人質の経済学
ロレッタ・ナポリオーニ
- | レビューを書く
1,925円(税込)送料無料
この商品が関連するクーポン・キャンペーンがあります(10件)
※エントリー必要の有無や実施期間等の各種詳細条件は、必ず各説明頁でご確認ください。
- 対象者限定!本全品対象!ポイント5倍 書籍おかえりキャンペーン
- 本・雑誌全品対象!条件達成でポイント最大12倍(2024/12/1-12/31)
- 【楽天ラクマ】条件達成で楽天ブックスのお買い物がポイント最大11倍
- 【楽天モバイルご契約者様】条件達成で100万ポイント山分け!
- 【書籍スタンプカード】スタンプ獲得で最大1,000ポイント当たる!
- エントリー&お気に入り新着通知登録で300円OFFクーポン当たる!
- 【楽天Kobo】初めての方!条件達成で楽天ブックス購入分がポイント20倍
- 【楽天市場】対象のエアウィーヴ製品ご購入で3,000ポイント
- 【楽天市場】対象のYA-MAN製品ご購入で2,000ポイント
- 【楽天マガジン】楽天ブックスでのお買い物が全品ポイント10倍に!
商品情報
- 発売日: 2016年12月28日頃
- 著者/編集: ロレッタ・ナポリオーニ(著), 村井 章子(訳), 池上 彰(解説)
- 出版社: 文藝春秋
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 312p
- ISBN: 9784163905808
商品説明
内容紹介(出版社より)
◆トランプ後の世界に必読の一冊◆
「恐ろしい本。
人間が、単なる商品として取引される実態を克明に描く」
解説:池上彰(ジャーナリスト・名城大学教授)
交渉人、誘拐専門の警備会社、囚われた人質、難民らによって明らかになる事実。
・一番金払いが良いのはイタリア政府。
それゆえここ15年ほどの間に大量のイタリア人が誘拐されている
・助けたければ誘拐直後の48時間以内に交渉せよ
・武力による救出の3回に1回は失敗に終わり、人質または救出部隊に死者が出る
・10年前、200万ドル払えばイラクで人質は解放された。
今日ではシリアでの誘拐で1000万ドル以上支払う
・誘拐された外国人は出身国によって、助かる人質と助からない人質に分けられる
・誘拐組織は難民たちの密入国斡旋に手を拡げ、
毎週数万人をヨーロッパの海岸に運び、毎月一億ドル近い利益を上げている
【目次】
■はじめに 誘拐がジハーディスト組織を育てた
二〇〇四年イラクで誘拐された欧米人は二〇〇万ドルの身代金で解放された。
しかし今日ではシリアでの誘拐で一〇〇〇万ドル以上を払うこともある。本書
は、誘拐によりいかにジハーディスト組織が成立し、伸長していったかを描く
■序章 スウェーデンの偽イラク人
二〇〇六年スウェーデンの大学街で、私は「イラク」人に話しかけられた。そ
のイントネーションから彼が「イラク」からの難民ではないこと、北アフリカ
のどこかから来たことはすぐわかった。その男は、誘拐をビジネスにしていた
■第1章 すべての始まり9・11 愛国者法
愛国者法の成立で、金融機関はドル取引を米国政府に報告することになった。
コロンビアの麻薬組織は、ドル決済にかわりユーロ決済を選択。イタリアの犯
罪組織と接触し、ギニアビサウからサハラ砂漠を越え欧州へ入るルートを開拓
■第2章 誘拐は金になる
麻薬密輸ルートはやがて、生身の人間を運ぶようになる。北アフリカでの誘拐
でも、二〇〇四年からイラクで始まった誘拐でも、政府が金を払った。そして
イタリアと日本の政府が支払った身代金は将来の誘拐を助長する結果を生んだ
■第3章 人間密輸へ
サハラ縦断ルートでは誘拐の多発で観光客が途絶えた。そこでジハーディスト
組織が目をつけたのが人間の密輸だ。リビアの海岸からイタリアへボートで渡
るルートが一人一〜二〇〇〇ドル。誘拐よりも儲けが多く、容易なビジネスだ
■第4章 海賊に投資する人々
一年で一〇〇〇人を超す誘拐を繰り返すソマリア海賊は、投資する人々がいて
初めて船を出せる。誘拐が成功すれば、出資者に利益の七五%が還元される。
海賊の取り分は残りの二五%だけだ。ソマ
内容紹介(「BOOK」データベースより)
すべての発端は9・11後にアメリカで成立した愛国者法だった。ドル取引のすべてを金融機関は米政府に届けることになり、コロンビアの麻薬組織は北アフリカのユーロ決済ルートを新たに開拓。運搬役となったイスラム系犯罪組織はやがてそのルートを使い、誘拐に手を染め、そこで手に入れた身代金を元手にジハーディスト組織が誕生する。北アフリカからソマリア、イラク、シリアへと拡がったジハーディスト組織の錬金術。誘拐交渉人、人質、政府高官らに調査して浮かび上がる「テロリズムの経済」。
目次(「BOOK」データベースより)
はじめに 誘拐がジハーディスト組織を育てた/スウェーデンの偽イラク人/すべての始まり9・11愛国者法/誘拐は金になる/人間密輸へ/海賊に投資する人々/密入国斡旋へ/反政府組織という幻想/ある誘拐交渉人の独白/身代金の決定メカニズム〔ほか〕
著者情報(「BOOK」データベースより)
ナポリオーニ,ロレッタ(Napoleoni,Loretta)
1955年ローマ生まれ。歴史上初めてテロリストが国家をつくることに成功するかもしれないとイスラム国に早くから注目。2015年『イスラム国 テロリストが国家をつくる時』(文藝春秋)がベストセラーになり、話題になった。ジョンズ・ホプキンス大学で国際関係と経済学の修士号、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで哲学修士号を取得。ハンガリー国営銀行に勤務し、通貨フォリントの兌換通貨化を達成。マネーロンダリングとテロ組織のファイナンスに関する研究の第一人者であり、PLOやIRAといった国家形態をとるにいたったテロ組織などを研究した『Terror incorporated:tracing the dollars behind the terror networks』(2005)が出世作
村井章子(ムライアキコ)
翻訳家。上智大学文学部卒業
池上彰(イケガミアキラ)
1950年長野県生まれ。慶應義塾大学卒業後、NHK入局。記者やキャスターを歴任し、2005年に退職。以後、フリージャーナリストとして幅広く活動。名城大学教授。東京工業大学特命教授。著書多数。中東には度々取材に入り、その歴史的背景から現在の出来事をわかりやすく伝えている。タブーを恐れない政治家へのインタビューと視聴者目線の解説で、選挙報道に新たな地平を拓いたことが評価され、「池上彰とテレビ東京選挙特番チーム」として2016年菊池寛賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
商品レビュー(15件)
楽天ブックスランキング情報
-
週間ランキング
ランキング情報がありません。
-
日別ランキング
ランキング情報がありません。