トップ > キャンペーン・特集 > CD > SARD UNDERGROUND 4thシングル「空っぽの心」発売インタビュー

SARD UNDERGROUND 4thシングル「空っぽの心」発売インタビュー

ZARDトリビュートバンドとして経験を重ね、昨年9月に初オリジナルアルバム『オレンジ色に乾杯』をリリース。
作品のクオリティーと各メンバーのポテンシャルの高さを示し、
更なる注目を集めているSARD UNDERGROUNDが5/18に4thシングル「空っぽの心」をリリースする。
約ニ年ぶりとなる人気アニメ「名探偵コナン」とのコラボ曲として生まれた今作についてメンバーに話を聞いた。

- 3/20から新曲のリリース記念イベントを開催していますね。
神野友亜(以下神野) : ニ年ぶりのリリースイベントなので、初日の第一部はすごく緊張してトークコーナーからガチガチでした。
でも、演奏後に行った特典会で久しぶりにお会いするファンの方も沢山いて、懐かしかったし嬉しくて、そこで気持ちが和んで第二部からはリラックスして臨めました。応援してくださる皆さんの前で新曲をいち早く披露できたのも嬉しかったです。
杉岡泉美(以下杉岡) : ZARDさんのカバー曲を中心に、「空っぽの心」も演奏したんですけど、「新曲かっこいい~」って言ってくださる方が多くて、めっちゃ嬉しかったです。
坂本ひろ美(以下坂本) : たくさん手拍子してくださったり、一生懸命応援してくださるのが伝わってきて感激しました。
- 4thシングル「空っぽの心」は、SARD UNDERGROUNDにとって新境地とも言える楽曲になっていますね。
神野 : 去年9月に1stオリジナルアルバム『オレンジ色に乾杯』をリリースしたんですけど、「次に挑戦したかったのは、まさにこんな曲!」と、最初にデモを聴いた瞬間に思いました。
- こんな曲とは?
神野 : 『オレンジ色に乾杯』ではSARD UNDERGROUNDらしい夏っぽいストレートでキャッチーな曲や、ふわ~っとした世界観の曲が多かったんですけど、今回はしっとりした世界観を持ちつつも、かっこよさが際立つ疾走感溢れる曲になっています。
メロディはちょっと懐かしい感じなんですけど、アレンジや音色はすごく今っぽい、そういう所にも魅力を感じました。
- 杉岡さんと坂本さんは最初にデモを聴いた時、どんな感想を持ちましたか?
杉岡 : 私が最初に聴いたのはアレンジ後の音源だったんですけど、率直に「ベース速いっ!!」って思いました(笑)。
躍動的でかっこよくて、ライブで絶対盛り上がること間違いなしだなと思いましたね。ベースのフレーズは難しい所もありますが、ライブで弾くのが今から楽しみです。また、今回はアニメ「名探偵コナン」のエンディングテーマに抜擢して頂きましたが、曲全体が「名探偵コナン」にぴったり!!って思いました。
坂本 : 私の最初の印象は、「何回も聴きたくなるメロディだな~」というものでした。
その後、「名探偵コナン」の主人公の二人を想像しながら聴いたんですけど、蘭ちゃんが新一(コナン)君を思う心情が浮かんできて、アニメにすごく似合っていていいなと思いました。「名探偵コナン」のかっこよさを表現できたイントロや、余韻に浸れるエンディングもとても気に入っています。
- 鍵盤も要所要所で良い味付けとなるフレーズを弾いていますね。
坂本 : グリッサンドが入ったり、細かいリズムを刻んだり、プレイ的に難しい所もありますが、弾いていてとても気持ちいいです。
- サビ頭の「空っぽの~」の所は、一度聴いたら耳から離れない程のインパクトがありますね。
杉岡 : はい。あと、歌い出しの「ノンシュガー」の所もすごく印象的です。最初に聴いた時、「おっ!」って引っかかりました。
坂本 : 私は、サビの「愛をリロードしていく」というフレーズがすごく耳に残るし、好きです。
