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7月15日『スマイレージLIVE 2014夏 FULLCHARGE〜715(なぁ いこう) 日本武道館〜』を大成功させたスマイレージ。更なる高みへと向かう彼女たちの最新曲は、艶っぽい大人な一面、そして気高いほどの勇ましさを存分に味わうことの出来る両A面となっています。
あのね、「今のスマイレージ」って本当にすごいんです。
正直に言うと、私は「S/mileage」時代、そしてメジャーデビュー後の4人のスマイレージが大好きでした。ハロプロエッグから集められた「悪ガキッ」達によるキラキラとしたスマイレージが大好きでした。
だけどあの日、武道館の花道に白いワンピース姿のメンバーが現れ、それぞれの方向から中心のステージへと集まり、『ぁまのじゃく』のイントロが優しく始まった時、自分でもびっくりするほどに涙が止まりませんでした。
それは、寂しい涙なんかじゃなくて、懐古の涙なんかじゃなくて、「今のスマイレージ」が本当に素敵で、大好きで、いまこの時が嬉しくって流れた涙でした。そして、ちょっとだけさみしい涙でもありました。それは、あのスマレージが、かわいいかわいいスマイレージのみんなが、立派すぎるほどに立派だったから!
たくさんの苦悩も迷いもあったのに、それらを全て乗り越え、堂々と誇らしげにステージに立つその姿は、なんて美しいんだろう、なんて眩しいんだろう、とただただ感動するばかりで…なんだか自分がとってもちっぽけな存在になったような、そんな自己嫌悪すら覚えるほどに、スマイレージは輝いていたのです。
短い期間で本当に色々なことがあったスマイレージ、半分になってしまったオリジナルメンバーや後から入ってきた2期メンバーのことを思うと、胸が引き裂かれるような場面がたくさんありました。だけど、いまここにいるスマイレージは最強のスマイレージでした。超戦闘能力の高いバッキバキのパフォーマンス、美しいユニゾン、力強いチームワーク、全てを超越したような貫禄…。
中でも涙ながらにこれまでのことを語るメンバー達とは対照的に、菩薩のように聖母のように女神のようにキラキラと微笑みを浮かべるリーダーの和田彩花さん(あやちょではなく、あえてお名前で呼ばせて下さい)は、圧倒的でした。
そんなスマイレージによる、8月20日発売の17thシングル『嗚呼 すすきの/地球は今日も愛を育む』は、まさに「今のスマイレージ」がぎゅっと濃縮された一枚となっています。少女の成長するスピードというのは、驚くほどに早いですね。両曲共にとても大人っぽい歌詞、曲調なのですが、これらが等身大の彼女たちであると、説得力を感じさせるほどにスマイレージは進化したのです。
『嗚呼 すすきの』では、福田花音ちゃん、田村芽実ちゃんがリードボーカルを務め、「女の子」の持つ少し不安定な情緒、そして力強さも感じさせるメロディ展開に、あやちょ(和田彩花ちゃん)、りなぷ〜(勝田里奈ちゃん)の台詞が胸をぎゅっと締め付けます。特筆すべきは、大人の哀しみや覚悟をひしひしと感じさせるあやちょに比べて、驚くほどに拙く、ピュアピュアなりなぷ〜の台詞回しでしょうか。ラストの「愛しているから…」なんて、「そんな言葉、初めて言ったんでしょ!」と突っ込みたくなるほどにたどたどしい。だけど、それがまたすごくいいんです。6人のそれぞれの女の子らしさが随所に現れることで、楽曲の中の少女像に深みが増し、より魅力的に仕上がっていると感じました。
『地球は今日も愛を育む』も、そんなメンバーの作り出す女の子らしさ、そして一丸となった時のエネルギーの強さ、気品と女性らしさが溢れている一曲となっています。これまでで最も大人っぽくセクシーな表情を見せるMVも必見。本当に本当に、スマイレージには日々驚かされてばかりです。
一瞬足りとも目が離せないほど、めまぐるしいスピードで成長を続けるスマイレージ。おちおちしていると、あっという間に遠くへ行ってしまいそうです。オトナになるって難しい、だけどワクワク!
コラム記事:塚本舞