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全国書店員が選んだ いちばん! 売りたい本 本屋大賞 大賞&ノミネート作品 一挙ご紹介!

2024年、全国の書店員が選んだ一番売りたい本が決定!!

  • 成瀬は天下を取りにいく
    成瀬は天下を取りにいく 宮島 未奈

    2024年本屋大賞 「島崎、わたしはこの夏を西武に捧げようと思う」。各界から絶賛の声続々、いまだかつてない青春小説! 中2の夏休みの始まりに、幼馴染の成瀬がまた変なことを言い出した。コロナ禍、閉店を控える西武大津店に毎日通い、中継に映るというのだが……。さらにはM-1に挑み、実験のため坊主頭にし、二百歳まで生きると堂々宣言。今日も全力で我が道を突き進む成瀬から、誰もが目を離せない! 話題沸騰、圧巻のデビュー作。

  • 水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ 津村 記久子

    2位 「家出ようと思うんだけど、一緒に来る?」身勝手な親から逃れ、姉妹で生きることに決めた理佐と律。ネネのいる水車小屋で番人として働き始める青年・聡。水車小屋に現れた中学生・研司…人々が織りなす希望と再生の物語。

  • 存在のすべてを
    存在のすべてを 塩田武士

    3位 平成3年に発生した誘拐事件から30年。当時警察担当だった新聞記者の門田は、旧知の刑事の死をきっかけに被害男児の「今」を知る。異様な展開を辿った事件の真実を求め再取材を重ねた結果、ある写実画家の存在が浮かび上がるーー。質感なき時代に「実」を見つめる、著者渾身、圧巻の最新作。

  • スピノザの診察室
    スピノザの診察室 夏川 草介

    4位 現役医師として命と向き合い続けた著者が到達した、「人の幸せ」とは。ベストセラーシリーズ『神様のカルテ』を凌駕する、新たな傑作の誕生!その医師は、最期に希望の灯りをともす。

  • レーエンデ国物語
    レーエンデ国物語 多崎 礼

    5位 行こう、あなたと。家を抜け出して、少女は銀霧が舞う森へと旅に出る。絶賛沸騰の王道ファンタジー!異なる世界、聖イジョルニ帝国フェデル城。家に縛られてきた貴族の娘・ユリアは、英雄の父と旅に出る。呪われた地・レーエンデで出会ったのは、琥珀の瞳を持つ寡黙な射手・トリスタンだった。

  • 黄色い家
    黄色い家 川上未映子

    6位 十七歳の夏、親もとを出て「黄色い家」に集った少女たちは、生きていくためにカード犯罪の出し子というシノギに手を染める。危ういバランスで成り立っていた共同生活は、ある女性の死をきっかけに瓦解し……。人はなぜ罪を犯すのか。世界が注目する作家が初めて挑む、圧巻のクライム・サスペンス。

  • リカバリー・カバヒコ
    リカバリー・カバヒコ 青山美智子

    7位 新築分譲マンション、アドヴァンス・ヒル。近くの公園にある古びたカバの遊具・カバヒコには、自分の治したい部分と同じ部分を触ると回復するという都市伝説が。みんなの痛みにやさしく寄り添う、青山ワールドの真骨頂。

  • 星を編む
    星を編む 凪良 ゆう

    8位 花火のように煌めいて、届かぬ星を見上げて、海のように見守って、いつでもそこには愛があった。ああ、そうか。わたしたちは幸せだったのかもしれないね。『汝、星のごとく』で語りきれなかった愛の物語

  • 放課後ミステリクラブ 1(金魚の泳ぐプール事件)
    放課後ミステリクラブ 1(金魚の泳ぐプール事件) 知念実希人/Gurin.

    9位 依頼人は、先生。学校で起こるふしぎな事件。子どもたちが「人生で初めて読むミステリ」を目指しました。 殺人事件はない。でもトリックは本格的。安心して読めて、しかも親子で楽しめる一冊になりました。漢字にはすべて、フリガナつきです。

  • 君が手にするはずだった黄金について
    君が手にするはずだった黄金について 小川 哲

    10位 著者自身を彷彿とさせる「僕」が、怪しげな人物たちと遭遇する連作短篇集。彼らはどこまで嘘をついているのか? いま注目を集める直木賞作家が、成功と承認を渇望する人々の虚実を描く話題作!

2024年翻訳小説部門

  • ようこそ、ヒュナム洞書店へ
    ようこそ、ヒュナム洞書店へ ファン・ボルム/牧野 美加 2,640円(税込)

    大賞 完璧な人生なんてないけれど、「これでいい」と思える今日はある。 ネットで人気を博し韓国で累計25万部を突破した、心温まるベストセラー小説!

  • 卒業生には向かない真実
    卒業生には向かない真実 ホリー・ジャクソン/服部 京子

    2位 わたしはこの真実から、決して目を背けない。 『自由研究には向かない殺人』から始まった。 ミステリ史上最も衝撃的な3部作完結編!

  • 不便なコンビニ
    不便なコンビニ キム・ホヨン/米津 篤八

    3位 誰もが生きづらさを抱えて生きるコロナ前夜のソウルを舞台に、人と人との関わり、罪と赦しを優しくユーモラスに描いた、8篇からなるKヒーリング小説の傑作。

2024年発掘部門

  • プラスティック
    プラスティック 井上 夢人/田中 博

    謎が謎を呼ぶ深遠な井上ワールドの傑作ミステリー。

過去の受賞作品はこちら

 

2023年本屋大賞

  • 汝、星のごとく
    汝、星のごとく 凪良 ゆう

    大賞 その愛は、あまりにも切ない。 正しさに縛られ、愛に呪われ、それでもわたしたちは生きていく。 本屋大賞受賞作『流浪の月』著者の、心の奥深くに響く最高傑作。

  • ラブカは静かに弓を持つ
    ラブカは静かに弓を持つ 安壇 美緒

    2位 武器はチェロ。 潜入先は音楽教室。 傷を抱えた美しき潜入調査員の孤独な闘いが今、始まる。 『金木犀とメテオラ』で注目の新鋭が、想像を超えた感動へ読者を誘う、心震える“スパイ×音楽”小説!

  • 光のとこにいてね
    光のとこにいてね 一穂 ミチ

    3位 たった1人の、運命に出会った 古びた団地の片隅で、彼女と出会った。彼女と私は、なにもかもが違った。着るものも食べるものも住む世界も。でもなぜか、彼女が笑うと、私も笑顔になれた。彼女が泣くと、私も悲しくなった。

  • 爆弾
    爆弾 呉 勝浩

    4位 東京、炎上。正義は、守れるのか。 些細な傷害事件で、とぼけた見た目の中年男が野方署に連行された。 たかが酔っ払いと見くびる警察だが、男は取調べの最中「十時に秋葉原で爆発がある」と予言する。

  • 月の立つ林で
    月の立つ林で 青山 美智子

    5位 似ているようでまったく違う、新しい一日を懸命に生きるあなたへ。 最後に仕掛けられた驚きの事実と読後に気づく見えない繋がりが胸を打つ、『木曜日にはココアを』『お探し物は図書室まで』『赤と青とエスキース』の青山美智子、最高傑作。

  • 君のクイズ
    君のクイズ 小川哲

    6位 『ゲームの王国』『嘘と正典』『地図と拳』。一作ごとに現代小説の到達点を更新し続ける著者の才気がほとばしる、唯一無二の<クイズ小説>が誕生しました。雑誌掲載時から共同通信や図書新聞の文芸時評等に取り上げられ、またSNSでも盛り上がりを見せる、話題沸騰の一冊です!

  • 方舟
    方舟 夕木 春央

    7位 9人のうち、死んでもいいのは、--死ぬべきなのは誰か? 大学時代の友達と従兄と一緒に山奥の地下建築を訪れた柊一は、偶然出会った三人家族とともに地下建築の中で夜を越すことになった。

  • 宙ごはん
    宙ごはん 町田 そのこ

    8位 この物語は、あなたの人生を支えてくれる 宙には、育ててくれている『ママ』と産んでくれた『お母さん』がいる。厳しいときもあるけれど愛情いっぱいで接してくれるママ・風海と、イラストレーターとして活躍し、大人らしくなさが魅力的なお母さん・花野だ。

  • 川のほとりに立つ者は
    川のほとりに立つ者は 寺地はるな

    9位 カフェの若き店長・原田清瀬は、ある日、恋人の松木が怪我をして意識が戻らないと病院から連絡を受ける。 松木の部屋を訪れた清瀬は、彼が隠していたノートを見つけたことで、恋人が自分に隠していた秘密を少しずつ知ることにーー。

  • #真相をお話しします
    #真相をお話しします 結城 真一郎

    10位 ミステリ界の超新星が仕掛ける、五つの罠。日常に潜む小さな“歪み?を、あなたは見抜くことができるか。子供が四人しかいない島で、僕らは「YouTuber」になることにした。でも、ある事件を境に島のひとたちがよそよそしくなっていって……(「#拡散希望」)。

2023年翻訳小説部門

  • われら闇より天を見る
    われら闇より天を見る クリス・ウィタカー/鈴木 恵 2,530円(税込)

