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シューマン 全ピアノ作品の研究 上
西原 稔

4,620(税込)送料無料

商品情報

商品説明

内容紹介

ピアノ奏者、ピアノ教育者に贈る シューマン作品理解のための決定版!
1:■第1部: シューマンとその時代
2:第1章: フォアメルツ時代の社会とシューマン
3:19世紀前期ドイツの社会階層と音楽
4:初期ロマン主義の変質とウィーン体制
5:1830年代のドイツ社会の変動と音楽
6:ビーダーマイヤー文化とシューマン
7:第2章: シューマンのピアノ音楽とその時代
8:1830年代のピアノ音楽の創作と「新ロマン主義」
9:1845年以降のピアノ作品の傾向
10:第3章: ロマン主義とシューマンの音楽
11:ロマン主義文学とシューマン
12:アンビヴァレントな表現世界
13:歴史主義と反歴史主義ーーシューマンと過去の音楽
14:自然と音楽ーーシューマンにおける自然
15:「ダヴィッド同盟」の思想ーー「俗物」と「英雄」の二元論
16:第4章: 音楽におけるレトリックの世界
17:音楽におけるレトリックの世界
18:「聴こえない音楽」
19:シューマンにおける引用とその機能
20:第5章: 19世紀の歴史の中のシューマン
21:シューマンの音楽語法の影響
22:音楽批評家シューマンの聴いた同時代のピアノ音楽
23:第6章: シューマンとピアノ練習曲
24:19世紀における練習曲と「目的別練習曲」
25:「目的別練習曲」で取り上げられた練習曲とシューマンの論評
26:■第2部: 1830年代までのピアノ作品
27:作品1以前の作品
28:8つのポロネーズ Anh.G1
29:アベッグ変奏曲 作品1
30:パピヨン 作品2
31:パガニーニの≪カプリス≫による練習曲 作品3
32:間奏曲集 作品4
33:クララ・ヴィークの≪ロマンス≫による即興曲集 作品5
34:ダヴィッド同盟舞曲集 作品6
35:トッカータ 作品7
36:アレグロ 作品8
37:謝肉祭ーー4つの音符による小さい情景 作品9
38:パガニーニの≪カプリス≫による6つの演奏会用練習曲 作品10
39:ピアノ・ソナタ第1番 作品11

内容紹介(出版社より)

『レッスンの友』での5年間にわたる連載の単行本化。充実した内容のため、全2巻とした。第1巻は、第1部「シューマンとその時代」と、第2部のピアノ作品の解説(ピアノ・ソナタ第1番〈作品11〉までを収録)。シューマンの関連書は多いが、ピアノ作品の解説は少なく、全作品を解説する待望の一冊。シューマンは、ドイツ・ロマン派の文学、とりわけジャン・パウルやホフマン、アイヒェンドルフといった作家の小説に深く傾倒し、絶えず夢幻が広がっていく彼らの文学世界を音楽においても表現しようとした。シューマンの作品の難しさは、音符だけで作品を十分に解釈できない要素に起因している。たとえば文学的な要素だけではなく、さまざまな引用や彼の創造の中で飛来した種々の楽想が作品の中に取り込まれている。作品相互の関連や、クララや周囲の人物達とのエピソードなども興味深い。著者が10年の歳月を費やした渾身の研究成果をまとめたもの。

第1部 シューマンとその時代



第1章 フォアメルツ時代の社会とシューマン

  19世紀前期ドイツの社会階層と音楽

  初期ロマン主義の変質とウィーン体制

  1830年代のドイツ社会の変動と音楽

  ビーダーマイヤー文化とシューマン



第2章 シューマンのピアノ音楽とその時代

  1830年代のピアノ音楽の創作と「新ロマン主義」

  1845年以降のピアノ作品の傾向



第3章 ロマン主義とシューマンの音楽

  ロマン主義文学とシューマン

  アンビヴァレントな表現世界

  歴史主義と反歴史主義ーーシューマンと過去の音楽

  自然と音楽ーーシューマンにおける自然

  「ダヴィッド同盟」の思想ーー「俗物」と「英雄」の二元論



第4章 音楽におけるレトリックの世界

  調と表現ーー調性格の理論

  「聴こえない音楽」

  シューマンにおける引用とその機能



第5章 19世紀の歴史の中のシューマン

  シューマンの音楽語法の影響

  音楽批評家シューマンの聴いた同時代のピアノ音楽



第6章 シューマンとピアノ練習曲

  19世紀における練習曲と「目的別練習曲」

  「目的別練習曲」で取り上げられた練習曲とシューマンの論評



第2部 シューマンのピアノ作品の研究



第1章 1830年代までのピアノ作品

  作品1以前の作品

  8つのポロネーズ Anh.G1

  アベッグ変奏曲 作品1

  パピヨン 作品2

  パガニーニのカプリスによる練習曲 作品3

  6つの間奏曲集 作品4

  クララ・ヴィークのロマンスによる即興曲集 作品5

  ダヴィッド同盟舞曲集 作品6

  トッカータ 作品7

  アレグロ 作品8

  謝肉祭ーー4つの音符による小さい情景 作品9       

  パガニーニのカプリスによる練習曲 作品10

  ピアノ・ソナタ第1番 作品11

内容紹介(「BOOK」データベースより)

クララをはじめとする他者の作品の「引用」に込められたメッセージとは?作品の創作プロセスをたどり、作品相互の関連を見とおす近年ドイツなどで急速に進んだシューマン研究の成果を反映。

目次(「BOOK」データベースより)

第1部 シューマンとその時代(フォアメルツ時代の社会とシューマン/シューマンのピアノ音楽とその時代/ロマン主義とシューマンの音楽/音楽におけるレトリックの世界/19世紀の歴史の中のシューマン ほか)/第2部 1830年代までのピアノ作品(作品1以前の作品/8つのポロネーズAnh.G1/アベッグ変奏曲作品1/パピヨン作品2/パガニーニの『カプリス』による練習曲作品3 ほか)

著者情報(「BOOK」データベースより)

西原稔(ニシハラミノル)
山形県生まれ。東京藝術大学大学院博士課程満期退学。現在、桐朋学園大学音楽学部教授・学部長。18、19世紀を主対象に音楽社会史や音楽思想史を専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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