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日本論(仮)文字と言葉がつくった国(講談社選書メチエ)[石川九楊]
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日本論 文字と言葉がつくった国 (講談社選書メチエ)
石川 九楊

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商品基本情報

  • 発売日:  2017年10月11日頃
  • 著者/編集:   石川 九楊
  • レーベル:   講談社選書メチエ
  • 出版社:   講談社
  • 発行形態:  全集・双書
  • ページ数:  208p
  • ISBNコード:  9784062586566

商品説明

【内容情報】(出版社より)
「日本語」があって、それを漢字・ひらがな・カタカナで「書く」ということと、「日本語」はなく、あるのは漢字語とひらがな語とカタカナ語、この混合物を「日本語」と呼んでいる、と考えることの違い、この飛躍はなかなか難しい。世界にも希な漢字仮名交じり文という表記法を有し、その下で文化を発展させてきた日本人の意識構造を変えることはできるのか。少なくとも、日本人がいかなる存在であるかを認識することはできるはず。


 この世に日本語と呼べるようなひとつの言語がまずあって、その外側に、これを表記する道具としての文字として、漢字があり、ひらがながあり、カタカナがあるーーといった考えかた。これが大まちがいだと著者は言います。
 それでは、ほんとうはどうだったか。「日本語」というのはなかった。実際にあるのは、漢字語とひらがな語とカタカナ語。三つの言葉があって、これらが入り混じった言語をわれわれは、大まかに日本語と呼んでいるにすぎない。こう考えれば、漢字語がなくならないかぎり漢字はなくなることはなく、ひらがな語がなくならないかぎりひらがなはなくならない。カタカナ語がなくならないかぎりカタカナはなくならない。だから漢字も、ひらがなも、カタカナも、そのまま生きつづけて現在にいたっている。そのしくみがよくわかるはずだというのです。
「日本語」があって、それを漢字・ひらがな・カタカナで「書く」ということと、「日本語」はなく、あるのは漢字語とひらがな語とカタカナ語、この混合物を「日本語」と呼んでいる、というふうに考えることとの違い、この飛躍はなかなかむずかしい。同じことではないかと一般には考えられてしまいそうですが、ほんとうに、なるほどわかったというふうに腑に落ちると、ものを見る見かたがガラッと変わって、いろんなものが今までと違うかたちで見えてきます。
 世界にも希な漢字仮名交じり文という表記法を有し、その下で文化を発展させてきたわれわれの意識構造には何が刻みこまれているのか、変えることはできるのか……。少なくとも、われわれがいかなる存在であるかを認識することはできるはず。「文字と言葉」という観点から和辻哲郎『風土』、九鬼周造『「いき」の構造』、新渡戸稲造『武士道』、鈴木大拙『日本的霊性』、土居健郎『[「甘え」の構造』、ベネディクト『菊と刀』、中根千枝『タテ社会の人間関係』などの日本文化論の名著といわれる書物を読みなおすとき、思いがけない「この国のかたち」が見えてきます。
第一章 国語と文字
第二章 二重構造と雑種性
第三章 分かち書きが示すもの
第四章 花鳥風月と女手
第五章 武士道と禅
第六章 恥と甘えと天皇制

【内容情報】(「BOOK」データベースより)
数多ある日本論のどれもが一面的なのはなぜか?書字と言葉にたいする考察の不徹底がその理由である。漢字、ひらがな、カタカナ。この三種の文字による、非対称の美的感性を抜きにして、この国のかたちを語ることはできない。書家ならではの視点から、明治以来の日本文化論を俎上にのせ、真のわれわれの「自画像」をはじめて提示する!

【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 国語と文字ー誤解された日本語/第2章 二重構造と雑種性ー日本語という混合種/第3章 分かち書きが示すものー日本語のかたち/第4章 花鳥風月と女手ーひらがな語・新しい表現領域の開拓/第5章 武士道と禅ー漢語的文明の変質/第6章 恥と甘えと天皇制ーこの国のかたち

【著者情報】(「BOOK」データベースより)
石川九楊(イシカワキュウヨウ)
1945年福井県生まれ。京都大学法学部卒業。書家。「石川九楊研究室」代表。前京都精華大学教授(現客員教員)。1990年『書の終焉ー近代書史論』(同朋舎出版)でサントリー学芸賞受賞。2002年に『日本書史』(名古屋大学出版会)で毎日出版文化賞、2009年には『近代書史』(同)で大佛次郎賞を受賞。評論家としても活躍。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

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