    大賞 自称「無法者」の少女ダッチェスと、過去に囚われた警察署長ウォーク。彼女たちの町に、かつての事件の加害者ヴィンセントが帰ってくる。彼の帰還はかりそめの平穏を乱しダッチェスとウォークを巻き込んでいく。そして、新たな悲劇が起こり……解説/川出正樹

  • プリズム
    プリズム ソン・ウォンピョン/矢島暁子

    2位 この恋が永遠でないことを知っている。 けれど感じることができるのは現在だけだ。 『アーモンド』『三十の反撃』の著者が贈る、四人の男女の、揺れ動く心の移ろいを繊細に描いた、大人の恋の物語。

  • グレイス・イヤー
    グレイス・イヤー キム・リゲット/堀江 里美

    3位 ガーナー郡に住む16歳のすべての少女は、危険な魔力を持つとされ、森の奥のキャンプへ一年間追放される。少女ティアニーが、謎に包まれた通過儀礼〈グレイス・イヤー〉でのサバイバルの果てに見た真実。『侍女の物語』×『蠅の王』のポスト・ディストピア小説

2023年発掘部門

  • おちくぼ姫
    おちくぼ姫 田辺 聖子 484円(税込)

    貴族のお姫さまなのに意地悪い継母に育てられ、召使い同然、粗末な身なりで一日中縫い物をさせられている、おちくぼ姫と青年貴公子のラブ・ストーリー。

 

2022年本屋大賞

  • 同志少女よ、敵を撃て
    同志少女よ、敵を撃て 逢坂 冬馬

    大賞 独ソ戦、女性だけの狙撃小隊がたどる生と死。驚愕のデビュー作。第11回アガサ・クリスティー賞大賞受賞作。

  • 赤と青とエスキース
    赤と青とエスキース 青山 美智子

    2位 メルボルンの若手画家が描いた一枚の「絵画」。日本へ渡って三十数年、その絵画は「ふたり」の間に奇跡を紡いでいく。一枚の「絵画」をめぐる、五つの「愛」の物語。彼らの想いが繋がる時、驚くべき真実が現れる!仕掛けに満ちた傑作連作短篇。

  • スモールワールズ
    スモールワールズ 一穂 ミチ

    3位 ままならない現実を抱えて生きる人たちの6つの物語。夫婦円満を装う主婦と、家庭に恵まれない少年。「秘密」を抱えて出戻ってきた姉とふたたび暮らす高校生の弟。初孫の誕生に喜ぶ祖母と娘家族。人知れず手紙を交わしつづける男と女。

  • 正欲
    正欲 朝井 リョウ

    4位 生き延びるために、手を組みませんか。読む前の自分には戻れない。作家生活10周年記念、気迫の書下ろし長篇小説。

  • 六人の嘘つきな大学生
    六人の嘘つきな大学生 浅倉 秋成

    5位 「犯人」が死んだとき、すべての動機が明かされる。成長著しいIT企業「スピラリンクス」が初めて行う新卒採用。最終選考に残った六人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までにチームを作り上げ、ディスカッションをするというものだった。

  • 夜が明ける
    夜が明ける 西 加奈子

    6位 思春期から33歳になるまでの男同士の友情と成長、そして変わりゆく日々を生きる奇跡。まだ光は見えない。それでも僕たちは、夜明けを求めて歩き出す。現代日本に確実に存在する貧困、虐待、過重労働ー。

  • 残月記
    残月記 小田雅久仁

    7位 「俺は突然わけもわからないうちに何もかもを失って、一人になった!」不遇な半生を送ってきた男がようやく手にした、家族というささやかな幸福。だが赤い満月のかかったある夜、男は突如として現実からはじき出される(「そして月がふりかえる」)。「顔じゅうが濡れている。

  • 硝子の塔の殺人
    硝子の塔の殺人 知念 実希人

    8位 雪深き森で、燦然と輝く、硝子の塔。地上11階、地下1階、唯一無二の美しく巨大な尖塔だ。ミステリを愛する大富豪の呼びかけで、刑事、霊能力者、小説家、料理人など、一癖も二癖もあるゲストたちが招かれた。

  • 黒牢城
    黒牢城 米澤 穂信

    9位 「おぬしならばこの曲事を解ける」本能寺の変より四年前、天正六年の冬。織田信長に叛旗を翻して有岡城に立て籠った荒木村重は、城内で起きる難事件に翻弄される。

  • 星を掬う
    星を掬う 町田 そのこ

    10位 辛かった、哀しかった寂しかった。痛みを理由にするのは楽だった。でもー。すれ違う母と娘の物語。

2022年翻訳小説部門

  • 三十の反撃
    三十の反撃 ソン・ウォンピョン/矢島暁子

    大賞 キム・ジヘ。平凡な彼女は、世の中にも会社にも期待することを諦めていた。だが、一癖ある同僚との出会いにより社会へ小さな反撃を始める。次第にジヘは自分らしい生き方を模索するようにー。第5回済州4・3平和文学賞受賞作品。

  • 自由研究には向かない殺人
    自由研究には向かない殺人 ホリー・ジャクソン/服部 京子

    2位 高校生のピップは自由研究で、自分の住む町で起きた17歳の少女の失踪事件を調べている。交際相手の少年が彼女を殺して、自殺したとされていた。その少年と親しかったピップは、彼が犯人だとは信じられず、無実を証明するために、自由研究を口実に関係者にインタビューする。

  • クララとお日さま
    クララとお日さま カズオ・イシグロ/土屋 政雄

    3位 人工知能を搭載したロボットのクララは、病弱の少女ジョジーと出会い、やがて二人は友情を育んでゆく。生きることの意味を問う感動作。愛とは、知性とは、家族とは?ノーベル文学賞受賞第一作、カズオ・イシグロ最新長篇。

2022年発掘部門

 

2021年本屋大賞

  • 52ヘルツのクジラたち
    52ヘルツのクジラたち 町田 そのこ

    大賞 「わたしは、あんたの誰にも届かない52ヘルツの声を聴くよ」 自分の人生を家族に搾取されてきた女性・貴瑚と、母に虐待され「ムシ」と呼ばれていた少年。 孤独ゆえ愛を欲し、裏切られてきた彼らが出会う時、新たな魂の物語が生まれる。

  • お探し物は図書室まで
    お探し物は図書室まで 青山 美智子

    2位 お探し物は、本ですか?仕事ですか?人生ですか?悩める人々が立ち寄った小さな図書室。不愛想だけど聞き上手な司書さんが思いもよらない選書と可愛い付録で人生を後押しします。

  • 犬がいた季節
    犬がいた季節 伊吹 有喜

    3位 ある日、高校に迷い込んだ子犬。生徒と学校生活を送ってゆくなかで、その瞳に映ったものとはー。最後の共通一次。自分の全力をぶつけようと決心する。18の本気。

  • 逆ソクラテス
    逆ソクラテス 伊坂 幸太郎

    4位 逆境にもめげず簡単ではない現実に立ち向かい非日常的な出来事に巻き込まれながらもアンハッピーな展開を乗り越え僕たちは逆転する!無上の短編5編(書き下ろし3編)を収録。

  • 自転しながら公転する
    自転しながら公転する 山本 文緒

    5位 東京で働いていた32歳の都は、親の看病のために実家に戻り、近所のモールで働き始めるが…。恋愛、家族の世話、そのうえ仕事もがんばるなんて、そんなの無理!誰もが心揺さぶられる、7年ぶりの傑作小説。

  • 八月の銀の雪
    八月の銀の雪 伊与原 新

    6位 不愛想で手際が悪いー。コンビニのベトナム人店員グエンが、就活連敗中の理系大学生、堀川に見せた驚きの真の姿。(『八月の銀の雪』)。

  • 滅びの前のシャングリラ
    滅びの前のシャングリラ 凪良 ゆう

    7位 「一ヶ月後、小惑星が衝突し、地球は滅びる」学校でいじめを受ける友樹、人を殺したヤクザの信士、恋人から逃げ出した静香。そしてー荒廃していく世界の中で、四人は生きる意味を、いまわのきわまでに見つけられるのか。

  • オルタネート
    オルタネート 加藤 シゲアキ

    8位 高校生限定のマッチングアプリ「オルタネート」が必須となった現代。東京のとある高校を舞台に、若者たちの運命が、鮮やかに加速していく。

  • 推し、燃ゆ
    推し、燃ゆ 宇佐見 りん

    9位 推しが炎上した。ままならない人生を引きずり、祈るように推しを推す。そんなある日、推しがファンを殴った。第164回芥川龍之介賞受賞。

  • この本を盗む者は
    この本を盗む者は 深緑 野分

    10位 書物の蒐集家を曾祖父に持つ高校生の深冬。父は巨大な書庫「御倉館」の管理人を務めるが、深冬は本が好きではない。ある日、御倉館から蔵書が盗まれ、深雪は残されたメッセージを目にする。

2021年翻訳小説部門

  • ザリガニの鳴くところ
    ザリガニの鳴くところ ディーリア・オーエンズ/友廣 純

    大賞 ノース・カロライナ州の湿地で男の死体が発見された。人々は「湿地の少女」に疑いの目を向ける。6歳で家族に見捨てられたときから、カイアは湿地の小屋でたったひとり生きなければならなかった。

  • 神さまの貨物
    神さまの貨物 ジャン=クロード・グランベール/河野 万里子

    2位 大きな暗い森に貧しい木こりの夫婦が住んでいた。きょうの食べ物にも困るような暮らしだったが、おかみさんは「子どもを授けてください」と祈り続ける。そんなある日、森を走りぬける貨物列車の小窓があき、雪のうえに赤ちゃんが投げられたー。

  • あの本は読まれているか
    あの本は読まれているか ラーラ・プレスコット/吉澤 康子

    3位 一冊の小説が世界を変える。それを、証明しなければ。冷戦下、CIAの女性たちがある小説を武器に超大国ソ連と戦う!本国で出版契約金200万ドル(約2億円)のデビュー作!2020年海外ミステリ最高の話題作!!

