この商品に興味がある人は、こんな商品にも興味を持っています。
ページ:{{ currentPage }}/{{ pages }} {% if (currentPage !== 1) { %} (最初に戻る) {% } %}商品説明
【内容情報】(出版社より)
死ぬと最初にたどり着くさびしい場所、それが「たそがれの市」。
自分が死んだと気付かない”大人のおいと”を見かけた少女のおきく。おきくはおいとにまとわりつく幽霊を遮り言う。「お前は元の場所に戻りな」と。神隠しとされていたおきくは、幼馴染のおいとと谷筋でもみ合ううちにーー。たそがれの市でおきくの思いを知ったおいとは……(「第一話 紅の皿」)。ほか、病で先だった母が子を思う深い哀しみを描いた「第二話 涙池」や身分違いの恋と因縁を描いた「第三話 思い出」、津波に流されて命を落とした娘を探し求めて迎えにくる現代の家族との交流の物語「第四話 津波」など。
たそがれの市で、思いを残した死者と生者が交わるとき……生と死という壮大なテーマに向かい合った感動の全十一話。
本書のための描き下ろしも収録。
第一話 紅の皿
第二話 涙池
第三話 思い出
第四話 津波
第五話 片袖衣
第六話 再会
第七話 井筒
第八話 案山子
第九話 馬市
第十話 迎えの舟
第十一話 骨さらい
商品レビュー(6件)
- 総合評価
4.4
-
大人の漫画
- Tinne-Coll
- 投稿日:2017年11月02日
死人の市。そこに来る人達の、物語、短編集。近藤ようこさんって、漫画家さんに人気のある漫画家さん、らしい。すっごく分かる。物語も絵柄も、派手さは全くないけれど、しんみりと、そして、ゆっくりと心に落ちて、沁み入る物語の数々。絵柄についても、「本当の女性の色気」が描ける人だとずっと思っています。線の、なんてやわらかな事。うっとりします。昨今の、やたら賑やかだったり、キャラ重視萌え重視の、なんだかピンピン跳ねまくっている漫画に辟易している人に、是非手にとってもらいたいです。
4人が参考になったと回答
-
(無題)
- 八月朔日
- 投稿日:2017年11月18日
近藤先生の本にはずれはないなというのが私の中でまた更新されました。
シンプルな絵だけれども情感や風情を感じる作品ばかりです。
最近は歴史系やこういった不思議な話が多いのですが、その中にも人間の憎しみ慈悲などがちりばめられています。
最後からふたつめの物語は単行本書下ろしの作品です。
すべての物語がつながっていてまだ見ぬ死後の世界に思いをはせることができる作品だと思います。2人が参考になったと回答
-
素晴らしい!
- 購入者さん
- 投稿日:2019年04月02日
近藤ようこワールド満開で、とても楽しかったです。書店では売っていない作品が読めてたいへん満足です。
0人が参考になったと回答