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2014/06/27掲載
音楽界が注目する14歳。牛田智大が3枚目のアルバムをリリースする。一見、好みの曲を並べた名曲集だが、選曲には三つの柱がある。
「一つめは、アンケートなど、ファンの方のリクエストから選んだ曲。二つめはロシア音楽。三つめは、感銘を受けたソチ五輪のフィギュアスケートです。さまざまなジャンルの曲それぞれに、いろいろな要素、さまざまな弾き方があるので、その違いを聴いていただけたらうれしいです」
一つめの要素ではショパンや「乙女の祈り」など親しみ深い名曲たちを、ロシアものはラフマニノフとプロコフィエフを収録。そして羽生結弦の金メダル曲「パリの散歩道」と「『ロミオとジュリエット』~愛のテーマ」では編曲も手がけた。
「羽生選手が海外のコーチについた頃、ちょうど僕もモスクワの先生に替わろうか悩んでいたので、金メダルという結果を出した羽生選手に、すごく勇気をもらいました。4月にインターネット配信したのと同じ曲ですが、編曲を少し変えました。原曲の良さを生かしつつ、演技前の選手の緊張や、終わったあとの気持ちを表現しています」
ロシア音楽は初挑戦。現在、モスクワ音楽院ジュニア・カレッジで教えを受けている成果だ。
「決まった校舎のある学校ではなく、モスクワの先生方が定期的に来日して教えてくださるシステムです。今までとは打鍵の仕方がまったく違いますし、一音一音の音色にこだわるだけでなく、もっと大きく曲全体の構成を捉える音楽の作り方を教えていただいています。小学校の頃から、“ショパンを誘惑的に弾いたり悪魔的に弾いたりしないように”とよく注意されたり、今の先生にも“君のショパンは本性を隠している感じがする”と言われていたんですが(笑)、実際にロシア作品を弾いてみて、その意味がちょっとわかりました。ラフマニノフやプロコフィエフのほうが、素のままの自分の音楽で表現できるんです。とても自分に合っていると思います」
現在中学3年生。中高一貫校なので、来春以降もそのまま進学予定。海外への留学は、「今のところ考えていません」とのこと。ちなみに来年は5年に1度のショパン・コンクール・イヤーだが……。
「17歳以上という出場資格に、2歳足りないんです。ショパン・コンクールは聴くのも楽しくて、前回も夜中までインターネットで聴いてました。ショパンのいろんな曲を聴くことができますし、コンテスタントのいろんなアプローチが聴けるので」
昨年末には声変わりも体験。「朝起きたら声が変わってて、ちょっとびっくりしました」。身長は現在163センチ、2年前のデビュー時から20センチも伸びた。手も大きくなって、親指と小指で取っていたオクターヴが、今は親指と中指で取れるようになったという。まさに伸び盛り。もちろん音楽でも、すべての体験をスポンジのように吸収して進化している真っ最中。その進化をはっきり感じる振幅の大きいメリハリのきいた表現が聴けるこのアルバム。さらに数年後の成長さえ想像させられて、わくわくせずにはいられない。
取材・文 / 宮本 明
(CDJournal 2014年7月号より転載)
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