内容紹介（出版社より）

中国共産党は1970年代の改革開放政策着手によってもたらされた内外環境の激変から危機的様相を強めたが、存続自体が危殆に瀕しているのだろうか。それとも変化を好機として存在基盤をより強固なものにしているのか。

目次（「BOOK」データベースより）

中国共産党のサバイバル戦略ー序に代えて／第１部　中国政治の中の党（データから解析する中国共産党の変身／党中央の研究機関ー「学習型政党」建設と“調研”活動／中国におけるガバナンスー中国共産党の位置と能力／転型・吸収・浸透ー党の組織技術の変遷と課題）／第２部　制度の中の党ー制度分析（経済発展、地方政府のガバナンスと中国共産党／農村基層組織改革の進展と党支部ー経済発展と組織の多様化の中で／中国共産党権力の根源ー「人材的保障措置」の視点から／党政分離の政治過程ー中ソ比較の試み／現代中国における維新運動と国家）／第３部　社会の中の党ーミクロ調査の分析結果（エリート層における党の存在ー中国エリート層意識調査（二〇〇八〜九）に基づいて／一般党員の意識・行動から見る中国共産党の執政能力ー上海市民調査から／基層社会と党ー上海市民意識調査から／中国のＮＧＯ職員の政治意識は革新的かー二〇〇九年アンケート調査から）

著者情報（「BOOK」データベースより）

菱田雅晴（ヒシダマサハル）
法政大学法学部教授、中国基層政治研究所長（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）