地球軌道上に空間転移門(ゲート)が突如出現した“スカイフォール”から数十年が経過していた。
未だ世界紛争は至る所で起きているが、ある兵器の誕生が近代戦闘の戦術を一変させる。
拡張型武装及びモジュール結合システム、通称“エグザマクス”の登場が
瞬く間に世界の軍事バランスを塗り替えた。
2XXX年末。
再び、地球軌道上に空間転移門(ゲート)が出現する。
ゲートから現れたのは、地球人と似た容姿の惑星バイロン人だった。
バイロン軍はエグザマクスとよく似た機体“ポルタノヴァ”で各国に攻撃を開始。
紛争をしていた各国は地球連合軍を結成。
地球連合軍とバイロン軍の戦いの火蓋が切られた。
開戦から幾年も経過し、戦いが激化する中、
突如出現した新たなゲートから新勢力であるマクシオン軍が襲来。
三つ巴の様相となった戦場は熾烈を極めた。
その裏では大幅な戦力増強と軍事開発が各軍で進められ
戦場は新たな局面を迎える。
エグザマクス (EXAMACS)
Extended Armament & Module Assemble & Combine System
(拡張型武装及びモジュール組立結合システム)の頭文字「EXAMACS」
機体の各部はモジュール化され、環境に合わせて機体の各部分を交換し、
様々な戦況に対応できるシステムを搭載した機体である。
パーツの換装による能力の変更・拡充がエグザマクスの真骨頂である。
eEXM-17 アルト (地球連合軍)
IT企業“サイラス”が開発した地球連合軍に所属しているエグザマクス。
機動性、操縦性に優れたスタンダード機。
拡張性に特化しており、現行兵器との互換性が高い。
世界各地でオリジナルカラーや追加装備を施され配備されている。
bEXM-14T シエルノヴァ (バイロン軍)
バイロン軍でポルタノヴァと同時期に開発された、指揮通信能力を強化した
エグザマクス。バックパック上部に多機能レーダーを装備し、情勢を高速に
分析することが可能。拡張性の高い前腕部、耐弾性を強化した脚部など、
局地戦に特化した設計が施されている。標準武装のハンドガンは、
拡張モジュールにより射程距離や威力を変更することが可能。
EXM-H15A アチェルビー(TYPE-A)
TYPE-Aのアチェルビーをテストベッドとした宇宙戦用の試作実験機。
通常のエグザマクスよりもひと周り大きい機体として開発されており、スピナ
ティオや鹵獲した他陣営機体の部品も活用されている。空間戦闘に強く調整され
ており、膨大な推力をもたらす脚部の大型ブースターと試験的に開発された
ワイヤレスウェポンを備えたバックパックが特徴的。試験運用の段階ではあるが、
今後実戦テストを行ったあと、量産化まで計画されている。
© COPYRIGHT 2024年 PARALLEL STUDIOS