内容紹介（「BOOK」データベースより）

古代・中世から絶対王政・フランス革命を経て共和制期にいたるまで、政体の如何を問わず実質的に存続した恩赦。「主権の証」とも見なされるその権利は、各時代の諸勢力とどのような関係を結んでいたのか。法制・思想・実態の三つの視点から恩赦の歴史をトータルに跡づけ、刑罰中心の権力観を刷新する意欲作。

目次（「BOOK」データベースより）

序章　なぜ恩赦のフランス法制史か／第１章　権力の形成と恩赦ー古代ローマから中世へ／第２章　すべての慈悲は王より来る／第３章　衰退する王権とゆさぶられる恩赦／第４章　共和制の成立と恩赦／第５章　政体の変遷と恩赦／終章

著者情報（「BOOK」データベースより）

福田真希（フクダマキ）
１９８５年名古屋市に生まれる。２００８年名古屋大学法学部卒業。２０１３年名古屋大学大学院法学研究科博士後期課程修了。現在、名古屋大学高等研究院／法学研究科特任助教、博士（法学）（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）