最新の記事一覧
-
- 2017.4.12更新
- ℃-ute『To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises』
-
- 2016.11.25更新
- こぶしファクトリー『辛夷其ノ壱』【楽天ブックス限定先着特典あり】
-
- 2016.10.14更新
- 演劇女子部『モード』観劇レポート
2015年末の『輝く!日本レコード大賞』の最優秀新人賞を獲得したこぶしファクトリー。ハロプロでは2013年にJuice=Juiceが新人賞を獲得しながら惜しくも逃した最優秀新人賞で、先輩ユニットの悔しさを晴らしたようにさえ感じ、胸が熱くなったものです。
さて、その受賞曲「ドスコイ!ケンキョにダイタン」以来の新曲が、2/17発売の2ndトリプルA面シングル『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』です。
昨年(2015年)3月のひなフェスでハロプロ・メンバー全員が歌ったことも記憶に新しい楽曲ですが、作詞・作曲のKANがその直前にシングルとしてリリースした「とことんポップな“社会派ディスコ”」をカヴァーしたものでした。この曲が、こぶしファクトリーの楽曲として装いも新たに登場!
アレンジは、ダンス☆マン。モーニング娘。「LOVEマシーン」(1999)を始め多数の楽曲を手がけ、ハロプロ・サウンドの構築という点においてキーマンの一人であるダンス☆マンと、まだまだ伸びていく新世代ユニット、こぶしファクトリーとの組合せは、とても画期的な出来事。
そしてなんといっても、「こぶし」と「桜」のフィット感。グループ名の由来にもある、コブシの花のように「優美」なグループが「桜」を歌う。1月2日に中野サンプラザでのハロコンで初見でしたが、こぶしファクトリーが歌うのをすでに何度か見ているかのように錯覚するほどでした。「桜もこぶしも咲き誇れ!」という台詞もポイント高いです。
春が待ち遠しくなる、そして春の到来を感じさせる、新時代の春うた、桜ソングの定番になると良いと思います。
作詞・作曲が前山田健一(=ヒャダイン)と発表になった時から話題沸騰の楽曲。これまでラジオなどでつんく♂と共演して語り合ったこともあるヒャダインの楽曲提供です。
猪突猛進という語感が、これまたこぶしファクトリーのメンバーが持つキャラクターには絶妙で、ビシビシと迫ってきます。 アレンジは鈴木俊介。ハロプロでは、モーニング娘。のファースト・アルバムから昨年のモーニング娘。'15の「スカッとMy Heart」まで全ての時代で手がけている技で、今回はファンクに仕上げています。
小さな こぶしを 押忍! デッカく 突き上げろと、グループのテーマ曲になりそうな楽曲です。作詞・作曲はその仕事が、こぶしファクトリーと同じハロプロでは℃-ute、アンジュルム、Juice=Juiceの他、同じ事務所のBitter & Sweetだけであることからその正体がネット上でも話題の星部ショウ。
ハロー!プロジェクト モベキマスの 「ブスにならない哲学」を彷彿とさせる部分も内包したアレンジは平田祥一郎。
2曲目の「チョット愚直に!猪突猛進」にも言える魅力は、こぶしファクトリーのグループ名のごとく(実際の名前の由来と異なりますが)、コブシがグイグイとうねるヴォーカル。何度もリピートして聴いてしまうほどクセになります。
今回のシングルは3曲共、3人のアレンジャーによって、ハロプロに息づく伝統的なサウンドで、新世代ユニットのこぶしファクトリーを飾り付け、メンバーは歌とパフォーマンスでそれを自分たちのモノにして、歴史を受け継いでいるといった印象です。
2年目の春、さらなる飛躍を期すこぶしファクトリーの強烈な3曲が一体となったニュー・シングル。2月20日(土)の北海道まで続く冬のハロコンや、この2ndトリプルA面シングル『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』のリリース・イベントなどに出かけて頂いて、こぶしファクトリーを見て頂きたいと思います。
こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』 (Promotion Edit)
コラム記事:高島幹雄