

野原広子さん(のはら ひろこ)プロフィール
神奈川生まれ。第20回コミックエッセイプチ大賞受賞。
出産を機に、フリーのイラストレーターとして活躍。山登りが好き。
著作に『娘が学校に行きません』『ママ、今日からパートに出ます!』『離婚してもいいですか?』『ママ友がこわい』(KADOKAWA)など。
今回の作品は、妻が夫に対して笑顔で接し続けているうちにストレスが溜まっていく・・・という話でしたが、
友人や職場関係でも、同様にストレスを感じた場合、どのように対処すると良いでしょうか。

非常に難しい問題ですね~。人それぞれ環境も性格も違うので。
ぜひ、自分に合う方法でストレスに対処していただきたいものです。
溜めない。溜まったら出す。敢えて向き合ってみる。
どうしてもだめな時は、ストレスの原因と距離を置くというのも大事でしょうね。
本作品の中で翔子が仕事を探す際、介護職を選択していましたが、何故この職業を描かれたのでしょうか?
また、主婦が復職する際に決め手となる職場はどのような条件になると思いますか?

再就職口を探すのに苦労する主婦の方が多い中、介護の資格を持っている知人が、まったく困っていない姿をみたからですね。
そして彼女が言った「介護の仕事がたのしい」というひと言。それも決め手になりました。
もちろん、「やりたいこと」を仕事にできるのがいちばんかもしれませんが、主婦が復職する際の決め手は「やりたいこと」より「できること」なのかもしれません。
また、小さいお子さんがいる方の場合、子育てに対して理解がある職場がよいと思います。
子育て経験がある先輩主婦の方々が力になってくれることもあるかと思うので。
家庭内別居状態ですが、子どもが小さいために離婚せずにいます。
『離婚してもいいですか? 翔子の場合』を読んで、夫に頼る人生ではなくて、自分自身の人生を私も歩まなければならないなと思いました。子どもが大きくなって巣立ったあと、自分に何も残らなかった…というふうにはなりたくないのです。
ただ、心のどこかで、まともに働いたことのない自分が、社会で独り立ちできるはずがない・・・という思いも抱いてしまいます。この思いを断ち切るためにまずすべきことは何でしょうか。

心を鬼にしてみてください。
できる?出来ない?
じゃなくて、やるんだよ!
じゃないと、一生そのまんまだよ!
…では何から始めればよいのかというと、小さくていいので、まず目標を立ててみてください。
わかりやすいのがお金ですね。一年で○○円貯めるとか。離婚するにしてもしないにしても、お金は絶対あなたの力になってくれます。
セミフィクションのコミックエッセイを描かれているとのことですが、ネタはご自身の体験や記憶を元にされているのでしょうか? また、沢山の量のコミックエッセイを描き続けるのは大変だと思いますが、描くことへのモチベーションはどこからくるのでしょうか?

自分の体験や記憶はもちろんですが、普段のなんてことない暮らしの中でちょっと耳にしたことや転がっていたようなことをネタにすることもあります。
モチベーションとしては…私は就職の厳しさを知っているので、「できる仕事があることはありがたい」ということでしょうか。できることをコツコツとがんばりたいと思っています。

幼い頃から控えめなあまり、自分に自信を持てないでいる主婦、翔子。
いつのまにか、夫の顔色を伺いながら
生活するようになってしまった…。
離婚したいと思わない日は一日としてないけれど
貯金も仕事もない身で
2人の子どもを育てる自信はなく、
ぼんやりとした日々をすごすばかり。
そんなある日、現状を招いたのは
幼いころの自分に原因があるのがわかり、
少しずつ、前を向いて
歩き出せるようになるのだが…?
雑誌『レタスクラブ』に連載された内容に加え
なぜこの人を夫に選んだのか、その「理由」と
翔子の娘・花の5年後を描いた「花のつぶやき」
2編の描き下ろしも特別収録。
全208ページでお届けする待望の単行本です!