2021年発掘部門

  • 「ない仕事」の作り方
    「ない仕事」の作り方 みうらじゅん

    アイデアのひらめき方から印象に残るネーミングのコツ、世の中に広める方法まで、その驚きの仕事術を丁寧に解説。糸井重里さんとの対談も収録。

 

2020年本屋大賞

  • 流浪の月
    流浪の月 凪良 ゆう

    大賞 あなたと共にいることを、世界中の誰もが反対し、批判するはずだ。わたしを心配するからこそ、誰もがわたしの話に耳を傾けないだろう。それでも文、わたしはあなたのそばにいたいー。

  • ライオンのおやつ
    ライオンのおやつ 小川 糸

    2位 余命を告げられた雫は、残りの日々を瀬戸内の島のホスピスで過ごすことに決めた。そこでは毎週日曜日、入居者がもう一度食べたい思い出のおやつをリクエストできる「おやつの時間」があったー。

  • 線は、僕を描く
    線は、僕を描く 砥上 裕將

    3位 水墨画という「線」の芸術が、深い悲しみの中に生きる「僕」を救う。第59回メフィスト賞受賞作。

  • ノースライト
    ノースライト 横山 秀夫

    4位 一級建築士の青瀬は、信濃追分へ車を走らせていた。望まれて設計した新築の家。施主の一家も、新しい自宅を前に、あんなに喜んでいたのに…。Y邸は無人だった。

  • 熱源
    熱源 川越 宗一

    5位 故郷を奪われ、生き方を変えられた。それでもアイヌがアイヌとして生きているうちに、やりとげなければならないことがある。北海道のさらに北に浮かぶ島、樺太(サハリン)。

  • medium 霊媒探偵城塚翡翠
    medium 霊媒探偵城塚翡翠 相沢 沙呼

    6位 推理作家として難事件を解決してきた香月史郎は、心に傷を負った女性、城塚翡翠と出逢う。彼女は霊媒であり、死者の言葉を伝えることができる。

  • 夏物語
    夏物語 川上 未映子

    7位 大阪の下町に生まれ育ち、東京で小説家として生きる38歳の夏子には「自分の子どもに会いたい」という願いが芽生えつつあった。

  • ムゲンのi
    ムゲンのi 知念実希人

    8位 若き女医は不思議な出会いに導かれ、人智を超える奇病と事件に挑むー。夢幻の世界とそこに秘められた謎とは!?予測不可能な超大作ミステリー。

  • 店長がバカすぎて
    店長がバカすぎて 早見和真

    9位 谷原京子(契約社員、時給998円)「マジ、辞めてやる!」でも、でも…本を愛する私たちの物語。

  • むかしむかしあるところに、死体がありました。
    むかしむかしあるところに、死体がありました。 青柳碧人

    10位 鬼退治。桃太郎って…えっ、そうなの?大きくなあれ。一寸法師が…ヤバすぎる!ここ掘れワンワン埋まっているのは…ええ!?昔ばなし×ミステリ。読めば必ず誰かに話したくなる、驚き連続の作品集!

2020年翻訳小説部門

  • アーモンド
    アーモンド ソン・ウォンピョン

    大賞 扁桃体が人より小さく、怒りや恐怖を感じることができない十六歳の高校生、ユンジェ。そんな彼は、十五歳の誕生日に、目の前で祖母と母が通り魔に襲われたときも、ただ黙ってその光景を見つめているだけだった。

  • 掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集
    掃除婦のための手引き書 ルシア・ベルリン作品集 ルシア・ベルリン/岸本 佐知子

    2位 毎日バスに揺られて他人の家に通いながら、ひたすら死ぬことを思う掃除婦(「掃除婦のための手引き書」)。夜明けにふるえる足で酒を買いに行くアルコール依存症のシングルマザー(「どうにもならない」)

  • 三体
    三体 劉 慈欣/大森 望

    3位 物理学者の父を文化大革命で惨殺され、人類に絶望した中国人エリート科学者・葉文潔(イエ・ウェンジエ)。失意の日々を過ごす彼女は、ある日、巨大パラボラアンテナを備える謎めいた軍事基地にスカウトされる。

2020年発掘部門

  • 無理難題が多すぎる
    無理難題が多すぎる 土屋 賢二

    「ぼっち席」、「幸福に目もくれない生き方」、「老人の生きる道」、「善人になる方法」、「運転免許の更新」、「住み心地の問題」、「よくわからない野球解説」、「矛盾との闘い方」など、今日もツチヤ教授のまわりには、一筋縄ではいかない無理難題がいっぱい!

 

2019年本屋大賞

  • そして、バトンは渡された
    そして、バトンは渡された 瀬尾 まいこ

    大賞 血の繋がらない親の間をリレーされ、四回も名字が変わった森宮優子、十七歳。だが、彼女はいつも愛されていた。身近な人が愛おしくなる、著者会心の感動作。

  • ひと
    ひと 小野寺史宜

    2位 たった一人になった。 でも、ひとりきりじゃなかった。 両親を亡くし、大学をやめた20歳の秋。 見えなくなった未来に光が射(さ)したのは、 コロッケを1個、譲(ゆず)った時だった―――。 激しく胸を打つ、青さ弾(はじ)ける傑作青春小説!

  • ベルリンは晴れているか
    ベルリンは晴れているか 深緑 野分

    3位 総統の自死、戦勝国による侵略、敗戦。何もかもが傷ついた街で少女と泥棒は何を見るのか。1945年7月。ナチス・ドイツが戦争に敗れ米ソ英仏の4カ国統治下におかれたベルリン。

  • 熱帯
    熱帯 森見 登美彦

    4位 沈黙読書会で見かけた『熱帯』は、なんとも奇妙な本だった!謎の解明に勤しむ「学団」に、神出鬼没の古本屋台「暴夜書房」、鍵を握る飴色のカードボックスと、「部屋の中の部屋」…。

  • ある男
    ある男 平野 啓一郎

    5位 愛したはずの夫は、まったくの別人であった。 「マチネの終わりに」から2年。平野啓一郎の新たなる代表作! 人はなぜ人を愛するのか。幼少期に深い傷を背負っても、人は愛にたどりつけるのか。

  • さざなみのよる
    さざなみのよる 木皿 泉

    6位 小国ナスミ、享年43。息をひきとった瞬間から、彼女の言葉と存在は、湖に落ちた雫の波紋のように、家族や友人、知人へと広がっていく――。命のまばゆいきらめきを描く感動と祝福の物語!

  • 愛なき世界
    愛なき世界 三浦しをん

    7位 恋のライバルは草でした(マジ)。洋食屋の見習い・藤丸陽太は、植物学研究者をめざす本村紗英に恋をした。しかし本村は、三度の飯よりシロイヌナズナ(葉っぱ)の研究が好き。

  • ひとつむぎの手
    ひとつむぎの手 知念 実希人

    8位 大学病院で過酷な勤務に耐えている平良祐介は、医局の最高権力者・赤石教授に、三人の研修医の指導を指示される。彼らを入局させれば、念願の心臓外科医への道が開けるが、失敗すれば…。

  • 火のないところに煙は
    火のないところに煙は 芦沢 央

    9位 「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」突然の依頼に、作家の「私」は、かつての凄惨な体験を振り返る。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。

  • フーガはユーガ
    フーガはユーガ 伊坂幸太郎

    10位 常盤優我は仙台市のファミレスで一人の男に語り出す。双子の弟・風我のこと、決して幸せでなかった子供時代のこと、そして、彼ら兄弟だけの特別な「アレ」のこと。僕たちは双子で、僕たちは不運で、だけど僕たちは、手強い。

2019年翻訳小説部門

  • カササギ殺人事件
    カササギ殺人事件 アンソニー・ホロヴィッツ/山田蘭

    大賞 1955年7月、サマセット州にあるパイ屋敷の家政婦の葬儀が、しめやかに執りおこなわれた。鍵のかかった屋敷の階段の下で倒れていた彼女は、掃除機のコードに足を引っかけたのか、あるいは…。

