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楽天Kobo 電子書籍版 | 幻の光 | 432円 |
---|---|---|
紙書籍版 | 幻の光 | 464円 |
【内容情報】(「BOOK」データベースより)
人は精がのうなると、死にとうなるもんじゃけー祖母が、そして次に前夫が何故か突然、生への執着を捨てて闇の国へと去っていった悲しい記憶を胸奥に秘めたゆみ子。奥能登の板前の後妻として平穏な日々を過す成熟した女の情念の妖しさと、幸せと不幸せの狭間を生きてゆかねばならぬ人間の危うさとを描いた表題作のほか3編を収録。芥川賞受賞作「螢川」の著者会心の作品集。
【目次】(「BOOK」データベースより)
幻の光/夜桜/こうもり/寝台車
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
宮本輝(ミヤモトテル)
1947(昭和22)年、兵庫県神戸市生れ。追手門学院大学文学部卒業。広告代理店勤務等を経て、’77年「泥の河」で太宰治賞を、翌年「螢川」で芥川賞を受賞。その後、結核のため二年ほどの療養生活を送るが、回復後、旺盛な執筆活動をすすめる。『優駿』(吉川英治文学賞)『約束の冬』(芸術選奨文部科学大臣賞)『骸骨ビルの庭』(司馬遼太郎賞)等著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
映画「幻の光」を観る機会があったので、久しぶりに原作を読みたくなったので購入。私感だが、宮本輝は短編の方に傑作が多いと思う。この「幻の光」は「五千回の生死」とともに、もっとも気に入っている作品である。話の内容はこうだ。前夫の自殺という、悲しい過去を持つ主人公は、死んだ夫に対して、「なぜ死んだのか」「どうして生きることができなかったのか」と心の中で語りかける。精神的に「生と死」のはざまにいる主人公の、心の変遷を綴った物語である。「幻の光」とは何なのか。人が心の弱さを見せたときに、その光は、妖しい暖かさでぼんやりと光り、時には人を死へと誘うという。夫を死へ誘ったものの正体が何となくわかったとき、読者はこの作品全体を覆っていた「死」のイメージから「生」の明るさをようやく感じ始める。いかにも宮本輝といったスタイルである。この作品の最後の一行。「もうそろそろ勇一が学校から帰ってくる時間や」。たったこれだけのフレーズで、読者に、主人公の心の快復、再生、希望を読み取らせる。これがこの作品が最高傑作と評価される理由のひとつでもあろう。読後に舞台である暗く寂しい奥能登の海を想像してみる。どんよりとした雲の切れ目から、一筋の陽光が差し込む。かすかに波がきらめいた。その瞬間、確かに私はみた。幻の光を。
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213310-20180207-072295821。
宮本輝が好きなのとレヴューを読んで購入。期待をこめて☆4つ。
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この作者が好きな嫁さんにプレゼントとして購入。とても喜んでもらえました。
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