神野 : 歌っていて毎回感じるんですけど、サビはインパクトがありますし、AメロもBメロもそれぞれに世界観を持っていて、とても奥深いメロディになっています。
- 歌詞はどんな風に出来上がっていきましたか?
神野 : 今回は「名探偵コナン」のテーマソングを担当させて頂く事が先に決まっていたので、歌詞も「名探偵コナン」を意識して「謎めいた」や「罠にかかる」等のワードを入れたいと思いました。
ちなみに「リロード」は“銃に弾薬を再装填する事を指す言葉”で、探偵や警察も出てくるアニメという事から思いついたワードでした。そういうキーワードをいくつか考えてから、恋愛の歌詞へと広げていきました。
- 大人っぽい恋愛が描かれていますね。
神野 : 元々は「空っぽの心」が満たされていく歌詞を書いていたんですけど、長戸大幸プロデューサーから、『ハッピーエンドに持っていくのではなく、「空っぽの心」を主題にした歌詞の方がいいよ』というアドバイスを頂き、全体的に書き直していきました。
いくつかの恋愛を経験した女性が新しい恋をする中で、「この人を信用していいのかな?」と不安を抱いてしまう事があると思うんです。
過去の経験から「後悔の予測」をして、感情だけでは動けなかったり……。でも、本来恋愛って本能でするものだと思うので、最終的には「空っぽの心」で彼の事を愛していく女性の気持ちを描いていきました。
- 2番サビの「空っぽの心 底が抜けてる 色のついたものは全て 落ちていくから注がないで」のフレーズは深いですね。
神野 : 失恋するごとに新しい恋なんてできない、信用できないみたいな感情になると思うんですけど、見た目で入る恋じゃなくて、心や人間性を見て欲しいという気持ちを込めてこのフレーズを書きました。
- 歌詞に描かれた女性の気持ちに共感はできますか?
杉岡 : この人と付き合ったら悲しい思いをするだろうからって、先に色々予測をしてしまうって事ですよね? え~、そんな恋愛した事ないから分からない!
- 恋愛に限らず、物事を始める時に予測をしてから動くタイプ? それとも直感や衝動で動くタイプですか?
神野 : 杉岡さんは、勢いタイプっぽい(笑)
杉岡 : 確かに「とりあえずやってみるか~」って予測しないまま突き進んで、気づいたら穴にはまってしまうタイプかも(笑)。
まあ、やるって決めたら思うがまま迷わず実行するタイプだと思いますね。
坂本 : 私は色々考えちゃいます。失敗したらどうしようとか。
神野 : 私も多分そっちですね。
坂本 : で、考えすぎたら何もできなくなっちゃうんで、最後は「とりあえずやってみよう!」ってなるタイプ。
神野 : 考えてたら誰も好きになれないですよね。
坂本 : うん。だから今回の歌詞はすごく共感できます。気持ちは結局変えられないものだから。
- ヴォーカルレコーディングはいかがでしたか?
神野 : 音程の揺れやリズムが激しい所は難しくもあったんですけど、勢いがあって自然と乗っていける曲なので、ワクワクしながらレコーディングできました。
2番Aメロの「努力と希望」の辺りはハッキリ単語が聴こえるようにアクセントの位置を変えたり、サビ頭の「空っぽの」の入り方をリズムを食うように(本当のリズムの位置よりも先に食い込むように)歌い方を変える等、色々考えながら歌っていきました。
坂本 : 優しいけど力強いヴォーカルで、とても素敵だなって思います。
杉岡 : 「勢い」とはいえ、迫力を保ったまま一気に歌い切れるのがすごいなって。
私は「愛は暗闇の中で」(ZARDカバー曲)とかマイナー調でアップテンポなロックを歌う時の友亜ちゃんの声がすごく好きなので、今回も気に入っています。
- カップリングはZARDのカバー3曲に挑戦していますが、こちらは情感溢れるバラード調の曲をラインナップしていますね。
神野 : まだSARD UNDERGROUNDではやらないだろうと思っていた曲に挑戦する事になって最初は歌えるか不安でした。
