サウンド的にはバラエティ豊かなアルバムです

■『INFINITY』は「無限に努力し挑戦し続ける」Beverlyさんによる、「無限の可能性が詰まった」アルバムだそうですが、具体的にどんな１枚となりましたか？

１stや2ndと比べて、ダンスナンバーが多く入っています。80～90年代テイストのファンキーな曲にはじまり、もちろんバラードやメロウな曲もあって、サウンド的にはバラエティ豊かなアルバムになりました。

■タイトル『INFINITY』に込めた想いは？

「無限」という意味ですが、私は本当に歌が大好きで、無限に歌いたいんです。そして無限に、素敵な曲をみなさんに届けたい。様々なジャンルの曲に、無限に挑戦し続けたい。そんな気持ちを込めて、このタイトルにしました。

■実際、ずっと挑戦を続けているイメージです。

そうかもしれません。特に今回多かったファンキー系の曲は私が生まれたフィリピンでもよく聴いていましたが、歌った経験がそんなにないので、新たなチャレンジとなりました。さらに『尊い』という曲は明るくかつダンサブルで、私にとっては少し難しかったですが、頑張ってレコーディングしました！

■その『尊い』は、なんと岡崎体育さんが詞曲を担当。とても意外な組み合わせでした。

実は私が日本に来た当初、岡崎さんのライブを観に行っているんですよ。当時は日本語が全くわからなかったのに、本当に面白くて。「この人はいったい誰ですか!?」と周りに聞いたくらい、気になる存在でした。その後も、同じイベントに出演したり、レコーディングスタジオが一緒だったりとご縁がつながり、今回のコラボとなりました。

■この曲のレコーディングは、どんな形で進んだのですか？

岡崎さんが自分の声でレコーディングしたデモテープを送ってくださいました。私の声からディスコサウンドをイメージしたそうです。岡崎さんの歌詞の面白さが出ていますし、今までとはまた違うBeverlyを見せられるので、本当に感謝しています。

■さらにDVD／Blu-ray盤には、「Beverly 2nd JOURNEY『24』Tour」のライブ映像が収録されています。こちらの見どころは？

生バンドでパフォーマンスできて、すごく楽しかったです。ポジティブな曲ばかりのライブですから、映像を見ていい１日を過ごしてもらいたいですね。

『SLUM DUNK』ブームが再燃しています

■初めて買ったCDを教えてください！

初めて買った音源という意味では、CDではないのですが、フィリピンにいた頃に現地のアーティスト“サラ・ヘロニモ”と“カロル・バナーワ”のアルバムを、カセットテープで買いました。カロルのアルバムに収録されている曲は、ボーカルトレーニングで歌ったんです。サラはずっと大好きなアーティストで、アルバムにはカラオケバージョンも収録されていたので、それに合わせて無限に歌っていました(笑)。
日本の曲だと、『SLUM DUNK』の主題歌『あなただけ見つめてる』が初めて買ったCDです。この曲を歌った大黒摩季さんとはイベントでご一緒させていただいたのですが、すごく優しい方で、とてもホメていただきました。フィリピンに住んでいた頃から知っている身としては、本当に嬉しかったです。

■最近、ハマっていることは？

『SLUM DUNK』ブームが再燃しています。フィリピンにいる頃はタガログ語バージョンのアニメを見ていましたが、今は日本語バージョンをNetflixで見ています。陵南高校の相田彦一は関西弁で話しているのだと、初めて知りました(笑)。それがわかるということは、私の日本語も成長できているんだと実感しています。

■Beverlyさんにとって2019年は、どんな年でしたか？

歌だけじゃなく、いろんなことに挑戦できた年でした。３年前に日本へ来て、ホームシックになったこともあります。でも夢があるから、落ち込みを刺激に変えて、ポジティブに頑張ってきました。
あと、たくさんの人に歌声を届けられた年だったとも思います。いろんなタイアップもありましたし、先日はタイのオーディション番組にゲスト出演し、歌わせていただきました。これからもいろんなところで歌えるよう、頑張っていきたいです。

■2020年の抱負は？

日本語の曲はとても素敵なので、日本語のままいろんな国に届けたいです。今回のアルバムも、世界中で聴いてもらえたら嬉しいですね。
プライベートでは、今年初めてスキーに挑戦しました。たくさん転んだけど(笑)、本当に楽しかったので、またやりたいです！

■最後に、ファンの方へメッセージを。

ライブなどでみなさんの笑顔や応援を感じることができ、おかげでよりポジティブになれて、本当に感謝しています。これからもみなさんに素敵な曲を届けたい！　
今回のアルバムにはダンサブルな曲が多いので、ライブでぜひ一緒に踊りましょう♪　みんなで楽しいライブにしましょうね！