最新の記事一覧
-
- 2017.4.12更新
- ℃-ute『To Tomorrow/ファイナルスコール/The Curtain Rises』
-
- 2016.11.25更新
- こぶしファクトリー『辛夷其ノ壱』【楽天ブックス限定先着特典あり】
-
- 2016.10.14更新
- 演劇女子部『モード』観劇レポート
とうとう9月10日に『モーニング娘。’14コンサートツアー春 〜エヴォリューション〜』のDVD&Blu-rayが発売となります!今回はライヴレポートを交えた、見所紹介をさせていただきます。
”モーニング娘。'14とは、誇り高き闘士達の輝きである。”
今年の元旦より「モーニング娘。」から「モーニング娘。'14」と改名した彼女たち。この春ツアーが「モーニング娘。'14」としては、初めてのコンサートツアーとなりました。ツアータイトル通り、常に進化、エヴォリューションをし続ける彼女たち。勝負の年に偽りはありません。「'14(ワンフォー)」最っっっっ高です!!!!群雄割拠のアイドル戦国時代ですが、やはり「モーニング娘。」は特別な存在なのだと痛感します。何故ならば、メンバーひとりひとりが「モーニング娘。'14」であることに、誇りを持っているから。その姿勢は堂々とし、その表情は自信に満ち、その全身からはモーニング娘。でいられることの喜びが溢れ出しているのです!だから、眩しい。だから、輝いている。「俺らは出来ると知っている」、有無を言わさぬ覇気と圧倒的なパフォーマンスを、ぜひその目でご確認下さい。
”「使命感的な何か」どころか、使命感しかない!”
このツアーの特徴はなんといっても、最新曲『Password is 0』から始まる、畳み掛けるような超攻撃的セットリスト。そして、MCの時間が少ないということ。私はこれを、パフォーマンスに対する自信の表れだと感じました。純粋に、真向勝負で、ひたすらに歌い踊る少女たち。心をひとつに、目標に立ち向かう姿の、なんて美しいことでしょう!まさに「使命感」に燃え、歴史を背負い未来を担う愛の軍団。「HOW DO YOU LIKE JAPAN?〜日本はどんな感じでっか?〜」や「笑顔YESヌード」「泣いちゃうかも」等の人気曲による、あっと驚くパフォーマンスや見所も盛りだくさん。これらの楽曲を等身大で表現できるようになった、という事実だけでも感涙ものですよね…。少女たちの進化のスピードは、驚くほどに早いのです。
”圧倒的な多幸感!カップリングメドレー”
コンサート中盤ではボリュームたっぷりのカップリングメドレーがあります。その中でもおすすめの5曲をピックアップしました。「友」(道重さゆみ、譜久村聖、飯窪春菜、石田亜佑美、佐藤優樹、工藤遥)9期メンバーが発表されたあの日、初めてのステージで拙いながらも披露したのがこの「友」でした。9期メンバーはフクちゃん(譜久村聖)だけですが、色々な思い出が蘇ってきます。(これまでの卒業コンサートや、入りたての頃の9期メンバーなど…)今秋の卒業を発表したさゆ(道重さゆみ)は、いったい何を思いながらこの曲を歌ったのでしょう。そして、そんな空気を察してか察してないのか、さゆに無邪気に顔を近づけに行くまーちゃん(佐藤優樹)は本当に天使だね…。
「ふんわり恋人一年生」 (生田衣梨奈、鞘師里保、鈴木香音、石田亜佑美、小田さくら)細かくリズムを刻む度、揺れるりほりほ(鞘師里保)のロングヘアー!とってもキューティクルだね、りほりほ!これまでのパワフルさとは打って変わり、小鳥のさえずりのように可憐に歌うのは、さくらちゃん(小田さくら)。なんだかお花畑に迷い込んだような気分!KAWAII!そして、とっても嬉しそうに、弾むように歌う香音ちゃん(鈴木香音)。歌がとっても好きなんだね、いっつも幸せそうで。その笑顔に、どれだけ救われたことでしょう。
15歳トリオのヴォーカルパート、えりぽん(生田衣梨奈)、だーいし(石田亜佑美)のラップパートが楽しいこの曲は、ヒップホップ風調に合わせた衣装も超絶カワイイです。
「大好きだから絶対に許さない」 (鞘師里保、小田さくら)歌唱力だけでなく、ダンスパフォーマンスもめきめき成長中のさくらちゃん。腰の使い方、切ない表情、全てがセクシーで、先ほどと同一人物とは思えません。りほりほの「あーん」も、すっかり板についてきました。躊躇いや恥ずかしさといった境地から抜け、さゆから正式に吐息係を継承するだけの実力を身につけたことを、ここに証明します