  • 元年春之祭
    元年春之祭 陸 秋槎/稲村 文吾

    2位 前漢時代の中国。かつて国の祭祀を担った名家、観一族は、春の祭儀を準備していた。その折、当主の妹が何者かに殺されてしまう。

  • きげんのいいリス
    きげんのいいリス トーン・テレヘン/長山 さき

    2位 ブナの樹のうえに暮らす、心やさしく忘れっぽく、きげんのいいリス。知っていること考えることが多すぎて、頭の重みに耐えかねているアリ。

 

2018年本屋大賞

  • かがみの孤城
    かがみの孤城 辻村 深月

    大賞 学校での居場所をなくし、閉じこもっていたこころの目の前で、ある日突然部屋の鏡が光り始めた。 輝く鏡をくぐり抜けた先にあったのは、城のような不思議な建物。 そこにはちょうどこころと似た境遇の7人が集められていたーー

  • 盤上の向日葵
    盤上の向日葵 柚月裕子

    2位 埼玉県天木山山中で発見された白骨死体。遺留品である初代菊水月作の名駒を頼りに、叩き上げの刑事・石破と、かつてプロ棋士を志していた新米刑事・佐野のコンビが捜査を開始した。

  • 屍人荘の殺人
    屍人荘の殺人 今村昌弘

    3位 神紅大学ミステリ愛好会の葉村譲と会長の明智恭介は、曰くつきの映画研究部の夏合宿に加わるため、同じ大学の探偵少女、剣崎比留子と共にペンション紫湛荘を訪ねた。

  • たゆたえども沈まず
    たゆたえども沈まず 原田マハ

    4位 19世紀末、パリ。浮世絵を引っさげて世界に挑んだ画商の林忠正と助手の重吉。日本に憧れ、自分だけの表現を追い求めるゴッホと、孤高の画家たる兄を支えたテオ。四人の魂が共鳴したとき、あの傑作が生まれ落ちたー。

  • AX アックス
    AX アックス 伊坂 幸太郎

    5位 最強の殺し屋はー恐妻家。「兜」は超一流の殺し屋だが、家では妻に頭が上がらない。一人息子の克巳もあきれるほどだ。兜がこの仕事を辞めたい、と考えはじめたのは、克巳が生まれた頃だった。

  • 騙し絵の牙
    騙し絵の牙 塩田 武士/大泉 洋

    6位 大手出版社で雑誌編集長を務める速水。誰もが彼の言動に惹かれてしまう魅力的な男だ。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、彼の異常なほどの“執念"が浮かび上がってきて…。

  • 星の子
    星の子 今村夏子

    7位 主人公・林ちひろは中学3年生。出生直後から病弱だったちひろを救いたい一心で、両親は「あやしい宗教」にのめり込んでいき、その信仰は少しずつ家族を崩壊させていく。

  • 崩れる脳を抱きしめて
    崩れる脳を抱きしめて 知念実希人

    8位 彼女は幻だったのか?今世紀最高の恋愛ミステリー!!圧巻のラスト20ページ!驚愕し、感動する!!!

  • 百貨の魔法
    百貨の魔法 村山 早紀

    9位 時代の波に抗しきれず、「閉店が近いのでは?」と噂が飛び交う星野百貨店。百貨店で働く人たちと館内に住むと噂される「白い猫」が織りなす、魔法のような物語!

  • キラキラ共和国
    キラキラ共和国 小川糸

    10位 ツバキ文具店は、今日も大繁盛です。夫からの詫び状、憧れの文豪からの葉書、大切な人への最後の手紙…。伝えたい思い、聞きたかった言葉、承ります。『ツバキ文具店』待望の続編。

2018年翻訳小説部門

  • カラヴァル深紅色の少女
    カラヴァル深紅色の少女 ステファニー・ガーバー/西本かおる

    大賞 ようこそ、世界最大のショーへ!すべては演技。偽りの世界です。

  • 13・67
    13・67 陳 浩基/天野 健太郎

    2位 2013年から1967年へ香港警察の名刑事の人生を遡り、権力者と民衆の相克、香港という存在が孕む矛盾を描く華文ミステリー。

  • その犬の歩むところ
    その犬の歩むところ ボストン・テラン/田口 俊樹

    3位 ギヴ。それがその犬の名だ。彼は檻を食い破り、傷だらけで、たったひとり山道を歩いていた。彼はどこから来たのか。何を見てきたのか…。

 

2017年本屋大賞

  • 蜜蜂と遠雷
    蜜蜂と遠雷 恩田陸

    大賞 私はまだ、音楽の神様に愛されているだろうか?ピアノコンクールを舞台に、人間の才能と運命、そして音楽を描き切った青春群像小説。著者渾身、文句なしの最高傑作!

  • みかづき
    みかづき 森 絵都

    2位 昭和36年、学校教育に不信を抱く千明から学習塾の立ち上げに誘われ、吾郎の波瀾の教育者人生が幕を開ける。昭和〜平成の塾業界を舞台に、三世代にわたり奮闘する大島家を描いた、著者渾身の大長編!

  • 罪の声
    罪の声 塩田 武士

    3位 京都でテーラーを営む曽根俊也は、ある日父の遺品の中からカセットテープと黒革のノートを見つける。ノートには英文に混じって製菓メーカーの「ギンガ」と「萬堂」の文字。

  • ツバキ文具店
    ツバキ文具店 小川糸

    4位 ラブレター、絶縁状、天国からの手紙…。鎌倉で代書屋を営む鳩子の元には、今日も風変わりな依頼が舞い込む。伝えられなかった大切な人への想い。あなたに代わって、お届けします。

  • 桜風堂ものがたり
    桜風堂ものがたり 村山早紀

    5位 万引き事件がきっかけで長年勤めた書店を辞めることになった一整。しかしある町で訪れた書店で彼に奇跡のような出会いが起こり……。

  • 暗幕のゲルニカ
    暗幕のゲルニカ 原田マハ

    6位 反戦のシンボルにして20世紀を代表する絵画、ピカソの“ゲルニカ"。国連本部のロビーに飾られていたこの名画のタペストリーが、2003年のある日、忽然と姿を消した…。

  • i
    i 西加奈子

    7位 「この世界にアイは存在しません。」入学式の翌日、数学教師は言った。ひとりだけ、え、と声を出した。ワイルド曽田アイ。その言葉は、アイに衝撃を与え、彼女の胸に居座り続けることになる。ある「奇跡」が起こるまではー。

  • 夜行
    夜行 森見 登美彦

    8位 僕らは誰も彼女のことを忘れられなかった。 私たち六人は、京都で学生時代を過ごした仲間だった。十年前、鞍馬の火祭りを訪れた私たちの前から、長谷川さんは突然姿を消した。

  • コンビニ人間
    コンビニ人間 村田沙耶香

    9位 36歳未婚女性、古倉恵子。大学卒業後も就職せず、コンビニのバイトは18年目。これまで彼氏なし。現代の実存を問い、正常と異常の境目がゆらぐ衝撃のリアリズム小説。

  • コーヒーが冷めないうちに
    コーヒーが冷めないうちに 川口俊和

    10位 お願いします、あの日に戻らせてくださいー。「ここに来れば、過去に戻れるって、ほんとうですか?」不思議なうわさのある喫茶店フニクリフニクラを訪れた4人の女性たちが紡ぐ、家族と、愛と、後悔の物語。

 

2016年本屋大賞

  • 羊と鋼の森
    羊と鋼の森 宮下奈都

    大賞 ゆるされている。世界と調和している。それがどんなに素晴らしいことか。言葉で伝えきれないなら、音で表せるようになればいい。ピアノの調律に魅せられた一人の青年。

  • 君の膵臓をたべたい
    君の膵臓をたべたい 住野よる

    2位 偶然、僕が拾った1冊の文庫本。それはクラスメイトである山内桜良が綴った、秘密の日記帳だったー圧倒的デビュー作!

  • 世界の果てのこどもたち
    世界の果てのこどもたち 中脇初枝

    3位 戦時中、高知県から親に連れられて満洲にやってきた珠子。言葉も通じない場所での新しい生活に馴染んでいく中、彼女は朝鮮人の美子と、恵まれた家庭で育った茉莉と出会う。

  • 永い言い訳
    永い言い訳 西川美和

    4位 人気作家の津村啓は、妻を突然の事故で失い、はじめて彼女と向き合うが…。死者と残された者たちの絆の不確かさを描く、感涙の物語。

  • 朝が来る
    朝が来る 辻村深月

    5位 出産を巡る女性の実状を描く社会派ミステリー。子を産めなかった者、子を手放さなければならなかった者、両者の葛藤と人生を丹念に描いた、感動長篇。

  • 王とサーカス
    王とサーカス 米澤穂信

    6位 『さよなら妖精』から十年のときを経て、高校生だった太刀洗万智は、異邦でふたたび大事件に遭遇する。絶賛を浴びた『満願』をも超える、現在最注目の著者の最新最高傑作!

  • 戦場のコックたち
    戦場のコックたち 深緑野分

    7位 一晩で忽然と消えた600箱の粉末卵の謎、不要となったパラシュートをかき集める兵士の目的、聖夜の雪原をさまよう幽霊兵士の正体…誇り高き料理人だった祖母の影響で、コック兵となった19歳のティム。

  • 流
    東山彰良

    8位 青春は、謎と輝きに満ちているーー台湾生まれ、日本育ち。超弩級の才能を持つ「このミス!」出身、大藪賞受賞の異才が、はじめて己の血を解き放つ!

