内容紹介（出版社より）

空間政治学の鮮やかな達成

明治時代にできた皇居前広場は天皇、左翼勢力、占領軍によって、それぞれの目的のために使われた。定点観測で見えてくる日本の近代。

内容紹介（「BOOK」データベースより）

罹災民であふれ返った関東大震災。白馬に乗った天皇が二重橋に登場、国民嗚咽したシンガポール陥落。「血のメーデー事件」ではデモ隊と警察が衝突し、平成に入ってはＹＯＳＨＩＫＩが奉祝曲を奏で、ＥＸＩＬＥが踊ったー。「日本の中心」から浮かび上がる新しい政治思想史。

目次（「BOOK」データベースより）

第１章　皇居前広場とは何か／第２章　「無用の長物」-第１期／第３章　天皇制の儀礼空間としてー第２期／第４章　占領軍・左翼勢力・天皇ー第３期／第５章　空白と復興とー第４期・第５期／第６章　再論・皇居前広場とは何か／補論　田植え歌からＹＯＳＨＩＫＩまでー天皇制と音楽をめぐって

著者情報（「BOOK」データベースより）

原武史（ハラタケシ）
１９６２（昭和３７）年生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業、東京大学大学院博士課程中退。現在、明治学院大学国際学部教授。専門は日本政治思想史。著書に『「民都」大阪対「帝都」東京』（サントリー学芸賞）『大正天皇』（毎日出版文化賞）『滝山コミューン一九七四』（講談社ノンフィクション賞）『昭和天皇』（司馬遼太郎賞）など多数。鉄道にも造詣が深い（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）