内容紹介

『ヘッテルとフエーテル』でこれまで隠され続けて金融業界の騙しの手口を白日のもとにさらし、話題をさらったマネー・ヘッタ・チャンの久しぶりの最新刊です。 日本の悲しい因果の歴史を寓話になぞらえながら、衝撃のウソのカラクリを世に問います。 汚染米の背景をあばく「ああ、米の木、米の木よ」、食品偽装によって損害をこうむるブロガーの哀れな末路「おむすびころしん」、国のメタボキャンペーンに踊らされたOLを描く「メタボの上のポニョ」、交通事故にあったにもかかわらず保険金が支払われず窮地に追い込まれた家族の「ウソでたずねて3千万」など全7話を収録。 どれも寓話を装いながらも、リアル感たっぷりの物語です。 これらは怖い現実ですが、目をそらすよりも、まずは知ることが大事。 いつのまにか騙されないための必読の書です！