  • 教団X
    教団X 中村文則

    9位 謎のカルト教団と革命の予感。自分の元から去った女性は、公安から身を隠すオカルト教団の中へ消えた。絶対的な悪の教祖と4人の男女の運命が絡まり合い、やがて教団は暴走し、この国を根幹から揺さぶり始める。

  • 火花
    火花 又吉直樹

    10位 お笑い芸人二人。奇想の天才である一方で人間味溢れる神谷、彼を師と慕う後輩徳永。笑いの真髄について議論しながら、それぞれの道を歩んでいる。神谷は徳永に「俺の伝記を書け」と命令した。

 

2015年本屋大賞

  • 鹿の王
    鹿の王 上橋菜穂子

    大賞 強大な帝国・東乎瑠にのまれていく故郷を守るため、絶望的な戦いを繰り広げた戦士団“独角"。その頭であったヴァンは奴隷に落とされ、岩塩鉱に囚われていた。ある夜、一群れの不思議な犬たちが岩塩鉱を襲い、謎の病が発生する。

  • サラバ!
    サラバ! 西加奈子

    2位 1977年5月、圷歩は、イランで生まれた。父の海外赴任先だ。チャーミングな母、変わり者の姉も一緒だった。イラン革命のあと、しばらく大阪に住んだ彼は小学生になり、今度はエジプトへ向かう。

  • ハケンアニメ!
    ハケンアニメ! 辻村深月

    3位 監督が消えた!?伝説の天才アニメ監督・王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。プロデューサーの有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。

  • 本屋さんのダイアナ
    本屋さんのダイアナ 柚木麻子

    4位 私の呪いを解けるのは、私だけーー。すべての女子を肯定する、現代の『赤毛のアン』。「大穴(ダイアナ)」という名前、金色に染められたバサバサの髪。自分の全てを否定していた孤独なダイアナに、本の世界と彩子だけが光を与えてくれた。

  • 土漠の花
    土漠の花 月村了衛

    5位 ソマリアの国境付近で、墜落ヘリの捜索救助にあたっていた陸上自衛隊第一空挺団の精鋭たち。その野営地に、氏族間抗争で命を狙われている女性が駆け込んだとき、壮絶な撤退戦の幕があがった。

  • 怒り
    怒り 吉田修一

    6位 殺人現場には、血文字「怒」が残されていた。事件から1年後の夏、物語は始まる。逃亡を続ける犯人・山神一也はどこにいるのか?

  • 満願
    満願 米澤穂信

    7位 人を殺め、静かに刑期を終えた妻の本当の動機とはーー。驚愕の結末で唸らせる表題作はじめ、交番勤務の警官や在外ビジネスマン、フリーライターなど、切実に生きる人々が遭遇する6つの奇妙な事件。

  • キャプテンサンダーボルト
    キャプテンサンダーボルト 阿部和重/伊坂幸太郎

    8位 世界を救うために、二人は走る。東京大空襲の夜、東北の蔵王に墜落したB29。公開中止になった幻の映画。迫りくる冷酷非情な破壊者。すべての謎に答えが出たとき、カウントダウンがはじまった。

  • アイネクライネナハトムジーク
    アイネクライネナハトムジーク 伊坂幸太郎

    9位 ここにヒーローはいない。さあ、君の出番だ。奥さんに愛想を尽かされたサラリーマン、他力本願で恋をしようとする青年、元いじめっこへの復讐を企てるOL…。情けないけど、愛おしい。そんな登場人物たちが作り出す、数々のサプライズ。

  • 億男
    億男 川村元気

    10位 宝くじで3億円を当てた図書館司書の一男。浮かれる間もなく不安に襲われた一男は、「お金と幸せの答え」を求めて大富豪となった親友・九十九のもとを15年ぶりに訪ねる。だがその直後、九十九が失踪したー。

 

2014年本屋大賞

  • 村上海賊の娘
    村上海賊の娘 和田竜

    大賞 和睦が崩れ、信長に攻め立てられる大坂本願寺。海路からの支援を乞われた毛利は村上海賊に頼ろうとした。その娘、景は海賊働きに明け暮れ、地元では嫁の貰い手のない悍婦で醜女だった…。

  • 昨夜のカレー、明日のパン
    昨夜のカレー、明日のパン 木皿泉

    2位 悲しいのに、幸せな気持ちにもなれるのだーー7年前、25歳で死んだ一樹。遺された嫁のテツコと一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフの何気ない日々に鏤められたコトバが心をうつ連作短篇集。

  • 島はぼくらと
    島はぼくらと 辻村深月

    3位 母と祖母の女三代で暮らす、伸びやかな少女、朱里。美人で気が強く、どこか醒めた網元の一人娘、衣花。父のロハスに巻き込まれ、東京から連れてこられた源樹。熱心な演劇部員なのに、思うように練習に出られない新。

  • さようなら、オレンジ
    さようなら、オレンジ 岩城けい

    4位 オーストラリアの田舎町に流れてきたアフリカ難民サリマは、夫に逃げられ、精肉作業場で働きつつ二人の息子を育てている。母語の読み書きすらままならない彼女は、職業訓練学校で英語を学びはじめる。

  • とっぴんぱらりの風太郎
    とっぴんぱらりの風太郎 万城目学

    5位 天下は豊臣から徳川へー。重なりあった不運の末に、あえなく伊賀を追い出され、京(みやこ)でぼんくらな日々を送る“ニート忍者"風太郎。その人生は、1個のひょうたんとの出会いを経て、奇妙な方向へ転がっていく。

  • 教場
    教場 長岡弘樹

    6位 君には、警察学校を辞めてもらう。この教官に睨まれたら、終わりだ。全部見抜かれる。誰も逃げられない。前代未聞の警察小説!

  • ランチのアッコちゃん
    ランチのアッコちゃん 柚木麻子

    7位 屈託を抱えるOLの三智子。彼女のランチタイムは一週間、有能な上司「アッコ女史」の指令のもとに置かれた。大手町までジョギングで行き、移動販売車の弁当を買ったり、美味しいカレー屋を急遽手伝うことになったり。

  • 想像ラジオ
    想像ラジオ いとうせいこう

    8位 耳を澄ませば、彼らの声が聞こえるはず。ヒロシマ、ナガサキ、トウキョウ、コウベ、トウホク…。生者と死者の新たな関係を描いた世界文学の誕生。

  • 聖なる怠け者の冒険
    聖なる怠け者の冒険 森見登美彦

    9位 一年ほど前からそいつは京都の街に現れた。虫喰い穴のあいた旧制高校のマントに身を包み、かわいい狸のお面をつけ、困っている人々を次々と助ける、その名は「ぽんぽこ仮面」。

  • 去年の冬、きみと別れ
    去年の冬、きみと別れ 中村文則

    10位 ライターの「僕」は、ある猟奇殺人事件の被告に面会に行く。彼は、二人の女性を殺した容疑で逮捕され、死刑判決を受けていた。調べを進めるほど、事件の異様さにのみ込まれていく「僕」。そもそも、彼はなぜ事件を起こしたのか?

 

2013年本屋大賞

  • 海賊とよばれた男
    海賊とよばれた男 百田尚樹

    大賞 20世紀の産業を興し、人を狂わせ、戦争の火種となった巨大エネルギー・石油。その石油を武器に変えて世界と闘った男とはいったい何者かー実在の人物をモデルにした本格歴史経済小説。

  • 64
    64 横山秀夫(小説家)

    2位 D県警史上最悪の重要未決事件「64」。この長官視察を巡り刑事部と警務部が敵対する。その理由とは? さらに衝撃の展開が・・・。

  • 楽園のカンヴァス
    楽園のカンヴァス 原田マハ

    3位 ニューヨーク近代美術館の学芸員ティム・ブラウンは、スイスの大邸宅でありえない絵を目にしていた。MoMAが所蔵する、素朴派の巨匠アンリ・ルソーの大作『夢』。その名作とほぼ同じ構図、同じタッチの作が目の前にある。

  • きみはいい子
    きみはいい子 中脇初枝

    4位 夕方五時までは家に帰らせてもらえないこども。娘に手を上げてしまう母親。求めていた、たったひとつのものー。それぞれの家にそれぞれの事情がある。それでもみんなこの町で、いろんなものを抱えて生きている。

  • ふくわらい
    ふくわらい 西加奈子

    5位 マルキ・ド・サドをもじって名づけられた、書籍編集者の鳴木戸定。25歳。唯一の趣味は、暗闇でのひとり遊びー。

  • 晴天の迷いクジラ
    晴天の迷いクジラ 窪美澄

    6位 壊れかけた三人が転がるように行きついた、その果ては?人生の転機に何度も読み返したくなる、感涙の物語。

  • ソロモンの偽証
    ソロモンの偽証 宮部みゆき

    7位 クリスマスの朝、雪の校庭に急降下した14歳。彼の死を悼む声は小さかった。けど、噂は強力で、気がつけばあたしたちみんな、それに加担していた。そして、その悪意ある風評は、目撃者を名乗る、匿名の告発状を産み落としたー。

