芸術・無意識・脳 精神の深淵へ:世紀末ウィーンから現代まで
エリック・R・カンデル
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商品情報
- 発売日: 2017年06月28日頃
- 著者/編集: エリック・R・カンデル(著), 須田年生(訳), 須田ゆり(訳)
- 出版社: 九夏社
- 発行形態: 単行本
- ページ数: 592p
- ISBN: 9784909240002
商品説明
内容紹介(出版社より)
「無意識の世界」へと向かった芸術家と科学者たちはこれまでに何を明らかにしてきたのか?
人はなぜ「美醜」や「感情」を感じるのか? そして知覚とは、創造性とは、人の心とは?
現代を代表するノーベル賞受賞神経科学者による、無意識を巡る探究の壮大な百年史。
フロイト、クリムト、ココシュカ、シーレから、リーグル、ゴンブリッチ、ゼキ、ラマチャンドラン、フリス・・・、登場する「無意識の探究」への貢献者は芸術家から多分野の科学者まで550人超。図版も多数掲載。
芸術と自然科学、そして人文科学融合の試み、待望の邦訳。
第1部 精神分析学と無意識の情動を描く芸術
第1章 内面への関心:ウィーン1900年
第2章 深部に隠れている真実の探求:科学に基づく医学の起源
第3章 ツッカーカンドルのサロン:ウィーンの芸術家や作家,科学者の交流
第4章 頭蓋骨内の脳の探究:科学的精神医学の起源
第5章 心と脳の探究:脳の働きに基づく心理学の発展
第6章 脳と切り離した心の探究:力動的心理学の起源
第7章 隠された真意を探る文学:シュニッツラー
第8章 近代女性の性の描写:クリムト
第9章 精神を描く絵画:ココシュカ
第10章 性愛と攻撃性,不安の融合:シーレ
第2部 視覚の認知心理学と絵画に対する情動的反応
第11章 鑑賞者の役割の発見:リーグル,クリス,ゴンブリッチ
第12章 観察による発明:創造的装置としての脳
第13章 20世紀絵画の出現:形と情動の脱構築
第3部 絵画に対する視覚反応の生物学
第14章 脳の画像処理:現実に応じた幻想の創造
第15章 視覚像の脱構築:形の知覚を構成する要素
第16章 見ている世界の再構築:情報処理で成り立つ視覚
第17章 高次の視覚:脳による顔と手,体の知覚
第18章 トップダウン型の情報処理:記憶を使った意味の発見
第19章 情動の脱構築:情動の基本要素の探究
第20章 情動の描写:顔や体,色の利用
第21章 無意識の情動と意識的な感情:身体への影響
第4部 絵画に対する情動反応の生物学
第22章 情動認知のトップダウン型制御:前頭前皮質と扁桃体
第23章 絵画の美醜に対する生物学的反応:進化過程で保存されてきた機能
第24章 鑑賞者の役割:他者の心の中の個人劇場への入場
第25章 鑑賞者の役割の生物学的な基盤:他者の心のモデル化
第26章 脳による情動と共感の制御:トップダウン型とボトムアップ型の調節システム
第5部 進化する芸術と科学の対話
第27章 芸術の普遍性とオーストリア表現主義者:生来的なストーリーテラー
第28章 創造的な脳:端緒についた創造性の研究
第29章 認知的無意識と創造的な脳:多数の並行処理と無意識の利用
第30章 創造性を生む脳回路:右半球の活動
第31章 才能と創造性,脳の発達:失語症とサヴァン,躁鬱病
第32章 自己の理解:芸術と科学の新たな対話
商品レビュー(1件)
- 総合評価
-
原書に比して絵の画質、特に発色が悪すぎる
- 購入者さん
- 投稿日:2022年04月12日
この本、非常に興味があったので原書にするか翻訳本にするか迷ったが、他のレビューを読む限り訳はなかなか面白そうなので、この訳本を買った。届いた本を見て、アレ、図面の色が暗すぎる、これでは例にあげてある絵画のイメージが伝わらないでは無いか?原書もこんな状態なのか? ということで、ランダムハウスのサイトで128ページにわたる原書のサンプル(電子版では無い)を見たところ、とんでもない、原書は非常に良好な発色で、私自身よく知っているウイーンの華やかでありながらもある意味アンニュイな雰囲気をよく伝えている。その絵を見ればベルベレーデ宮殿、その他で見たクリムト、シーレをはじめとして、彼らが居たその19世紀終わりから20世紀初頭にかけてのウイーンの芸術の香り、カンデル氏の思い入れが非常によく伝わってくる。著者がこの本で言いたいことは、視覚を通して神経系・脳に伝わる情報が持つ意味について世紀末ウイーンの絵画を例に用いて表現するということであるので、その例がこのように本来のものとかけ離れた状態では、読みながら著者と感覚を共有できない、つまり、insightという主題の本質が失われるに等しい。思うにこれは訳者の責任では無い。出版社はこれが一種の美術書であるという認識のもとに用紙の選択を行うべきで、印刷所もそのような仕事をしているところを選ぶべきだった。したがって、これから買おうという方(多分このような書を読もうという人はそれほど英語に抵抗は無いと思う。また、Dr. Kandelの英語はある意味非常に読みやすい)は原書を選ぶべきだと思う。原書の彩色そのままの安価な電子書籍もあるので、そちらを選ぶ手もある。
訳自体は原書に忠実な訳を心がけたと訳者あとがきで述べられているが、やはり2人で担当された関係か原文といささか異なる(単語を端折った)ところも散見された。しかしこれらは特に問題となるようなことではなく、最近の翻訳書では優れた部類に入ると言って良い。それ故、この本の本質についての出版社のある意味での無理解は非常に残念である。0人が参考になったと回答
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