内容紹介（「BOOK」データベースより）

日本植民地帝国はどのように崩壊したか。日本帝国５０年の歴史を通じて形成された植民地経済の構造と特質をふまえて、その最後の姿となった「大東亜共栄圏」の全容を初めて客観的に描き出す。マクロ的数量データをもとに、交易や金融の実証的分析から、アジア各地に大きな影響を及ぼした円域経済の実態を捉えた、必読の成果。

目次（「BOOK」データベースより）

第１部　「日本植民地帝国」論（日本植民地帝国の展開と構造／近代日本帝国における植民地支配の特質／日本植民地統治における「同化主義」の構造）／第２部　「大東亜共栄圏」論（「大東亜共栄圏」構想とその構造ー「大東亜建設審議会」答申を中心に／「大東亜共栄圏」交易論／「大東亜共栄圏」と日本の対外収支／「大東亜共栄圏」論）／第３部　「南方共栄圏」論（「南方圏」交易論ー市場から資源へ貿易から交易へ／「南方圏」国民所得の推計についてー解題・高橋泰蔵『南方経済に於ける国民所得の推算に関する一資料』）

著者情報（「BOOK」データベースより）

山本有造（ヤマモトユウゾウ）
１９４０年京都市に生まれる。１９６７年京都大学大学院経済研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所教授、中部大学人文学部教授、等を経て、京都大学名誉教授、中部大学特任教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）