商品説明
内容紹介
本作は「千曲川流域を活性化したい」「就農希望の若者やワイナリー開設を夢見る人の背中を押したい」という思いから著者が手がけた壮大なプロジェクト「千曲川ワインバレー」の全容を明らかにした一冊だ。同時にプロジェクトを進めていく過程では、日本の農業が抱えている問題も明らかになり、本書ではそれを乗り越える展望にも迫った。
単なる指南書には収まりきらない、ワイン作りを通して日本再生への道筋を明らかにした一冊。
<目次>
はじめにーー いまはじまろうとしていること
【第一章】のどの渇く風景
ここにおいしいワインがある/温暖化が意味するもの/気の長い話/ワインバレー構想の発端
【第二章】ワインとサッカーの新時代
渋くて酸っぱい酒/狂気にも似た情熱が支えたワインづくり/日本のワインは戦争で生き延びた/赤玉ポートワイン/カリフォルニアワインの教訓/ワイナリーは海の近くにつくる/日本のワインがまずかった理由/世界基準へ/ワインは農産物である
【第三章】ワイン農家は新人類
医者よりワイン/ワイナリーオーナーへの道/お爺さんがつくった石垣/農業者になる方法/寄り合いに出るということ/農業は辛くなければいけないのか/農地改革の後始末 /新人類続々登場
【第四章】フランス人はなぜワインを飲まなくなったのか
南イタリアの赤い壁/ワインはブドウの漬物/キリスト教が広めた世界のワイン/解けた呪縛/中国人もワインを飲むようになった/フランス人がワインを飲まなくなった理由/コミュニケーション・ドリンク/農業的価値観の発見/ワイナリーは集積するほどよい
【第五章】農業はライフスタイルである
野良着のファッションショー/農的な生活を求める人たち/オルタナティブ農業の視点 /いったん工業へ行った人は戻らない/資本主義の豊作貧乏
【第六章】日本ワインの価値
千曲川ワインアカデミー/ソーラーワイナリーとスクリューキャップ/ワイナリーは儲かる商売か/ワインという不思議な商品/NAGANO WINE/集積によるスケールメリット/村の鍛冶屋は復活するか/ワインの値段/エシカル・マーケティング/日本ワインの価値
【第七章】ワインのある食卓
ワインの時間/飲める人も飲めない人も/縁側カフェ/第三の空間/ミニワイナリーつき分譲住宅/暮らしが観光になる時代
【第八章】千曲川のほとり
海野宿の家並み/日本の近代化を支えた巨大産業/蚕種問屋とワインバレー/シルクからワインへ/風の来て弾く琴の音に
あとがき ----すでに動きはじめたこと
内容紹介(「BOOK」データベースより)
千曲川流域を活性化したい、就農希望の若者やワイナリー開設を夢見る人の背中を押したい、という思いから始まったプロジェクト「千曲川ワインバレー」。流域にブドウ畑や新たなワイナリーを集積、更にはそのノウハウを伝授するワインアカデミーを設立するなど、本書では壮大なプロジェクトの全容を明らかにし、そこから見えてきた日本の農業が抱えている問題や展望にも迫る。様々な実践の先にあったのは「縁側カフェ」や「エシカルな生活観光」といった新しいライフスタイルの提案であり、日本農業の可能性だった。
目次(「BOOK」データベースより)
いまはじまろうとしていること/第1章 のどの渇く風景/第2章 ワインとサッカーの新時代/第3章 ワイン農家は新人類/第4章 フランス人はなぜワインを飲まなくなったのか/第5章 農業はライフスタイルである/第6章 日本ワインの価値/第7章 ワインのある食卓/第8章 千曲川のほとり/すでに動きはじめたこと
著者情報(「BOOK」データベースより)
玉村豊男(タマムラトヨオ)
1945年、東京生まれ。東京大学仏文科卒業。在学中にパリ大学言語学研究所に留学。長野県東御市に『ヴィラデストガーデンファームアンドワイナリー』開設、2007年、箱根に『玉村豊男ライフアートミュージアム』開館。ワイナリーオーナー、画家としても活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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