいことですが、その分、ダイレクトに反応が返ってくるのは、演じ手としてほかにはない喜びです。 −−井上さんの話を聞いて、原作者として感想を。 大村さん 井上さん以上の配役はありませんね。井上さんはバラエティー番組ではとても明るいキャラクターですが、女優になった瞬間、影が見え隠れするんです。影を隠して気丈に明るく振舞う。これは本のテーマでもあるのですが、人間は誰しも与えられた環境が違います。誰もが一番になれるわけではない。では、一番になれなかった人は不幸なのかと言えば、そうではないと思います。与えられた環境の中で目標を持って、それをクリアしたときの喜び。「リトルシング」なのかもしれないけれど、幸せとはそういうものだと思います。井上さん演じる菜々美も、際立ってスーパーウーマンというわけではありません。普通の女性ですが、環境的な理由で影があります。そこを、井上さん演じる菜々美が乗り越えていく姿を、ぜひご覧いただきたいですね。 −−読者に一言お願いします。 井上さん 私を含め、誰しも人には言えない悲しみやつらさを抱えていて、でも、それに耐えて精一杯生きていると思います。そんな方々に「私たちは一人じゃない」ということを、この作品で感じてもらえればうれしいです。 大村さん ぼくはこの本を書くとき、読者が少しでも幸せになるような作品になればいいなと思っていました。よく「涙の数だけ強くなれる」と言いますが、ぼくはそうは思いません。人の心を癒やし、人を強くするのは、ハートウォーミングなストーリーであり、温かい「気づきの言葉」だと思います。舞台でこの物語を知った方には、ぜひ小説もご一読いただければ幸いです。 −−関連ホームページ 舞台「エブリ リトル シング」詳細はこちら http://www.nelke.co.jp/stage/elt/ 大村あつし公式サイト「ボクは不死鳥」 http://www.fushicho.com/ 井上和香オフィシャルブログ http://ameblo.jp/inoue-waka/ |