  • 世界から猫が消えたなら
    世界から猫が消えたなら 川村元気

    8位 僕の葬式。僕の枕元に集まる人はどんな人たちだろうか。かつての友達、かつての恋人、親戚、教師、同僚たち。そのなかで僕の死を心から悲しんでくれる人は、何人いるのだろうか。僕と猫と陽気な悪魔の7日間の物語。

  • 百年法
    百年法 山田宗樹

    9位 原爆が6発落とされた日本。敗戦の絶望の中、国はアメリカ発の不老技術“HAVI"を導入した。すがりつくように“永遠の若さ"を得た日本国民。しかし、世代交代を促すため、不老処置を受けた者は100年後に死ななければならないという法律“生存制限法"も併せて成立していた。

  • 屍者の帝国
    屍者の帝国 伊藤計劃/円城塔

    10位 フランケンシュタインの技術が全世界に拡散した19世紀末、英国政府機関の密命を受け、秘密諜報員ワトソンの冒険がいま始まる。日本SF大賞作家×芥川賞作家が贈る超大作。

 

2012年本屋大賞

  • 舟を編む
    舟を編む 三浦しをん

    大賞 玄武書房に勤める馬締光也。営業部では変人として持て余されていたが、人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、辞書編集部に迎えられる。新しい辞書『大渡海』を編む仲間として。

  • ジェノサイド
    ジェノサイド 高野和明

    2位 急死したはずの父親から送られてきた一通のメール。それがすべての発端だった。創薬化学を専攻する大学院生・古賀研人は、その不可解な遺書を手掛かりに、隠されていた私設実験室に辿り着く。

  • ピエタ
    ピエタ 大島真寿美

    3位 生への祝福と喜びを謳いあげる著者の新境地! 天才作曲家ヴィヴァルディが残した一枚の楽譜を糸口に、教え子たちの人生が交錯する。

  • くちびるに歌を
    くちびるに歌を 中田永一

    4位 拝啓、十五年後の私へ。中学合唱コンクールを目指す彼らの手紙には、誰にも話せない秘密が書かれていたー。読後、かつてない幸福感が訪れる切なくピュアな青春小説。

  • 人質の朗読会
    人質の朗読会 小川洋子(小説家)

    5位 囚われの身となった人々が、遠く、隔絶された場所で語るのは、絶望ではなく生きるための物語。しみじみと深く胸を打つ連作短篇集。

  • ユリゴコロ
    ユリゴコロ 沼田まほかる

    6位 暗黒の欲望にとり憑かれ、さまよう魂。運命は、たったひとつの愛と出会わせた。沼田まほかるの小説は、身も心もからめとるー。おそるべき筆力で描ききった衝撃の恋愛ミステリー。

  • 誰かが足りない
    誰かが足りない 宮下奈都

    7位 足りないことを哀しまないで、足りないことで充たされてみる。注目の「心の掬い手」が、しなやかに紡ぐ渾身作。偶然、同じ時間に人気レストランの客となった人々の、来店に至るまでのエピソードと前向きの決心。

  • ビブリア古書堂の事件手帖
    ビブリア古書堂の事件手帖 三上延

    8位 鎌倉の片隅でひっそりと営業をしている古本屋「ビブリア古書堂」。そこの店主は古本屋のイメージに合わない若くきれいな女性だ。残念なのは、初対面の人間とは口もきけない人見知り。接客業を営む者として心配になる女性だった。

  • 偉大なる、しゅららぼん
    偉大なる、しゅららぼん 万城目学

    9位 琵琶湖畔の街・石走に住み続ける日出家と棗家には、代々受け継がれてきた「力」があった。高校に入学した日出涼介、日出淡十郎、棗広海が偶然同じクラスになった時、力で力を洗う戦いの幕が上がった!

  • プリズム
    プリズム 百田尚樹

    10位 「僕は、実際には存在しない男なんです」世田谷に古い洋館を構えるある家に、家庭教師として通うことになった聡子。ある日、聡子の前に、屋敷の離れに住む謎の青年が現れる。

 

2011年本屋大賞

  • 謎解きはディナーのあとで
    謎解きはディナーのあとで 東川篤哉

    大賞 「失礼ながら、お嬢様の目は節穴でございますか?」令嬢刑事と毒舌執事が難事件に挑戦。ユーモアたっぷりの本格ミステリ。

  • ふがいない僕は空を見た
    ふがいない僕は空を見た 窪美澄

    2位 これって性欲?でも、それだけじゃないはず。高校一年、斉藤卓巳。ずっと好きだったクラスメートに告白されても、頭の中はコミケで出会った主婦、あんずのことでいっぱい。

  • ペンギン・ハイウェイ
    ペンギン・ハイウェイ 森見登美彦

    3位 小学4年生のぼくが住む郊外の街に突然ペンギンたちが現れた。この事件に歯科医院のお姉さんの不思議な力が関わっていることを知ったぼくは、その謎の研究を始めるがー。冒険と驚きに満ちた長編小説。

  • 錨を上げよ
    錨を上げよ 百田尚樹

    4位 高度経済成長、六十年安保闘争、東京オリンピック、大阪万博、よど号ハイジャック事件、日本列島改造論、石油ショックー激動の昭和の時代、生まれながらの野生児、作田又三は、人生という荒海を渡っていく。

  • シューマンの指
    シューマンの指 奥泉光

    5位 シューマンに憑かれた天才美少年ピアニスト、永嶺修人。彼に焦がれる音大受験生の「私」。卒業式の夜、彼らが通う高校で女子生徒が殺害された。

  • 叫びと祈り
    叫びと祈り 梓崎優

    6位 砂漠を行くキャラバンを襲った連続殺人、スペインの風車の丘で繰り広げられる推理合戦、ロシアの修道院で勃発した列聖を巡る悲劇…ひとりの青年が世界各国で遭遇する、数々の異様な謎。選考委員を驚嘆させた第五回ミステリーズ!

  • 悪の教典
    悪の教典 貴志祐介

    7位 学校という閉鎖空間に放たれた殺人鬼は高いIQと好青年の貌を持っていた。ピカレスクロマンの輝きを秘めた戦慄のサイコホラー。

  • 神様のカルテ 2
    神様のカルテ 2 夏川草介

    8位 信州にある「24時間、365日対応」の病院では、今日も奇蹟が起きる。「一止とハルさん」の新たな物語。

  • キケン
    キケン 有川 浩

    9位 成南電気工科大学の「機械制御研究部」は、犯罪スレスレの実験や破壊的行為から、略称「機研(キケン)」=危険とおそれられていた。本書はその黄金期を描く青春物語である!

  • ストーリー・セラー
    ストーリー・セラー 有川浩

    10位 小説家の妻とその夫を襲った過酷な運命。彼女は物語を書き続けた。自分を支えてくれた彼のために……物語を愛する全ての人に贈る極上のラブ・ストーリー!

 

2010年本屋大賞

  • 天地明察
    天地明察 冲方丁

    大賞 江戸時代、前代未聞のベンチャー事業に生涯を賭けた男がいた。ミッションは「日本独自の暦」を作ることー。碁打ちにして数学者・渋川春海の二十年にわたる奮闘・挫折・喜び、そして恋!早くも読書界沸騰!

  • 神様のカルテ
    神様のカルテ 夏川草介

    2位 栗原一止は信州の小さな病院で働く、悲しむことが苦手な内科医である。ここでは睡眠を3日取れないことも日常茶飯事だ…。生死を分ける現場から生まれた、ユーモア溢れる医療小説。

  • 横道世之介
    横道世之介 吉田修一

    3位 なんにもなかった。だけどなんだか楽しかった。懐かしい時間。愛しい人々。吉田修一が描く、風薫る80年代青春群像。

  • 神去なあなあ日常
    神去なあなあ日常 三浦しをん

    4位 高校卒業と同時に三重県の山村に放り込まれた平野勇気19歳。林業の現場に生きる人々の1年間のドラマと勇気の成長を描く。

  • 猫を抱いて象と泳ぐ
    猫を抱いて象と泳ぐ 小川洋子(小説家)

    5位 2009年初の涙!小川洋子の最高傑作登場。伝説のチェスプレイヤー、リトル・アリョーヒンの、ひそやかな奇跡を描き尽くした、せつなく、いとおしい、宝物のような長篇小説。

  • ヘヴン
    ヘヴン 川上未映子

    6位 「苛められ暴力を受け、なぜ僕はそれに従うことしかできないのか」。頬を濡らすあてのない涙。少年の痛みを抱えた目に映る「世界」に救いはあるのか…。苛めを真正面から描き、生の意味を問う感動長篇小説。

  • 船に乗れ!
    船に乗れ! 藤谷治

    7位 音楽一家に生まれた僕・津島サトルは、チェロを学び芸高を受験したものの、あえなく失敗。不本意ながらも新生学園大学附属高校音楽科に進むが、そこで、フルート専攻の伊藤慧と友情を育み、ヴァイオリン専攻の南枝里子に恋をする。

  • 植物図鑑
    植物図鑑 有川浩

    8位 女の子は、「花」も「男子」も欲しいのだ!ある日道端に落ちていた好みの男子。「樹木の樹って書いてイツキと読むんだ」。野に育つ草花に託して語られる、最新にして最強の恋愛小説!

