証言 班目春樹 原子力安全委員会は何を間違えたのか?
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商品説明
内容紹介(「BOOK」データベースより)
事故当時、総理官邸内では何が起きていたのか。根幹となる原子力安全規制のどこに問題があったのか。そして、なし崩し的に進む再稼働は本当に安全なのかー。この国が戦後最大の危機を迎えた一週間、原子力安全委員長として官邸で事故対応に当たった班目春樹氏が語る「原発の真実」。
目次(「BOOK」データベースより)
第1章 未曾有の非常事態(三月一二日早朝、福島第一原発へ/ベント成功!? ほか)/第2章 官邸機能せず(「インチョウが来ました」/情報がない ほか)/第3章 霞が関の罠に嵌った原子力安全委員会(初の記者会見で/漏れ出した放射性物質量を初めて推計 ほか)/第4章 安全規制は何を誤ったのか?(無責任な緊急提言/世界に取り残された日本の安全規制 ほか)
著者情報(「BOOK」データベースより)
班目春樹(マダラメハルキ)
1948年生まれ。東京大学大学院修士課程(産業機械工学)修了後、東京芝浦電気(現東芝)総合研究所に3年間勤務。1975年に東京大学講師(原子力工学)となり、1976年に同助教授、1990年に同教授。この間、1981年から通産省原子力発電技術顧問、2001年からは総合資源エネルギー調査会の委員として原子力安全・保安部会の下の多くの委員会委員・委員長を歴任。2000年頃から原子力関係の学協会規格作成に尽力するとともに、安全規制の在り方を考える会を多く立ち上げる。2010年4月に東京大学を退職し、2012年9月まで原子力安全委員会委員長を務めた
岡本孝司(オカモトコウジ)
1961年生まれ。東京大学大学院工学系研究科原子力工学専門課程修了後、三菱重工業、東京大学助手、助教授を経て、2004年東京大学教授。2005年より2012年まで原子力安全委員会原子炉安全専門審査会審査委員、専門委員。専門は、原子力工学、可視化情報学など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(8件)
- 総合評価
4.00
-
この角度からの検証は本書だけ
- cool-joker
- 投稿日:2013年07月20日
巨大地震による原発メルトダウンという未曾有の事故については、すでに様々な角度で語られているが、原子力安全委員長の立場で語られているのは本書だけだろう。
何の行政力も持たず、政府に専門知識をアドバイスする組織だったはずの原子力安全委員会が、この事故の渦中でいかに政治家と官僚に翻弄されスケープゴートにされたか、班目春樹原子力安全委員長が憤りも露わに語っている。
いくらかは自分自身に都合の良い脚色をしているのかも知れないが、仮にそうだとして、それを割り引いても、原子力安全委員長が語る、当時の首相をはじめとする政治家の幼稚さや、こんな非常時ですら保身ばかりに精を出す霞が関官僚の小役人ぶりは、リアルだ。「見てきたかのように」ではない、実際「見てきた」のだから。
そのような政治家や官僚の姿を伝え聞くにつけ、冷却水の保管場所が限界に達したり、地下水脈へ浸透した汚染水が海洋流出したりと、想定外の非常事態が2013年の現在でも次から次へと発生しているにもかかわらず、事故は過去の物として原発再稼働を前のめりに進めている現政権は、あまりに軽率ではなかろうか。
このような、喉元過ぎればなんとやらの能天気さでは、次にシビアアクシデントがあったとき、我が国の政府がまた同じ失敗を犯すであろうことは想像に難くない。
最後に、事故発生直後に原子力安全委員長が想定した最悪のシナリオを紹介しておく。
それは、福島第一原発がチャイナシンドローム(メルトダウンした燃料が格納容器をも溶かして地盤に到達する)に達すれば桁違いの放射性物質が放出され、人間が立ち入れないレベルの危険区域は拡大してそれに福島第二原発も飲み込まれ、福島第二の作業員は撤退せざるを得なくなる(本書では書かれていないが、気合いで踏ん張り続ける人がいたとしても早晩命を落とすので結果は一緒だろう)。現地作業員がいなくなって制御不能となった福島第二がチャイナシンドロームに至れば、今度は東海村も制御不能になり・・・・最終的には東京圏までも帰還困難区域として放棄せざるを得ない、というものであった。
SF作家が書いて見せたような人類滅亡のシナリオが現実となる瀬戸際に、我々はいたのだ。そして今も。0人が参考になったと回答
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