商品基本情報
- 発売日: 2010年01月
- 著者/編集: 川端 康成
- 関連作品: 古都
- レーベル: 新潮文庫 かー1-16 新潮文庫
- 出版社: 新潮社
- 発行形態: 文庫
- ページ数: 288p
- ISBNコード: 9784101001210
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【内容情報】(「BOOK」データベースより)
捨子ではあったが京の商家の一人娘として美しく成長した千重子は、祇園祭の夜、自分に瓜二つの村娘苗子に出逢い、胸が騒いだ。二人はふたごだった。互いにひかれあい、懐かしみあいながらも永すぎた環境の違いから一緒には暮すことができない…。古都の深い面影、移ろう四季の景物の中に由緒ある史蹟のかずかずを織り込み、流麗な筆致で描く美しい長編小説。
【著者情報】(「BOOK」データベースより)
川端康成(カワバタヤスナリ)
1899(明治32)年、大阪生れ。東京帝国大学国文学科卒業。一高時代の1918(大正7)年の秋に初めて伊豆へ旅行。以降約10年間にわたり、毎年伊豆湯ケ島に長期滞在する。菊池寛の了解を得て’21年、第六次「新思潮」を発刊。新感覚派作家として独自の文学を貫いた。’68(昭和43)年ノーベル文学賞受賞。’72年4月16日、逗子の仕事部屋で自死(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(180件)
- 総合評価
4.01
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名作といわれる所以
- kamoinu
- 投稿日:2011年10月07日
川端さんのいわゆる「名作」は女性を焼き付けた影のように描いていると思います.
「雪国」の駒子,葉子のように何が実像で何が虚像だか曖昧な境地.
「古都」では京都という歴史ある妖しげな町の魅力とあいまって,女性が一層印象的に描かれていると思います.
女性であることに疲れた方,周りの女性に疲れた方に手に取っていただきたい本です.
何度読んでも色あせない魅力はさすが川端文学.
私は杉林で双子の姉妹が雨宿りをするシーンが好きです.1人が参考になったと回答
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(無題)
- 購入者さん
- 投稿日:2018年06月23日
川端氏が最後にこの作品を描いた経歴を読みこの人は文学の天才なんだろーと思わずにはいられなかった。人間の謙虚さの大切な事自然を愛する心、双子の姉妹の運命、時代の移り変わり、良かった。雪国より好きです。私は!
0人が参考になったと回答
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(無題)
- mimiQUE
- 投稿日:2010年04月26日
川端作品の中でも、文章の美しさが秀逸では?
と思っています。0人が参考になったと回答