  • 新参者
    新参者 東野圭吾

    9位 立ちはだかるのは、人情という名の九つの謎。待望の最新作。舞台は、日本橋。江戸の匂いも残る、この町の片隅で発見された四十代女性の絞殺死体。

  • 1Q84
    1Q84 村上春樹

    10位 「こうであったかもしれない」過去が、その暗い鏡に浮かび上がらせるのは、「そうではなかったかもしれない」現在の姿だ。書き下ろし長編小説。

 

2009年本屋大賞

  • 告白
    告白 湊かなえ

    大賞 愛美は事故で死んだのではありません。このクラスの生徒に殺されたのです。我が子を校内で亡くした女性教師が、終業式のHRで犯人である少年を指し示す。

  • のぼうの城
    のぼうの城 和田竜

    2位 戦国期、天下統一を目前に控えた豊臣秀吉は関東の雄・北条家に大軍を投じた。そのなかで最後まで落ちなかった支城があった。武州・忍城。周囲を湖で取り囲まれた「浮き城」の異名を持つ難攻不落の城である。

  • ジョーカー・ゲーム
    ジョーカー・ゲーム 柳広司

    3位 スパイ養成学校"D機関"。常人離れした12人の精鋭。彼らを率いるカリスマ結城中佐の悪魔的な魅力。小説の醍醐味を存分に詰め込んだ傑作スパイ・ミステリー。

  • テンペスト
    テンペスト 池上永一

    4位 美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。しかし待ち受けていたのは島流しの刑だったーー。見せ場満載、桁外れの面白さ!

  • ボックス!
    ボックス! 百田尚樹

    5位 高校ボクシング部を舞台に、天才的ボクシングセンスの鏑矢、進学コースの秀才・木樽という二人の少年を軸に交錯する友情、闘い、挫折、そして栄光。

  • 新世界より
    新世界より 貴志祐介

    6位 子供たちは、大人になるために「呪力」を手に入れなければならない。一見のどかに見える学校で、子供たちは徹底的に管理されていた。いつわりの共同体が隠しているものとはー。

  • 出星前夜
    出星前夜 飯嶋和一

    7位 すべての民にとって不満のない世などありえない。しかし、民を死に追いやる政事のどこに正義があるというのか。

  • 悼む人
    悼む人 天童荒太

    8位 聖者なのか、偽善者か?「悼む人」は誰ですか。七年の歳月を費やした著者の最高到達点!善と悪、生と死が交錯する至高の愛の物語。

  • 流星の絆
    流星の絆 東野圭吾

    9位 惨殺された両親の仇討ちを流星に誓いあった三兄妹。「兄貴、妹は本気だよ。俺たちの仇の息子に惚れてるよ」14年後ー彼らが仕掛けた復讐計画の最大の誤算は、妹の恋心だった。

  • モダンタイムス
    モダンタイムス 伊坂幸太郎

    10位 検索から、監視が始まる。漫画週刊誌「モーニング」で連載された、伊坂作品最長1200枚。

 

2008年本屋大賞

  • ゴールデンスランバー
    ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

    大賞 俺はどうなってしまった? 一体何が起こっている? 首相暗殺の濡れ衣を着せられた男は、国家的陰謀から逃げ切れるのか? 二年ぶり千枚の書き下ろし大作。

  • サクリファイス
    サクリファイス 近藤史恵

    2位 ただ、あの人を勝たせるために走る。それが、僕のすべてだー。二転三転する真相、リフレインし重きを増す主題、押し寄せる感動!自転車ロードレースの世界を舞台に描く、青春ミステリの逸品。

  • 有頂天家族
    有頂天家族 森見登美彦

    3位 糺ノ森に住む狸の名門・下鴨家の父・総一郎はある日、鍋にされ、あっけなくこの世を去ってしまった。遺されたのは母と頼りない四兄弟。長兄・矢一郎は生真面目だが土壇場に弱く、次兄・矢二郎は蛙になって井戸暮らし。

  • 悪人
    悪人 吉田修一

    4位 保険外交員の女が殺害された。捜査線上に浮かぶ男。彼と出会ったもう一人の女。加害者と被害者、それぞれの家族たち。群像劇は、逃亡劇から純愛劇へ。なぜ、事件は起きたのか?なぜ、二人は逃げ続けるのか?そして、悪人とはいったい誰なのか。

  • 映画篇
    映画篇 金城一紀

    5位 友情、正義、ロマンス、復讐、そして、笑いと感動ー。五つの物語の力が、あなたを救う。今すぐ映画が見たくなる。今すぐ誰かに読ませたくなる。笑いと涙と感動が詰まった、完全無欠のエンターテインメント!

  • 八日目の蝉
    八日目の蝉 角田光代

    6位 逃げて、逃げて、逃げのびたら、私はあなたの母になれるのだろうか。理性をゆるがす愛があり、罪にもそそぐ光があった。角田光代が全力で挑む長篇サスペンス。

  • 赤朽葉家の伝説
    赤朽葉家の伝説 桜庭一樹

    7位 “辺境の人"に置き忘れられた幼子。この子は村の若夫婦に引き取られ、長じて製鉄業で財を成した旧家赤朽葉家に望まれ輿入れし、赤朽葉家の“千里眼奥様"と呼ばれることになる。これが、わたしの祖母である赤朽葉万葉だ。

  • 鹿男あをによし
    鹿男あをによし 万城目学

    8位 「さあ、神無月だ――出番だよ、先生」。二学期限定で奈良の女子高に赴任した「おれ」。ちょっぴり神経質な彼に下された、空前絶後の救国指令!?「並みの天才じゃない」と金原瑞人氏激賞!

  • 私の男
    私の男 桜庭一樹

    9位 優雅だが、どこかうらぶれた男、一見、おとなしそうな若い女、アパートの押入れから漂う、罪の異臭。家族の愛とはなにか、超えてはならない、人と獣の境はどこにあるのか?

  • カシオペアの丘で
    カシオペアの丘で 重松清

    10位 肺の腫瘍は、やはり悪性だったー。40歳を目前にして人生の「終わり」を突きつけられたその日、俊介はテレビ画面に、いまは遊園地になったふるさとの丘を見つける。封印していた記憶が突然甦る。僕は何かに導かれているのだろうか…。

 

2007年本屋大賞

  • 一瞬の風になれ
    一瞬の風になれ 佐藤多佳子

    大賞 春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した二人のスプリンター。ひたすらに走る、そのことが次第に二人を変え、そして、部を変えるー。思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説、誕生。

  • 夜は短し歩けよ乙女
    夜は短し歩けよ乙女 森見登美彦

    2位 「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」は、夜の先斗町に、神社の古本市に、大学の学園祭に、彼女の姿を追い求めた。二人を待ち受けるのは奇々怪々なる面々が起こす珍事件の数々、そして運命の大転回だった!

  • 風が強く吹いている
    風が強く吹いている 三浦しをん

    3位 箱根の山は蜃気楼ではない。襷をつないで上っていける、俺たちなら。才能に恵まれ、走ることを愛しながら走ることから見放されかけていた清瀬灰二と蔵原走。奇跡のような出会いから、二人は無謀にも陸上とかけ離れていた者と箱根駅伝に挑む。

  • 終末のフール
    終末のフール 伊坂幸太郎

    4位 2***年。「8年後に小惑星が落ちてきて地球が滅亡する」と発表されてから5年が経った。恐怖心が巻き起こす、殺人、放火、強盗…。社会に秩序がなくなり、世界中が大混乱に陥る中での、仙台市北部の団地に住む人々の葛藤を描く。

  • 図書館戦争
    図書館戦争 有川浩

    5位 2019年(正化31年)。公序良俗を乱す表現を取り締まる『メディア良化法』が成立して30年。高校時代に出会った、図書隊員を名乗る“王子様"の姿を追い求め、行き過ぎた検閲から本を守るための組織・図書隊に入隊した、一人の女の子がいた。

  • 鴨川ホルモー
    鴨川ホルモー 万城目学

    6位 このごろ都にはやるもの、勧誘、貧乏、一目ぼれ。葵祭の帰り道、ふと渡されたビラ一枚。腹を空かせた新入生、文句に誘われノコノコと、出向いた先で見たものは、世にも華麗な女(鼻)でした。このごろ都にはやるもの、協定、合戦、片思い。

  • ミーナの行進
    ミーナの行進 小川洋子(小説家)

    7位 美しくて、か弱くて、本を愛したミーナ あなたとの思い出は、損なわれることがないー懐かしい時代に育まれたふたりの少女と、家族の物語。

  • 陰日向に咲く
    陰日向に咲く 劇団ひとり

    8位 ホームレスを切望するサラリーマン、老婆を騙そうとする小心ギャンブラーら、落ちこぼれたちの純真を愛と笑いで包み込んだ珠玉の連作小説。

  • 失われた町
    失われた町 三崎亜記

    9位 30年に一度起こる町の「消滅」。忽然と「失われる」住民たち。喪失を抱えて「日常」を生きる残された人々の悲しみ、そして願いとは。大切な誰かを失った者。帰るべき場所を失った者。

