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あの人が斬る!楽天ブックス 人生お悩み相談室

『東大読書』が12万部のベストセラー!
著者の西岡壱誠さんに 読書についてのお悩み相談!

西岡壱誠さん

西岡壱誠(にしおか・いっせい)プロフィール

東京大学経済学部3年生。東大輩出者ゼロの無名校のビリ(元偏差値35)だったが、2浪し、崖っぷちの状況で「地頭を鍛える読み方」を実践した結果、東大模試第4位になり、東大に合格。現在は家庭教師として教え子に「地頭を鍛える読み方」をレクチャーする傍ら、学内書評誌「ひろば」の編集長も務める。
2018年1月連載スタートの『ドラゴン桜2』(講談社)に情報提供を行なう「ドラゴン桜2 東大生プロジェクト」のプロジェクトリーダーを務め、受験や学習全般に関してさまざまな調査・情報提供を行なっている。
著書に『現役東大生が教える「ゲーム式」暗記術』『読むだけで点数が上がる! 東大生が教えるずるいテスト術』(ともにダイヤモンド社)、『現役東大生が教える 東大のへんな問題 解き方のコツ』(日本能率協会マネジメントセンター)、『東大式習慣 「ゲーム化」でラクラク身につく〈最強の効率術〉』(扶桑社)がある。

彼女(彼氏)に「オススメの本は?」と聞かれた際、なんて答えれば好感度があがりますか?

西岡壱誠さん 平木典子著『アサーション入門』(講談社現代新書)なんてどうでしょうか。アサーションとは、この本の副題にもなっているのですが「自分も相手も大切にする自己表現法」のことです。彼氏や彼女に「この人は、私たち2人がお互いに心地良いコミュニケーションを取れるように努力してくれているんだな」という好印象を与えることができるのではないかと思います。
本自体もとても面白いのでおススメです!

夏休みの読書感想文で、先生やクラスメイトの意表をつきたいです。選書してください!

西岡壱誠さん ピエール・バイヤール著『読んでない本について堂々と語る本』(ちくま学芸文庫)はどうでしょうか。確実に先生やクラスメイトの度肝を抜けますよ、「あいつ、読書感想文に喧嘩売る本を選びやがったな!」と。
ただし、この本を読まずに読書感想文を書くのはナシです(笑)

本を読んでも、いつも途中で飽きてしまいます。わたしが悪いのでしょうか?
本に魅力がないのでしょうか?

西岡壱誠さん 本も人間と一緒で、「合う」「合わない」があります。あなたが悪いわけでも本が悪いわけでもなく、ただ相性が悪いだけだと思います。
それも、本は読み手の心理状態によって姿を変えます。疲れているとき・心に何かがつっかえているときに読んでも内容が入ってきませんし、人生経験を積んだ後でないと面白いと感じられない本もあります。 僕も昔、太宰治の『人間失格』を読んでいて「何が面白いんだ、これ?」と思っていたのですが、大学に入って読み返すと「何だこれ、すごい面白いじゃないか!」とビックリしました。
「つまらないな」と思ったら、一旦本を置いてみましょう。そして本棚の隅にしまっておいて、また気が向いたら読み進めてみましょう。

本嫌いでも読める、究極に面白い小説を教えてください。

西岡壱誠さん 本嫌いの方は、まずはライトノベルから入ってみるのがオススメです。ライトノベルというだけで敬遠する方もいると思いますが、ライトノベルでも、普通の小説以上に教養になる面白い本もたくさんあります。
僕の一番のオススメは、野村美月著『文学少女シリーズ』です。文学作品をモチーフにした、文学以上に文学らいしい本だと思います。この本に含まれるダークな価値観が非常に魅力的で、だからこそ万人受けはしない作品だと思いますが、しかし僕個人としては究極に面白かったです。

テスト勉強そっちのけで、本ばかりよんでいる息子。小説はもちろん、図鑑など。
このままでよいのでしょうか。

西岡壱誠さん これは難しい問題ですよね。僕も勉強しないで小説や漫画を読んでばかりいた時期があるので、お子さんの気持ちもよくわかります(笑)。
ただ、一番伝えなきゃならないと思うのは、「本を読むのを逃避にしてはならない」ということです。本が本当に面白いならそれでいいし、「好き」というのはそれだけで大きな価値だと思うのですが、しかしそれが「逃げ」になってしまっているとよくない。
テスト勉強や宿題など、「絶対にやらなきゃならないこと」から逃げるために本を読んでしまうパターンって多いと思うんです。テスト前になるとつい部屋の掃除をしてしまう…っていう人、多いですよね。それと同じで、本って逃避行動として最適だから、やらなければならない勉強から逃げて本を読んでしまっている子ってけっこう多いと思っています。
でも、実体験として、逃避で本を読んでも面白さは半減してしまうんですよね。
だからまずはお子さんに、「本を読むのはとてもいいことだ」と褒めてあげてください。その上で、「でも、好きなら、他に自分がやるべきことをちゃんとやってから向き合ったほうがいい」と諭してあげてください。「そのほうが、面白く本が読めるよ」と。

偏差値35からの現役東大生『西岡壱誠』さんの本はこちら!

  • 「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書
    「読む力」と「地頭力」がいっきに身につく 東大読書 西岡 壱誠 1,512円(税込)

    勉強にも仕事にも効く!「こんな読み方、あったんだ」

    ★本書の特徴★
    マネするだけで、誰でも、どんな本でも!!

    1.速く読める
    2.内容を忘れない
    3.応用できる

    東大生は、そんな超・実践的な読書術を自然と習得していました。
    ホントは教えたくなかったノウハウを、一冊に凝縮します!

    ★著者からのコメント★
    もともと「できる子」だった東大生たちには「当たり前」の読み方。
    偏差値35で落ちこぼれた僕がたどり着くまで、2年も浪人しました。
    でも、だからこそ誰よりも、この読書術の「やり方」と「スゴさ」がわかります。
    本書ではそれを、あますところなくご紹介します。

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