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2015.9.10 更新

第9回 仮面女子の舞台裏!毎日更新の動画『純血』とは?

仮面女子

仮面女子といえばトリッキーなファッションと、激しいパフォーマンスで知られる最強地下アイドルですが、彼女たちは普段どんな表情をしているのでしょう。彼女たちの“素の部分”見たくありません? そんなときにおすすめなのが公式動画『純血』です。かくいう筆者も仮面女子にハマったのはこの動画がキッカケでした。

●365日、毎日更新されるオリジナル映像たち

仮面女子

『純血』とは「仮面女子の活動を1年365日密着する」がテーマのドキュメント動画のこと。仮面女子の YouTube公式チャンネルで毎日23時前後に更新されています。よくよく考えてみると、アイドルのリアルドキュメントが毎日無料で配信されているというのは、世界的に見ても珍しい試みでしょう。2015年8月現在、『純血』には800本以上の動画がありますが、大きく分けて5つのカテゴリーが存在しています。

●その1「個人カメラで楽屋裏をのぞく」

「個人カメラ」とはメンバー自身が手持ちのカメラで撮影したシリーズのこと。活動の舞台裏がのぞけるのはもちろん、メンバーが自宅で撮影した映像もアップされるなど、「これ見せちゃって大丈夫すか?」的なシーンも多数存在しています。 中でも“仮面女子のバラエティー担当”を自称するアリス十番:森カノンちゃんの個人カメラは、イチロー並みのヒットを連発すると評判です。たとえばこちら。
「727話『仮面女子はどんな水着きるの?』個人カメラ 森カノン」。

森監督が水着姿のメンバーたちにバストのカップ数を聞いて回ったり、胸の谷間に指を入れるなど、セクハラおやじ並みの行為を連発。ちなみに彼女は別の回でもメンバーにキスを迫ったり、パンティの色を聞いたりとやりたい放題です。でもカノンちゃんって、実は歌がめっちゃ上手いんですよ。スタイルも抜群ですし。って、あまりフォローになってない気もしますが、紙幅の都合もあるので次へ行きます!

●その2「地上波レベルのムチャぶり企画」

『純血』ではしばしばメンバーへのムチャぶり企画が行われます。最近ですと、「732話『FUJIYAMAに挑戦し、泣きじゃくる仮面女子』」はかなりのクオリティでした。

アーマーガールズ:窪田美沙ちゃん、スチームガールズ:前田なつみちゃんはキレッキレのダンスが光る人気メンバーですが、実は絶叫マシンが苦手。そんな二人が動画撮影のお仕事で、富士急ハイランドのFUJIYAMAにチャレンジします。搭乗する前からネガティブオーラを放ちまくり、乗車後はこの世のものとは思えないパニック状態に陥る二人。涙で顔をぐしゃぐしゃにしながら、「無理無理無理無理無理〜、×%○△÷〜!!」と叫ぶさまはダチョウ倶楽部のリアクション芸を完全に超えています。

●その3「人気メンがわかる『ヲタク満足度投票』」

仮面女子は、毎週、ファンの人気投票の結果を『純血』内で発表しています。それがこの『ヲタク満足度投票 結果発表』。緊張感が漂う中、個人投票のトップ3、チーム投票のトップが読み上げられると、該当メンバーは大喜び! この人気投票によってギャランティが決まったり、仕事のチャンスがもらえたりするので当然ですね。
「779話『ヲタク満足度投票 結果発表』」の回では、ぱー研!:椎名みみちゃんが初の1位を獲得。アーマーガールズ:月野もあちゃんが2位、スチームガールズ:神谷えりなちゃんが3位を獲得しています。

●その4「アイドルが告白『週刊だいすき!』」

仮面女子のメンバーたちがカメラに向かって「大好き!」と告白するシーンをまとめた映像、それが『週刊だいすき!』シリーズ。1回につき10名程度のメンバーが登場し、様々なシチュエーションで告白をしてくれますよ。毎週毎週、こんなに沢山の女子からコクられるなんて、これはどこの夢の世界だ?って感じですよ!!
ちなみに「782話『週刊だいすき!☆30』」ではアーマーガールズのセンター、黒木ひなこちゃんが横浜DeNAベイスターズのユニフォーム姿で登場。野球女子からの告白を体験できますよ。

●その5「純度100%の感動ドキュメンタリー」

『純血』を語る上で忘れてはならないのが「感動ドキュメンタリー」です。アイドルとはいえ、彼女たちはまだ10代、20代の女の子。日頃、抱えている不安や不満が表面化することもあります。たとえば『031話 アリス十番センター立花あんな 前編』『同後編』は、彼女の心中を垣間見れる傑作です。

“絶対的センター”として知られる立花あんなちゃんですが、センター就任当時、その立場を演ずることが出来ず、相当苦悩したそうです。なんと「ライブに出たくない!」と思ったこともあるのだとか。そんな彼女が先輩メンバーの卒業、そして母親との邂逅を経て成長していく姿が全2回にわたって描かれています。もらい泣き必至です。

こちらで紹介した動画を皮切りに『純血』の奥深い世界を堪能してみてはいかがでしょうか。ちなみに『純血』はメンバーが困難にぶつかったときに名作が生まれやすい傾向があります。2015年11月23日のさいたまスーパーアリーナ公演の前後には、さらなる傑作が生まれるかもしれませんよ。

Photography by T.Okamoto

仮面男児尾谷幸憲、廣田晋一郎、佐々木翔の3名

文・仮面男児●尾谷幸憲、廣田晋一郎、佐々木翔の3名からなる地下クリエイター集団。新聞・雑誌・ウェブ・脚本等の執筆を中心に、コメンテーター、グラビアのプロデュース、広告/PRなど年間300本以上の仕事をこなし、地下ライター界最強の名をほしいままにしている。著書に『LOVE※』(講談社文庫)、『ラブリバ♂』(ゴマブックス)、『J-POPリパック白書』(徳間書店)、『すごいぜ!ノストラダムス』(メディアファクトリー)など。
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