  • 名もなき毒
    名もなき毒 宮部みゆき

    10位 愛犬との散歩の途中、コンビニに立ち寄った古屋明俊は、紙パック入りの烏龍茶を買い、歩きながらそれを口にした。その直後、唸りながら口から白い泡を噴き、手足をばたつかせ、のたうちまわり、そのまま絶命するという凄惨な事件が起こる。

 

2006年本屋大賞

  • 東京タワー
    東京タワー リリー・フランキー

    大賞 母親とは?家族とは?普遍的なテーマを熱くリアルに語る著者初の長編小説。

  • サウスバウンド
    サウスバウンド 奥田英朗

    2位 小学校六年生になった長男の僕の名前は二郎。父の名前は一郎。誰が聞いても「変わってる」と言う。父が会社員だったことはない。物心ついたときからたいてい家にいる。

  • 死神の精度
    死神の精度 伊坂幸太郎

    3位 ある時は恋愛小説風に、ある時はロード・ノベル風に、ある時は本格推理風に……様々なスタイルで語られる、死神の見た6つの人間模様

  • 容疑者Xの献身
    容疑者Xの献身 東野圭吾

    4位 天才数学者でありながらさえない高校教師に甘んじる石神は愛した女を守るため完全犯罪を目論む。湯川は果たして真実に迫れるか。

  • その日のまえに
    その日のまえに 重松清

    5位 昨日までの暮らしが、明日からも続くはずだった。それを不意に断ち切る、愛するひとの死ー。生と死と、幸せの意味を見つめる最新連作短編集。

  • ナラタージュ
    ナラタージュ 島本理生

    6位 壊れるまでに張りつめた気持ち。ごまかすことも、そらすこともできないー二十歳の恋。これからもずっと同じ痛みを繰り返し、その苦しさと引き換えに帰ることができるのだろう。

  • 告白
    告白 町田康

    7位 人はなぜ人を殺すのか。河内音頭のスタンダードナンバー“河内十人斬り"をモチーフに、町田康が永遠のテーマに迫る渾身の長編小説。

  • ベルカ、吠えないのか?
    ベルカ、吠えないのか? 古川日出男

    8位 二十世紀をまるごと描いた、古川日出男による超・世界クロニクル。四頭のイヌから始まる、「戦争の世紀」。

  • 県庁の星
    県庁の星 桂望実

    9位 間違いは認めるな!?予算は使い切れ!?役人根性全開の県庁のエリートが、田舎のスーパーにやって来た。手に汗握る、役人エンターテインメント。

  • さくら
    さくら 西加奈子

    10位 一家の灯火が消えてしまいそうな、ある年の暮れのこと。僕は、何かに衝き動かされるようにして、実家に帰った。僕の手には…。あるちっぽけな家族に起こった、ひとつの奇蹟。どこまでもまっすぐに届く家族小説。

 

2005年本屋大賞

  • 夜のピクニック
    夜のピクニック 恩田陸

    大賞 高校最後のイベントに賭けた一つの願い。あの一晩の出来事は紛れもない「奇跡」だったと、あたしは思う。ノスタルジーの魔術師が贈る、永遠普遍の青春小説。

  • 明日の記憶
    明日の記憶 荻原浩

    2位 最初は物忘れ程度に思っていたが、若年性アルツハイマーの初期症状と告げられた。身につまされる傑作長編小説。

  • 家守綺譚
    家守綺譚 梨木香歩

    3位 四季おりおりの天地自然の「気」たちと、文明の進歩とやらに今ひとつ棹さしかねてる新米精神労働者の「私」と、庭つき池つき電燈つき二階屋との、のびやかな交歓の記録である。

  • 袋小路の男
    袋小路の男 絲山秋子

    4位 指一本触れないまま、「あなた」を想い続けた12年間。“現代の純愛小説"と絶讃された表題作、「アーリオ オーリオ」他一篇収録。注目の新鋭が贈る傑作短篇集。

  • チルドレン
    チルドレン 伊坂幸太郎

    5位 こういう奇跡もあるんじゃないか?まっとうさの「力」は、まだ有効かもしれない。信じること、優しいこと、怒ること。それが報いられた瞬間の輝き。ばかばかしくて恰好よい、ファニーな「五つの奇跡」の物語。

  • 対岸の彼女
    対岸の彼女 角田光代

    6位 女の人を区別するのは女の人だ。既婚と未婚、働く女と家事をする女、子のいる女といない女。立場が違うということは、ときに女同士を決裂させる。

  • 犯人に告ぐ
    犯人に告ぐ 雫井脩介

    7位 神奈川県下で連続児童殺人事件が発生。特別捜査官・巻島史彦は夜のニュース番組に出演、公開捜査を敢行する。姿見えぬ犯人との"対話"で事件は解決できるのか?『小説推理』連載中から大反響を得た、スリルあり感動ありの"斬新"警察小説!

  • 黄金旅風
    黄金旅風 飯嶋和一

    8位 江戸初期、栄華を誇った海外貿易都市・長崎に、二人の大馬鹿者が生まれた。「金屋町の放蕩息子」「平戸町の悪童」と並び称されたその二人は、やがて、権力に蹂躙される長崎の人々の、光り輝く守護神となった。

  • 私が語りはじめた彼は
    私が語りはじめた彼は 三浦しをん

    9位 あっという間にアカの他人。でも実はまだ切れていない、「彼」と私の仲。それぞれの「私」は闇を抱える、「彼」の影を引きずりながら。男女の営みのグロテスクな心理を描く、気鋭の“関係"小説。

  • そのときは彼によろしく
    そのときは彼によろしく 市川拓司

    10位 小さなアクアショップを営む「ぼく」のもとに、一人の美しい女性がアルバイトにやってくる。やがて二人の間にあった不思議な縁が、ぼくの人生を動かし始める。

 

2004年本屋大賞

  • 博士の愛した数式
    博士の愛した数式 小川洋子(小説家)

    大賞 世界は驚きと歓びに満ちていると、博士はたった一つの数式で示したー記憶力を失った天才数学者、と私、阪神タイガースファンの10歳の息子。せつなくて、知的な至高のラブ・ストーリー。著者最高傑作。

  • クライマーズ・ハイ
    クライマーズ・ハイ 横山秀夫(小説家)

    2位 北関東新聞の古参記者、悠木和雅は、同僚の元クライマー、安西に誘われ、谷川岳に屹立する衝立岩に挑む予定だったが、出発日の夜、御巣鷹山で墜落事故が発生し、約束を果たせなくなる。

  • アヒルと鴨のコインロッカー
    アヒルと鴨のコインロッカー 伊坂幸太郎

    3位 引越してきたアパートで隣人の美青年から、ある本屋を襲わないか?と持ちかけられた椎名。彼の標的は…たった1冊の広辞苑。そして動物虐待をする連中と、ふとしたことから関わりをもってしまった琴美。一見、関係なく見えるこの2つの物語が接する時…。

  • 永遠の出口
    永遠の出口 森絵都

    4位 あの頃の私、“永遠"という響きにめっぽう弱かった。青々とした10代。翔けぬけた少女の季節は、想い出がいっぱい。『カラフル』の感動から5年。初めて描く“大人への物語"。

  • 重力ピエロ
    重力ピエロ 伊坂幸太郎

    5位 連続放火事件の現場に残された謎のグラフィティアート。無意味な言葉の羅列に見える落書きは、一体何を意味するのか?キーワードは、放火と落書きと遺伝子のルール。とある兄弟の物語。

  • 4TEEN
    4TEEN 石田衣良

    6位 月島。この町で僕たちは恋をし、傷つき、死と出会い、いたわり合い、そして大人になっていく…。14歳の中学生4人組が1年間に出会った8つの瑞々しい物語。

  • デッドエンドの思い出
    デッドエンドの思い出 よしもとばなな

    7位 人の心の中にはどれだけの宝物が眠っているのだろうかー。つらくて、切なくても、時の流れのなかでいきいきと輝いてくる一瞬を鮮やかに描いた5つのラブストーリー。

  • 終戦のローレライ
    終戦のローレライ 福井晴敏

    8位 茶番と括るには、あまりにも重すぎる戦争。-その潜水艦は、あてどない航海に出た。太平洋の魔女と恐れられた兵器“ローレライ"を求めて。「彼女」の歌声がもたらすものは、破滅か、それともー。

  • 陰摩羅鬼の瑕
    陰摩羅鬼の瑕 京極夏彦

    9位 白樺湖畔に聳える洋館「鳥の城」は、主の五度目の婚礼を控えていた。過去の花嫁は何者かの手によって悉く初夜に命を奪われているという。花嫁を守るように依頼された探偵・榎木津礼二郎は、小説家・関口巽と館を訪れる。

  • ららら科學の子
    ららら科學の子 矢作俊彦

    10位 殺人未遂に問われ、中国に密航した過去を持つ彼は、30年ぶりの日本に何を見たのか。親友の組織に匿われ、不思議な女子高生と出会い、行方知れずの妹を追跡するー。その果てに下した決断とは?

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