「大好き100万点」 (譜久村聖、石田亜佑美) 本当に可愛いんです、この曲、この二人!!!振り付けも歌詞も最高だし、ちょっとお姉さん組のふたりが醸し出す、初々しさの中にある色っぽさがたまらないのです。あーこんな彼女欲しいー、ドライブ行きたいー。
現存するアイドルの中で、ドライブデートの助手席で恥じらいカーディガンを羽織りながらしっとり汗ばんで欲しい女の子No.1は、今のところぶっち切りでフクちゃんです! 「なには友あれ!」 (生田衣梨奈、鈴木香音、佐藤優樹、工藤遥) ステージを右から左へ走り周り、くるくるはしゃぎ、とにかく楽しそうな四人。曲中でステージの縁に座って脚をぶらぶらさせながら歌うシーンでは、えりぽんが張り切り、どぅー(工藤遥)が笑い、まーちゃんと香音ちゃんは顔をくっつけてニッコニコ!…もうそこは、幸せの縁側!その縁側に座れるのなら、今すぐおばあちゃんになってもいい! そんなよくわからない契約を結びたくなるほどに、四人が愛くるしくて、平和で!あああかわいいようみんなかわいいい!
笑顔を作るのが苦手で、クールな表情を決めながらジャケット撮影に挑んでいた加入当初のえりぽんを思い出すと、こんなに明るく、楽しそうで、「生田衣梨奈」としか形容できないようなアイドルへと成長した姿に感動したり。世界一のアイドル、ある意味なっちゃってるかも!?
”これが「モーニング娘。'14」です。”
コンサートも終盤、「updated」された代表曲たちと'14以降の新曲により、最高潮にヒートアップ。中でも「LOVEマシーン(updated)」 では、新たな時代の幕開けに立ち会ったという感覚に、興奮がおさまりませんでした。
これまでも歌番組に出演する際には、過去の代表曲として歌ったり、OGメンバーとセットで披露することも少なくなかった、この曲。しかし、アレンジも振り付けも「updated」されたことにより、これまでの「先輩のお下がりの一曲」としてではなく、今のモーニング娘。にしかできない、モーニング娘。'14の「LOVEマシーン」というパフォーマンスが確立されたのだと思います。そう。これが、これこそが、'14のLOVEマシーンだ!
こうして全てのパフォーマンスに、「モーニング娘。'14」であることの誇りが満ち溢れているのです。カッコイイのです。胸が、目頭が、熱くなるのです。きっとそんな風に感じているのは、私だけではないはず。 昨年の夏、「これが、今のモーニング娘。です」という言葉を掲げていた彼女たち。「'14」とは、そんな彼女たちの更なる最新型、最強形を表しているのではないでしょうか。
来る9月20日からは、とうとう道重さゆみ在籍最後の、そして「モーニング娘。'14」としても最後の、コンサートツアーがスタートします。きっと春ツアー以上の進化を、「'14」を見せてくれることでしょう。
さあ、愛を捧げる準備はできていますか?
| 日時 | 場所 |
|---|---|
| 9/20(土) | ハーモニーホール座間 大ホール(神奈川) |
| 9/21(日) | ハーモニーホール座間 大ホール(神奈川) |
| 9/23(火・祝) | 日本特殊陶業市民会館 フォレストホール(愛知) |
| 9/27(土) | やまぎんホール(山形県県民会館)(山形) |
| 9/28(日) | 仙台サンプラザホール(宮城) |
| 9/30(火) | 日本武道館(東京) |
| 10/1(水) | 日本武道館(東京) |
| 10/11(土) | NHK大阪ホール(大阪) |
| 10/13(月・祝) | 静岡市民文化会館 大ホール(静岡) |
| 10/18(土) | 愛知県芸術劇場 大ホール(愛知) |
| 11/1(土) | 福岡市民会館 (福岡) |
| 11/2(日) | 周南市文化会館(山口) |
| 11/3(月・祝) | 文化学園HBGホール(広島)(広島市文化交流会館) |
| 11/8(土) | サンポートホール高松 大ホール(香川) |
| 11/15(土) | NHK大阪ホール(大阪) |
| 11/16(日) | NHK大阪ホール(大阪) |
| 11/26(水) | 横浜アリーナ(神奈川) |
※ツアー詳細については公式ホームページにてご確認ください。
コラム記事:塚本舞