「I still remember」は、ABメロを読み聞かせをするようにというアドバイスを頂いたんですけど、最初あまり理解できなくて何回も歌い直して、ちょっとずつ掴んでいきました。
「悲しいほど貴方が好き」は、ZARDの曲で特に大人っぽい印象を受ける曲だったので、包容力みたいなものを表現できたらいいなと思いながら歌ったんですけど、メロディ的にすごく歌いやすくて、カバーしてさらに好きになりました。
杉岡 : 「悲しいほど貴方が好き」の「空を飛ぶ 鳥のように 大空を 自由に飛びたい」という歌詞に、すごく共感しました!
- どういう時にこういう感情になったのですか?
杉岡 : 高校生の時にバンドを始めた頃、音楽の事や将来の事を考えていたら色々と考えすぎてしまって、「心を解き放して自由になりたい。鳥になって空を飛び回りたい」と、ふと思ったんです。坂井さんも同じ事を感じていたんだって想像したら、とても嬉しくなりました。
坂本 : 私は「明日を夢見て」の曲自体ずっと好きだったんですけど、「夢のように 選びながら この毎日を 生きていけたなら」という歌詞に共感して、毎日ワクワクしながら、自分の思い描くように生きていけたら素敵だなって。
でもその後に「本当は誰にも 心開けない 週末の 賑わう街 わけもなく涙が出た」という歌詞が続くんですけど、そこもすごく理解できて、都会の中で歩いている時にこの曲を聴いたら絶対泣いちゃうだろうなって思います。
- 神野さんの好きなフレーズは?
神野 : 坂井さんの歌詞は尊敬する所が多すぎて選べないんですけど、あえて答えるならこの3曲の中では「明日を夢見て」が好きです。
「君の電話の声を聴くと 泣きたくなる 強い私でも」の、隠れた所で我慢してるみたいな素直な感じとか、リアルな心情を描いている坂井さんの歌詞が大好きなんです。また、「傷つけ合って それでも また会いたくて いつだってピリオドと背中合わせ」といった表現ができるのも素敵。「明日を夢見て」の歌詞は全体的に「すごい!」って唸ってしまいます。
- では最後に、「空っぽの心」のMVの見所を教えてください。
坂本 :「名探偵コナン」にも出てきそうな、オシャレで神聖な雰囲気の場所で撮影しました。昼間に撮影したんですけど差し込む光が綺麗で、影もすごくいい雰囲気になっています。
神野 : 私はコナン君っぽいカチッとした真っ青なジャケットを羽織っていたり、杉岡さんが珍しく黒いトップスだったり、今までにない雰囲気の衣装になっています。
杉岡 : 私、「視線を動かして」って言われるとつい目だけキョロキョロしちゃう癖があったんですけど、顔ごと自然に動かせるようになってきました(笑)
神野 : 私は撮影にまだ慣れないです。悲しい表情してってリクエストされてもどうしたらいいんだろうとか、いつも分からなくなっちゃいます!
ぎこちないながらも、楽曲の世界観を伝えようと一生懸命に臨んだ私達の表情にも注目して頂けたら嬉しいです!!

最新情報

4thシングル「空っぽの心」2022年5月18日発売!

Profile

アーティスト写真

日本のロック・バンド。メンバーは神野友亜(vo)、杉岡泉美(b)、赤坂美羽(g)、坂本ひろ美(key)の4名。バンド名の“SARD”の“S”は“Z”を反転させたもの。
〈GIZA studio〉で個別レッスンを受けていた各メンバーに、ZARDのプロデューサーで「Being Group」の創設者・長戸大幸が“ZARDの作品を後世に伝えていってくれる存在”として協力を申し出、結成。
2019年にトリビュートカヴァー作『ZARD tribute』でメジャー・デビュー。
2020年に「少しづつ 少しづつ」「これからの君に乾杯」のシングル2枚を経て、トリビュートカヴァー第2弾『ZARD tribute II』をリリース。

このページの先頭へ

おすすめキャンペーン・特集

このページの先頭へ