内容紹介（「BOOK」データベースより）

テルマの生きがいは、十二歳のひとり息子ルイと仕事。このふたつのためだけにわき目もふらず生きてきた。だが、彼女の目の前で起きたルイの交通事故を境に、テルマの築いてきた人生は、音を立てて崩れていく。昏睡状態のルイに残された時間は？母親にできることはあるのか？そして、ルイの部屋で見つけたあるものが、テルマの人生の色を塗り替えていく…。デビュー作にしてフランスのベストセラーに躍り出た、笑いと涙とウィットにあふれる現代小説！

著者情報（「BOOK」データベースより）

サンドレル，ジュリアン（Sandrel,Julien）
１９８０年、南フランスのイエール生まれ。理系に進学し、２００２年にアグロ・パリ大学で工学の学位を取得。その後、パリ第９大学（パリ・ドフィーヌ）でマーケティング戦略の修士号を取得。企業で働きながら作家への道を探り続けた。『ルーム・オブ・ワンダー』がデビュー作。パリ在住

高橋啓（タカハシケイ）
１９５３年、北海道生まれ。翻訳家（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）