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11月29日『アンジュルム ファーストコンサートツアー 2015秋 『百花繚乱』 〜福田花音卒業スペシャル〜』@日本武道館をもって、アンジュルムを卒業する福田花音が参加するシングルとしては最終作!卒コンに先がけて11/11にトリプルA面シングルがリリースになります!
『出すぎた杭は打たれない/ドンデンガエシ/わたし』。スマイレージからの改名後第1弾シングルが「大器晩成」、第2弾は「臥薪嘗胆」ときたので、第3弾はどんな四字熟語のタイトルになるのか?という大方の予想、予測に反して、数歩先を行ったタイトル、そして楽曲になっています。
1曲目を飾るのは、ヘヴィメタル!作曲は、魚住有希。田中れいなと岡田万里奈のツイン・ヴォーカルのガールズ・バンド「LoVendoЯ」のギタリストです。自身のグループでももう1人のギター、宮澤茉凜が作る曲とともに自作曲が増え、そのソング・ライティングにも注目を集めはじめていますが、アンジュルムにとって大事なこのシングルで提供曲デビューです。アレンジを魚住有希と共につとめる宮永治郎は、LoVendoЯの楽曲でも一緒に作品を生み出しています。過去にメロン記念日「お願い魅惑のターゲット」などのアレンジも手がけています。作詞は前作の「乙女の逆襲」に続いて児玉雨子。カントリー・ガールズ「わかっているのにごめんね」、モーニング娘。’15「今すぐ飛び込む勇気」など、ハロプロの楽曲との相性度が素晴らしい!ガールズ・メタルとアンジュルムのヴォーカルをつなぐ世界観の言葉を紡ぎ出しています。
2曲目は、メロディアスなH/R(ハード・ロック)!アンジュルムとハード・ロック、あるいはメタルといえば過去にも、スマイレージ時代のシングル『「寒いね。」』のカップリング曲「私、ちょいとカワイイ裏番長」、アルバム『②スマイルセンセーション』(2013)の中にメタルが組み込まれた「新・日本のすすめ!」などの楽曲があります。これらの楽曲、そしてライヴで培われてきた歌唱力、表現力が今回の2曲で爆発しています!
「ドンデンガエシ」の作家陣は、アンジュルムの作品では「七転び八起き」と「臥薪嘗胆」では作曲だった星部ショウが作詞、作曲は、テレビ朝日系『MUSICるTV』 の「ミリオン連発音楽作家塾」の出身の宇宙慧。そして編曲は、近年のアニソンのアレンジを手がけるとともにバンド「SUPER FORCE」のメンバーとしても活動している鴇沢直と、ギタリストとしても活躍中の関口Q太というスタッフ。
ラストに収録されているのは、福田花音の卒業楽曲「わたし」。卒業発表後、将来は作詞家になるという希望を掲げた福田花音が自ら作詞を手がけています。作曲の泰誠は、シャ乱Qのたいせい。アンジュルムの担当プロデューサー&ディレクターでもある泰誠とのキャッチボールで作られ、作曲家、プロデューサーとしても活躍中の浜田ピエール裕介によるアレンジで仕上げられています。かつてのハロプロ楽曲のテイストもあるような可愛らしくも、それだけではないSPACYなサウンド。福田花音が書く私小説風な歌詞で、卒業と同時に未来も目指した楽曲になっています。
11/11発売のアンジュルムの3作目、トリプルA面シングル『出すぎた杭は打たれない/ドンデンガエシ/わたし』。筆者は、3曲共に一度聴いて惚れてしまった楽曲たちです。
尚、11/25には『S/mileage / ANGERME SELECTION ALBUM「大器晩成」』も発売。こちらも福田花音にとって、またファンにとっても記念になる卒業アルバムとなることでしょう。
最後に筆者から秋葉原のハロー!プロジェクトオフィシャルショップで開催する『ハロショトーク⑫』お知らせです!
開催日:2015年10月18日(日) 開始時間:14:00〜(16:00くらいまでを予定)
『ハロショトーク⑫ アンジュルム福田花音トリビュート/なんハロのアライさんがまろまろ!』
と題して、本文に登場したイベント「なんハロ」の仕掛人であるアライ トシロウさんをゲストに、推しのアンジュルムの通称・まろ、福田花音が卒業する前に、思いっきり福田花音について語って頂きます。本職の編集者として福田花音が連載した記事の秘話も聞けそうです。観覧無料ですので、是非、お越し下さい。
(11月にも福田花音卒業を前にやらせて頂きたいテーマを、別のゲストで開催する予定です。詳細はハロー!プロジェクトオフィシャルショップのサイト、ハロー!ショップ東京秋葉原店のTwitterアカウントでの告知をお待ち頂ければと思います)
コラム記事:高島幹雄