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2016.2.5 更新

『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』(2/17発売)レビュー

2015年末の『輝く!日本レコード大賞』の最優秀新人賞を獲得したこぶしファクトリー。ハロプロでは2013年にJuice=Juiceが新人賞を獲得しながら惜しくも逃した最優秀新人賞で、先輩ユニットの悔しさを晴らしたようにさえ感じ、胸が熱くなったものです。

さて、その受賞曲「ドスコイ!ケンキョにダイタン」以来の新曲が、2/17発売の2ndトリプルA面シングル『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』です。

「桜ナイトフィーバー」

昨年(2015年)3月のひなフェスでハロプロ・メンバー全員が歌ったことも記憶に新しい楽曲ですが、作詞・作曲のKANがその直前にシングルとしてリリースした「とことんポップな“社会派ディスコ”」をカヴァーしたものでした。この曲が、こぶしファクトリーの楽曲として装いも新たに登場!

アレンジは、ダンス☆マン。モーニング娘。「LOVEマシーン」(1999)を始め多数の楽曲を手がけ、ハロプロ・サウンドの構築という点においてキーマンの一人であるダンス☆マンと、まだまだ伸びていく新世代ユニット、こぶしファクトリーとの組合せは、とても画期的な出来事。
そしてなんといっても、「こぶし」と「桜」のフィット感。グループ名の由来にもある、コブシの花のように「優美」なグループが「桜」を歌う。1月2日に中野サンプラザでのハロコンで初見でしたが、こぶしファクトリーが歌うのをすでに何度か見ているかのように錯覚するほどでした。「桜もこぶしも咲き誇れ!」という台詞もポイント高いです。
春が待ち遠しくなる、そして春の到来を感じさせる、新時代の春うた、桜ソングの定番になると良いと思います。

「チョット愚直に!猪突猛進」

作詞・作曲が前山田健一(=ヒャダイン)と発表になった時から話題沸騰の楽曲。これまでラジオなどでつんく♂と共演して語り合ったこともあるヒャダインの楽曲提供です。

猪突猛進という語感が、これまたこぶしファクトリーのメンバーが持つキャラクターには絶妙で、ビシビシと迫ってきます。 アレンジは鈴木俊介。ハロプロでは、モーニング娘。のファースト・アルバムから昨年のモーニング娘。'15の「スカッとMy Heart」まで全ての時代で手がけている技で、今回はファンクに仕上げています。

「押忍!こぶし魂」

小さな こぶしを 押忍! デッカく 突き上げろと、グループのテーマ曲になりそうな楽曲です。作詞・作曲はその仕事が、こぶしファクトリーと同じハロプロでは℃-ute、アンジュルム、Juice=Juiceの他、同じ事務所のBitter & Sweetだけであることからその正体がネット上でも話題の星部ショウ。

ハロー!プロジェクト モベキマスの 「ブスにならない哲学」を彷彿とさせる部分も内包したアレンジは平田祥一郎。
2曲目の「チョット愚直に!猪突猛進」にも言える魅力は、こぶしファクトリーのグループ名のごとく(実際の名前の由来と異なりますが)、コブシがグイグイとうねるヴォーカル。何度もリピートして聴いてしまうほどクセになります。

今回のシングルは3曲共、3人のアレンジャーによって、ハロプロに息づく伝統的なサウンドで、新世代ユニットのこぶしファクトリーを飾り付け、メンバーは歌とパフォーマンスでそれを自分たちのモノにして、歴史を受け継いでいるといった印象です。

2年目の春、さらなる飛躍を期すこぶしファクトリーの強烈な3曲が一体となったニュー・シングル。2月20日(土)の北海道まで続く冬のハロコンや、この2ndトリプルA面シングル『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』のリリース・イベントなどに出かけて頂いて、こぶしファクトリーを見て頂きたいと思います。

こぶしファクトリー『チョット愚直に!猪突猛進』 (Promotion Edit)

コラム記事:高島幹雄


『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』(2/17発売)
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『桜ナイトフィーバー/チョット愚直に!猪突猛進/押忍!こぶし魂』(2/17発売)
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