ツリーハウス　（文春文庫）

角田光代

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商品情報

発売日： 2013年04月10日頃
著者／編集：角田光代(著)
シリーズ：ツリーハウス
レーベル：文春文庫
出版社：文藝春秋
発行形態：文庫
ページ数： 496p
ISBN： 9784167672096

商品説明

内容紹介

一家三代『翡翠飯店』クロニクル。伊藤整文学賞受賞作

謎の多い祖父の戸籍ーー祖母の予期せぬ“帰郷”から隠された過去への旅が始まる。すべての家庭の床下には戦争の記憶が埋まっている。

内容紹介（出版社より）

内容紹介（「BOOK」データベースより）

じいさんが死んだ夏のある日、孫の良嗣は、初めて家族のルーツに興味を持った。出入り自由の寄り合い所帯、親戚もいなければ、墓の在り処もわからない。一体うちってなんなんだ？この際、祖父母が出会ったという満州へ行ってみようかー。かくして、ばあさんとひきこもりの叔父さんを連れた珍道中が始まる。伊藤整文学賞受賞作品。

著者情報（「BOOK」データベースより）

角田光代（カクタミツヨ）
１９６７年神奈川県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。９０年「幸福な遊戯」で海燕新人文学賞、９６年『まどろむ夜のＵＦＯ』で野間文芸新人賞、９８年『ぼくはきみのおにいさん』で坪田譲治文学賞、『キッドナップ・ツアー』で９９年産経児童出版文化賞フジテレビ賞、２０００年路傍の石文学賞を受賞。０３年『空中庭園』で婦人公論文芸賞、０５年『対岸の彼女』で直木賞、０６年「ロック母」で川端康成文学賞、０７年『八日目の蝉』で中央公論文芸賞、１１年『ツリーハウス』で伊藤整文学賞、１２年『かなたの子』で泉鏡花文学賞、同年『紙の月』で柴田錬三郎賞を受賞（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）

商品レビュー（145件）

総合評価: 4.03

ブックスのレビュー（7件）

レビューを見る（7件） / 書く

長編だけど読みやすい。

chery2974

評価 5.00

投稿日：2014年02月12日

孫息子から親、祖父母世代に至る家族の歴史物語です。
根無し草のような祖父母の生き様、そのような祖父母の元で育った親たち兄弟、そして、無職で何をすればよいのかわからない自分。
戦中、戦後、現代と歴史的事件を背景に、過去と現在が折り重なりながら描かれています。
祖父母が生き延びるために戦争から逃げたことと、孫世代の現実からの逃げは、
意味合いもその重さも違うことを、結果的に祖母は孫に教え示した。
今までの角田作品とは違った趣の本で、なかなか面白かった。

14人が参考になったと回答
(無題)

ｃｈｉｂｉ150

評価 5.00

投稿日：2013年08月23日

壮絶なファミリーヒストリー。読むのをやめることができないほど引き込まれました。

1人が参考になったと回答
読書日記

トキエダ

評価 5.00

投稿日：2022年07月28日

2022年7月22日読了
中篇。意外と面白かった。
大河もの。歴史上の人物では無くて、普通の家族の。
現在と回想が交互に出てきて、最後は階層が現在に追いつくのかなとか思っていたけど、そうじゃなかった。
実在の事件とかが出てくるんだけど、その部分のところだけ、なんか下手だなあとか思った。

0人が参考になったと回答